二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: めだかボックス 3つの微超越 参照100突破感謝! ( No.13 )
日時: 2012/11/10 07:34
名前: キリキリマイ (ID: 8cTIMUus)

午前の麦茶さん

ありがとうございます^^がんばります。



第七箱

「そういうルール違反はできないように」


「いてて……」

吹き飛ばされたあと、杜若は首を動かしながら宍架に言った。

「おい、こんな仕打ちあるか?」

「安心院さんも言ってた……前途多難」

「いやいや、え?なに?俺、味方からもこんな酷い目にあうの?」

「大丈夫、それは今回で最後……か?」

「Σ最後にクエスチョンマークを付けてんじゃねぇよ!」

キーンコーンカーンコーン

7時を告げるチャイムが鳴った。宍架は頭に!マークを浮かべ、アワアワと慌て始めた。
その様子を見て、杜若は「どうした?とたずねた。

「門限……過ぎた、か」

「……お前ん家、門限あんの?」

「7時」

「……OUTだな」

「……」

涙目になって俯いているところを見ると、宍架の家の親はよほど怖いらしい。
俺には分からんが、多分そういうことなんだろう。

「……ま、今回の指令を一緒に遂行する仲だ」

「……え?」

「”無限の再挑戦インフィニティリターン!”」



キーンコーンカーンコーン

5時を告げるチャイムが鳴った。生徒たちは皆、帰路に着き始めている。

「ほら、俺とお前が今日会った”最初の状態”に戻した」

「早く帰れよ、宍架」

「……」

「杜若先輩……やっぱり、安心院さんが重宝するだけのことありますね……か」

「そんなんじゃない」

「さようなら」

杜若はうーんと背伸びすると、ふと考え付いた。

「これ、俺が一日千秋の消える前のどこか最初の状態まで戻れば、会えるんじゃね?」

何処からか、安心院さんの「そういうルール違反はできないように君のスキルに制限を掛けたから無理だよ」
という声が聞こえた。

「ですよねー」

杜若は肩を落とした。