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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: めだかボックス 3つの微超越 参照100突破感謝! ( No.13 )
- 日時: 2012/11/10 07:34
- 名前: キリキリマイ (ID: 8cTIMUus)
午前の麦茶さん
ありがとうございます^^がんばります。
*
第七箱
「そういうルール違反はできないように」
「いてて……」
吹き飛ばされたあと、杜若は首を動かしながら宍架に言った。
「おい、こんな仕打ちあるか?」
「安心院さんも言ってた……前途多難」
「いやいや、え?なに?俺、味方からもこんな酷い目にあうの?」
「大丈夫、それは今回で最後……か?」
「Σ最後にクエスチョンマークを付けてんじゃねぇよ!」
キーンコーンカーンコーン
7時を告げるチャイムが鳴った。宍架は頭に!マークを浮かべ、アワアワと慌て始めた。
その様子を見て、杜若は「どうした?とたずねた。
「門限……過ぎた、か」
「……お前ん家、門限あんの?」
「7時」
「……OUTだな」
「……」
涙目になって俯いているところを見ると、宍架の家の親はよほど怖いらしい。
俺には分からんが、多分そういうことなんだろう。
「……ま、今回の指令を一緒に遂行する仲だ」
「……え?」
「”無限の再挑戦!”」
*
キーンコーンカーンコーン
5時を告げるチャイムが鳴った。生徒たちは皆、帰路に着き始めている。
「ほら、俺とお前が今日会った”最初の状態”に戻した」
「早く帰れよ、宍架」
「……」
「杜若先輩……やっぱり、安心院さんが重宝するだけのことありますね……か」
「そんなんじゃない」
「さようなら」
杜若はうーんと背伸びすると、ふと考え付いた。
「これ、俺が一日千秋の消える前のどこか最初の状態まで戻れば、会えるんじゃね?」
何処からか、安心院さんの「そういうルール違反はできないように君のスキルに制限を掛けたから無理だよ」
という声が聞こえた。
「ですよねー」
杜若は肩を落とした。
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