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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: めだかボックス 3つの微超越 ( No.4 )
- 日時: 2012/11/04 07:01
- 名前: キリキリマイ (ID: 8cTIMUus)
第三箱
「君には前途多難な運命が待っているからね」
——やぁ、杜若くん。
「……ん?」
「やっほー、安心院さんだよ」
「……おはようございます安心院さん」
「まだ夜の2時だぜ、どちらかといえばこんばんわじゃない?」
安心院さんが夢の中にまで来たって事は……昼間の球磨川先輩が来たことには何か意味があったのか、やっぱり。
「球磨川君がそっちに行ったと思うんだけどさ、用件は聞いた?」
「いえ、球磨川先輩とは体に螺子を螺子込まれた後に蹴り殺したくらいであとは特に」
「そうか、用件を伝えといてくれって言ったのになー球磨川君。
はっはっは、そうかそうか——」
「(怒ってる、怒ってるよ安心院さん。笑顔が怖いよ)」
「聞こえてるよ、夢の中で考えてることが分からないなんておかしいだろう?」
「ですよねー」
杜若がそろそろ用件を聞きたいと思っていた頃、安心院さんが口を開いた。
「君に課す任務は”人探し”だ」
「人探し……ですか」
「水槽学園の生徒でね、何か不穏な動きを見せているんだよ」
「はぁ……」
「だから君は、その人を見つけるだけでいい」
「見つける、だけ?」
「その始末は他の人にやってもらうから」
「いいんですか?」
「その人を見つけ出すまでに、君には前途多難な運命が待っているからね」
「色んな始末をする羽目になるのは決まってるから」
「……(汗」
っておいおい、前途多難って宣告されてやる気が上がんないんだけど。
何これ、俺は探偵か何かか?
「まぁ、というわけでだよ」
「君には期待してるぜ、頑張ってくれたまえ」
「微超越、杜若損気」
——目が覚めた
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