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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: TIGER&BUNNY 2次小説 ( No.11 )
- 日時: 2012/11/14 16:17
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
№2 a fateful encounter.
明るい照明の付くスポーツジムのような場所。そこに、5人程の男女が
集まっていた。
「じゃ、私そろそろ帰るから。」
「あ、ボクもそろそろ帰らなきゃ」
時計を見ながら立ち上がり荷物をまとめ始めたのは、茶髪の女性だ。
そんな彼女を見て、グリーンアイのボーイ少女も立ち上がる。
「お、帰んのか。ブルーローズ、ドラゴンキッド。」
「うん。じゃあね。」
「バ〜イ。」
鞄を肩にかけ、出口に向かう二人。しかし二人がドアを開けるより前に
、一人の女性がドアを開けた。アニエスである。
「タイガー、バーナビー!来て頂戴!!」
「え?俺達?」
「事件ですか?」
彼女の命令発言に、室内の二人の男性が反応する。日本人の男と、白人
の男だ。
「貴方達が十日程前に助けた少女が、目を覚ましたそうよ。」
「「!!」」
その言葉を聞き、二人が大きく目を見開く。
「とにかく来て頂戴。彼女日本人みたいで、貴方がいないと色々ややこ しそうなのよ、タイガー!!」
アニエスは、苛立たしげに髪をかきあげた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コツコツ…コツコツ…カッカッカッ…。
白い照明が照らす廊下に、3人分の足音が響き渡る。
アニエスのハイヒール音が一番響いたが。
「ここよ」
そして、一番端にある病室にたどり着く。「ほら!」
とでも言うように、アニエスは顎で示した。
「ロックは解除したから、早く入って!」
「お、おう……」
失礼しまーす、と二人で病室のドアを開ける。
照明のない薄暗い部屋。電子音だけが響く。
そして、部屋の中心にあるベットの上に、少女が
長い黒髪を流し、呆然と天井を見上げていた。
№2【運命的な出会い】
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