二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒バス 〜輝く日々〜 ( No.10 )
- 日時: 2012/11/08 18:05
- 名前: 雪音 ◆Nq.dcct54. (ID: 6CqIKfIj)
全然OK!むしろよろしく!
私も使うけどいい?
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#2
「お前は・・・」
『ごめんなさい』
「赤司君、僕も悪いんです。いきなり声を掛けたりしてしまって」
『黒子君、いいよ怪我したのは私だし』
「そうだな。お前だな悪いのは。どうするんだマネージャー業までできなくなって」
『できるよ!これくらいの捻挫なんて捻挫のうちに入んないし!』
超痛いのは内緒だ。
さつきに仕事を全部任せる訳にはいかない。・・・ていうか、ドリンクとか心配だし。
「・・・マネージャーの方は心配するな。2軍から1人連れてくる。それより・・・早く直せよ?」
『っはい!』
怖っ!笑っているようで笑ってないよあの人!不機嫌丸出し!
・・・でも、気づいてたのか。私が我慢してること・・・。
なんて、私のテンションが異常に高い夢を見た。
随分と長い夢だったなぁと、起きたらなぜか病院のベットの上だった。
え、なぜに?
「起きたのか」
『赤司・・・なんで私こんなところにいるの』
「高熱出してブッ倒れて、2日間寝てたんだよ。もう熱はないみたいだな」
『そっか・・・迷惑かけてごめん』
「辛い時は言わないとわからないぞ。」
『そうだね。気をつける。』
心配かけちゃったかな、と、窓の外を見た。
まだ外は明るかった。
・・・あれ、珍しい、今日はオフだったのかな。
「今日、中間テストだったんだが」
『・・・え?えぇ!?』
「それを伝えに来た。良かったよ、藍原が起きてくれて。」
明日からよろしく、そう言って病室を出て行った。
『・・・テスト』
いや、別にピンチなわけではない。
ただ、テストが受けられなかったら負け決定だ。
赤司に。
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『先生!テスト受けさせてください!』
「なんだ藍原、入院してたんだから免除だぞ?それに受けなくてもお前なら大丈夫だろ」
『いいえ。受けます。』
今回のテスト、赤司と勝負しているのだ。私が勝ったら赤司を1週間パシリに出来て、私が負けたら1週間赤司のパシリ。
そんなの嫌だ。怖すぎる。
だって何をやらされるかわからないのだ。あの赤司のことだから絶対良くないことに決まってる。
だから勝たないと。・・・今まで一度も勝負事で赤司に勝ったことはないけど。
しかも多分、「明日からよろしく」って、パシリのことだ。
「そこまで言うなら・・・」
絶対・・・勝ちたい。
+++
「で、点数はどうだったんだ?ご苦労なことだな、どうせ負けるくせに」
『う、うるさいな。赤司は何点だったのよ』
「お前が先に言え。」
『・・・・・・・・485点』
「ふっ、493点」
負けた!しかも8点差・・・。
「じゃ、今日からよろしくなパシリ」
『うっ』
腕を組んで、それはもう満面の笑みで(黒い、黒すぎる)、そんな爆弾を落としてくる赤司に、もうこんな勝負はしないと心に決めた。
「とりあえず、男バスのマネージャーな。」
『はぁ!?』