二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: マギ —運命と魔導殺し— ( No.73 )
- 日時: 2012/12/05 19:12
- 名前: 黎 (ID: VXkkD50w)
トーマ・アンダーソニック18歳。
私はとても優しいシンドリア王国の国王様をはじめ、アラジン、アリババ、モルジアナ達の計らいにより、3日前からこの国の食客としていさせてもらえることになりました。
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「〜〜〜〜〜♪」
トーマは上機嫌で鍛錬場通りの廊下をスキップする。
「…だ〜かーらッ!あの子は俺が指導するッ!!トーマちゃんは剣術を使うからそれを鍛えなきゃダメなんだよ!!お前は引っ込んでろ!!魔法バカ!!」
(…あの人は…確か…シャルルカンさん・・・?)
そーッと聞こえてきたシャルルカンの怒号に身を潜め、様子をうかがうトーマ。
もちろん、シャルルカンが言い争っている相手は・・・。
「それはこっちのセリフよ。あの子は攻撃の主体は魔法。だから剣術なんておまけにすぎないわ!むしろ、剣を亡くしたほうが魔法に専念できるわよ!!だからアンタはお払い箱よ!!」
挑発的にいうヤムライハ。
「んだと〜〜〜〜〜!!!」
ギャーギャーと騒がしく取っ組み合いを始めたシャルルカンとヤムライハ。
「お…落ち着いてください!!お二人とも!!」
(というか、この喧嘩って私のせい?)
いろいろと複雑な思いがありながらも、二人の間に入って止めた。
「「トーマちゃん・・・!」」
一瞬驚いた二人だったが、声がそろってしまったという怒りスイッチにまた火が付きまた最初へ戻った。
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「すみませんねトーマ。あのとき、あなたとシンが戦ったときにこの二人があなたの攻撃スタイルにかなり感動してしまっていて。だからあの後、あなたに師匠がいないと聞いて自分がやりたいと言い出して・・・。」
もはや、止めきれなくなってしまったケンカにたまたま立ち寄ったジャーファルとマスルールが喧嘩を止め、説明をしだした。
「そうだったんですか・・・。」
「…この人は下心丸出しですけど。」
と、マスルールはシャルルカンを見ながら言った。
「んなわけねーだろ!!ちゃんとトーマちゃんの剣技に見惚れてだな・・・!」
「・・・そんな危険なものに預けるわけにはいかないわ。さあ、トーマちゃんさっそく修行しましょう。」
「抜け駆けすんなよ魔法バカ!!」
またギャーギャーはけんかを始めた。
「…また始まったスね・・・。」
「おまえら静かにしろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
ジャーファルの怒号により二人は静まった。
(とりあえず、魔法はヤムライハ、剣術はシャルルカンになりました。)