二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マギ —運命と魔導殺し— ( No.79 )
日時: 2012/12/10 19:09
名前: 黎 (ID: VXkkD50w)

—…お前が俺のマスターか?—


…最近夢を見る。
 故郷を破壊されるまでの私の幸せな記憶。
 あのころは、生活するのがやっとの工業村だったけど、村のみんなと協力し合って生きてきた。
 それで・・・。
 それでよかったのに。
 あの火、突然の戦火によって私の大好きなみんなや村が消えた。
 私を除いては。
 だけど、私はちゃんと犯人を見たんだ。
 なぜかその記憶はなくなってしまっている。
 そのころかな・・・。
 ゼロにあったのは・・・。












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「トーマちゃん!!服!服かいに行こう?!」
「服ですか?」
 きょとん、としながら自分より体が小さい七人将の1人、ピスティにせがまれていた。
「ダッテトーマちゃんまともな私服ないでしょ!?女の子なんだからちゃんとオシャレしなきゃ!!」
「無理です!!私ヤムライハさんみたいに美人じゃないですし!!」
「トーマは美少女じゃん!!後敬語禁止!!歳近いんだから!!」
「は…は…じゃなくてうん・・・。」
 ムギュッとピスティに頬をつねられながらトーマは言った。
「というわけでトーマ連れてきまーす!!」
 ピスティはそういって近くにいたジャーファルに言った。
「あなたは金を無駄に使いすぎです!!…後でトーマに聞きますからね。」
「これはトーマのだもーん!!」
 と、舌を出してピスティは言った。
「じゃあ、行こう!」
「うん!」
 そう言って2人は市場に行った。









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 場所は変わって煌帝国。
 奴らはかなり深刻なことになっていた。
 創作の円卓会議を行っていた。
「私のつm…じゃなく、トーマさんが行方不明になりました!今、捜索を行っています。」
「おまえ今妻って・・・。」
「で〜?なんか情報見つかったわけ〜?明兄?」
 紅明の言葉に不機嫌になったジュダルを紅覇が口を押える。
「・・・いいえ。むしろもうこの国からはもういないんじゃないかというものも・・・。」
「いやよぉ!!トーマがいないと私…!私・・・!」
「姫様・・・。」
 おいおい泣き始めてしまった紅玉に夏黄文が駆け寄る。
「…案外シンドリア王国にいたりして・・・。」
 白龍はボソッとつぶやく。
「…いや、さすがにそれはねーだろ。俺はそこから攫ったんだぜ?」
「…そうですか。」
「残念ですね。せっかく私が作った料理を食べさせたかったのに・・・。」
「姉上ええええええええええええええええええええええ!!!」
 いつの間にか白瑛が持ってきた料理に白龍は噴出した。