二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 新世紀エヴァンゲリオン序≪ベストFriends≫誰か来て!! ( No.15 )
- 日時: 2012/12/03 20:23
- 名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)
第伍話
気持ちが和いだ。ということは一度もない。
親ってなんだ。と思う。
友達ってなんだ。
親友ってなんだ。
一度でいいから体験してみたい。
俺って孤独で孤立していきたいわけでもないが訳も分からず孤独である。探し求めたい。声を。音を。光を。
シンジは何気なくコンクリートで覆われた道をつかつかと歩む。
孤独って楽しくないよね。だからこんなに楽しくない。
自分に言い聞かせても何も変化がない。日常茶飯事だ。
なにか起こらないのか。刺激的な毎日を送りたい。
そして常に毎日苛められる。ネルフに通う。
つまらない。
天才は楽しいひと時を送るんだろうな。
想像した。
「シンジ君。ぼけっとしてないで新しいチームメイト的な子が来たんだから。ほら・・・・っていない!」
「ははは・・・。」
軽く笑ったシンジ。
「おかしいわね。」
「大丈夫ですよ。僕が見つけときますから。」
こうして、僕はずっと居座っていた。外の景色なんか見れない。見えるのは相棒の初号機だけ。
「シンジ。直ちにプラグスーツを着用しリフトオンを急げ。使徒を辺撃する。繰り返す。」
警報が鳴らないのに早いな。東京市の軍事機器が使えないからか。
プラグスーツを着たり余裕着々と準備を進めると初号機を見つめた。
「EVA初号機リフトオン!」
激しい圧力にも慣れた。
国士無双のように倒そう。とおもった。
かかってこい。
使徒って動き方がエロい。
シンジは両手のレバーを一気に下げ初号機は疾風の如くのように走る。
今日の使徒は丸型をして仮面のようなものがある。
「うぅ!」
今日の使徒は相変わらず強い。
重圧に耐えられない。
筋肉が破裂しそうなほど痛い。
「くくく・・・。」
脚で上げようとするが左右から手が伸びて足も抑えられる。
身動きが取れない。
「使徒の弱点は全て腹部の周辺にあり。わかる?」
聞きなれない声がコクピットの中に響き渡る。
そして後方から黒いEVAの見たこともないものが使徒の手など両手で握りしめ破壊した。
「まずいわ!シンジ君!活動限界が!」
「それを言われちゃあおしまいだ。EVAは使徒を素早く撃退、抹殺する。それが僕たちの役目。」
使徒は一瞬にしてなぎ倒された。
後は中のコアさえ破壊すれば大丈夫だ。
知らぬ間に屋上にいた。
「大丈夫か。目が覚めたかい。」
左隣にいる少年が声をかけた。
綾波と違って青い目を輝かす。
「君は、途中で意識を失ったからそのまま運んできてやったのさ。」
「これは、僕の普段着。ってことは」
「プラグスーツも着替えさせたよ。」
「え・・・・?」
シンジは驚いた顔で疑っている。
「僕は一流のネルフのパイロットだ。裸を見ないで着替えさせることなんて簡単すぎる。・・・・・・少し見たけどw」
笑みがこぼれた。
シンジは仕方なく笑うしかなかった。
「申し忘れたけど。俺は藍原。詳しくは藍原・ジェイデン・クロノス。
異国の血が混ざった国際家系。 ゼロチルドレン。EVA∞号機専属パイロット兼副指令官アメリカ支部。宜しく。」
「え!?遂に会えた。 天才だぁ!!!」
シンジは天に向かって叫んだ。