二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ≪ベストFriends≫ ( No.7 )
日時: 2012/12/03 20:20
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

第参話  

碇・・・。シンジ・・・。レイ・・・。違うよ。シンジ・・・。碇シンジ・・・。碇レイ・・・? 綾波?  綾波レイ・・・・?

「はっ」
シンジはベットから汗を流したまま起きた。
しばらく辺りを見回した。
「ここ。どこ?」
「病室。」
「うわっ!」
シンジは左隣にいる少女に気付いた。
包帯で右耳を隠している。
「君はさっきの・・・。っていうかずっとここに居たの?」
彼女は頷いた。
「確か・・・。僕は・・・。」
「碇シンジはリフトオンした直後に第3の使徒に右胸部を直撃。パイロットは意識不明。301病室にて1日間熟睡。その後起床。」
彼女の説明は明確だった。

さっきのは夢だったのか・・・。
シンジは思った。
「回復したんならさっさと葛城さんのところへ。」
「呼ばれてんの?」
彼女は病室の出入り口を差しながら頷いた。
シンジは身支度を熟し出入り口へ向かった。
「あ、君。名前は。」
彼女は瞬きをした。
「綾波・・・。綾波レイ。第3新東京市立第壱中学校2年A組」
「学校同じなのか・・・。じゃあまた。」
シンジは手を振りながら病室を後にした。
綾波は手を見つめた。


「シンジくーん!戻ってきた。相変わらずよね。」
少し見下している。
「は、はぁ。」
「まあ。シンジ君が戻ったことだし。ただし2度目の失敗は許さないわよ。」
「は、はい。」
「そういえば、あたしがシンジ君の保護者に任命されたから今日からあたしの家に同居よ。」
シンジは察知した。
正夢だ。
そして家に着いた。

「お邪魔します。」
そそくさ入った。
「今日から自分のうちなんだから只今ぐらい言いなさいよ。」
シンジの肩を叩いたミサト。
「た、只今。」
シンジはそそくさ中に入った。
その視線の先にはニートのようなカップヌードルやビール缶がそのままテーブルに放置したままであり、また洗面台には食器があふれかえっている。
ミサトは買ってきた夕食を置く為に空き缶やカップヌードルの箱を横に掃い置いた。
「さあ。食べましょう。ディナータイム。」
シンジは少し不安になった。
「風呂も沸いてるから入ってもいいよ。」
ミサトの言葉に反するわけにはいかないので支度をした。
「ぷっは〜!最高。」
ミサトは缶ビールを飲んだ後テーブルに拳を叩きつけるようにおいた。
「ぎゃあ!ミサトさんあれあれあれ!・・・ん?」
「それはペンペンよ。」
「家のペットにペンギンなんてありなんですか?」
「そりゃあ。シンジ君が生まれる前にはいっぱいいたからね。」
ミサトは缶ビールを手にしまた飲んだ。
そしてまた缶ビールを置いた。
「それより大事な部分を隠したらどう?」
「え?」
シンジは自分の裸体の真下を見た。
「あっ!」
シンジの顔は赤くなり股間部分を隠しカニのように隠れて行った。

シンジは風呂から出た後テーブルにゆっくり座った。
「シンジ君。知ってる?」
向かいにいるミサトが声をかけた。
「ほかにもネルフはあるのよ。」
「そうなんですか。」
「ネルフはロシア支部やアメリカ支部。など沢山存在するのよ。」
「そのほかにも凄いパイロットがいるということですか?」
「当たり前よそうしたら地球は滅亡よ。」
呆れた顔で言った。
「うちパイロットには綾波レイ。がいるの。」
「知っています。」
「へぇ。もうお友達できたの。」
ミサトは感心した。
「だからシンジ君も凄腕パイロットの一員にならないと明日はないわよ。」
少し口調を変えた。
「俺もまだまだですね。」
こうして寝床に着いたシンジは天井を見て何かを考えた。


第壱話  ヲワリ