二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: スケットダンス&トリコ“スピリット” ( No.5 )
- 日時: 2012/11/22 16:27
- 名前: 林檎姫 (ID: ZsN0i3fl)
弐羽 ヘンテコトリオ結成?
グルメ歴 500年 場所 闘技場 時間 1:27
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
闘技場は今日も沢山の観客の熱気で盛り上がっている。
前来た時もすごかったけど、ここはいつもこんな感じなのかな??
こうゆう所苦手だな…あんまり来たくないな…。
「あ、トリコだしー!」
声がした方を見てみると、とびっきりの笑顔で手を振るリンと昼間から酒を飲むマンサムが居た。
「よ、リン!って所長はまた昼間から酒飲んでんのかよ…」
「ん?今ハンサムつった?」
「言ってねぇーよ。」
みんなでお約束のツッコミをした。
「で、話ってなんだよ?」
実はトリコと小松は大事な話があるとマンサムに呼ばれて、来たのだった。
たぶんいや100%やっかいごとだと思ったが、とりあえず来た。
「む、実はな…」
急に真面目な顔になる。
『ゴクリッ』
どんなめんどう事を押し付けて来るのかと、唾を飲んだ。
「話と言うのは、ユキの事なんだ」
「はぁ?ユキ?」
「ハゲ!ユキがなんだって言うし!」
「えっ?今ハンサムって言った?」
「言ってねぇーし!」
ユキさん…さっき会ったココさんの義理妹さんだよね…。
会ったばかりで何も知らないけど…何かあったのかな? …何か
「もったいぶらずに教えろよ」
「トリコたちに頼んでいいのか…うーん」
マンサムは無いツルツルの頭を抱えて考え込む。
「…ハゲ。ここからは私が言う」
「あ…」
また何処から突然スッと現れたユキ(ユキヒメ)
先程あった作業着姿とは違って、キュロットの上に赤いポンチョを羽織っていた。
髪の色も赤色、ボンチョも赤色……白いはだと青色の瞳が凄く目立つ…。
「今ハンサムって(ユ「言ってない」
「……」
最後まで言っていないのに終わらせられて、落ち込むマンサムを横目でチラッと見た後、トリコを見る。
「…え?」
一瞬、目があったような気がしたけど…気のせいだったのかな?
「用件だけ言う。トリコ、貴様の旅に私を同行させろ」
「いいが急にどうした?」
少し沈黙があった後、仕方がない、嫌々そうな表情で
「……おじいちゃんの命令だ」
「親父が?」
「とにかくこれは決まった事だ」
ユキは淡々と言いたいことだけ言うと立ち去った。
だが去るさい、小松とすれ違いざまに小声で
「“フイヌ”……邪魔だけはするな」
と言い残していった。
小松にはこの言葉の意味が分からなかった。
フイヌって何のことだろう?
それに邪魔って!…僕は—
「所長、話ってさっきの事か?」
「ああ、会長がそろそろユキも世界を見に行くのにいい頃だとな」
「そうか…あいつも今年で18歳だしな」
「でもまだユキは子供だし!超心配だし〜
トリコに恋しちゃうんじゃないかって〜
あ、でもユキは優しい良い子だから、トリコにリンは素敵な人だよって言ってくれるかもぉ〜♪
そんでトリコがアタシが大人のオ・ン・ナだってわかって〜キャ〜」
「なんだ…あれ…」
リンは誰にも相手にされずに一人悲しくもんもんとしているのであった。
xxxxx
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アンタは—
全てを忘れていても—
私の邪魔をするんだ—
わかったじゃあ—
スベテヲコワスダケダヨ——