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Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 超獣大戦編  ( No.3 )
日時: 2012/12/02 17:59
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

第一部 パラレルワールド編

「とうとう追いつめたぜ!【悪魔聖霊 アウゼス】!」

 シントは、単独であるリアルカードの捕獲に挑んでいた。その名は、
アウゼス。凶悪な効果を持つ、最強の悪魔聖霊だ。デッキタイプを連ドラにこの間変更したばかりのシントにとって、絶好のカモだった。もちろん、鬼ビルダー『轟』は入っていないが。強力なドラゴンを大量に入れてある為に、速攻が可能なのだ。

『この私が追いつめられるとは・・・。リアルカード使い。あっぱれだ。』
「今日は持ってきていないんだけど・・・。」

 とっととカードに、してやろうとシントが構えた時だった。ガラガラガラ・・・。急に大地が割れ、割れ目からは紫色のオーラが吹き出ている。シントはとっさに叫んだ。

「な、何だァ!?」

『グアアアアアア!!』

 既にアウゼスは、割れ目に飲み込まれてしまった。そして気づけばシントの目の前には、見たこともない服装の男が立っていた。

「くたばり損ないの人間め。まだいたのか。」

 シントは男の意味深な言葉を聞き、カチンと来た。

「誰がくたばり損ないだ!そして今の言葉!お前、普通の人間じゃないな!」
「その通り!」

 男はそういった。

「俺の名はディオン!古代民族、タイタニス人の戦士だ!」
「タイタニス人?何なんだそれ!?」
「とにかく、貴様も地獄送りだ!りゃあああ!!」

 ディオンは、巨大な渦を作り出し、シントに投げつけた。

「ぐああああああ!!」

 シントは朦朧とする意識の中で闇に包まれていった・・・。