二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 超獣大戦編  ( No.6 )
日時: 2012/12/02 21:29
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

 3ターン目。俺のターンだ。

「2マナで、【フェアリー・ライフ】!マナ加速だ!ターンエンド!」

 よーし、俺の手札には【コッコ・ルピア】と【偽りの名 バルガ・ラゴン】、【ガイアール・アクセル】!このままで行けば、コンボ完成だ!

「【パクリオ】召喚。効果で手札からコッコ・ルピアをシールドに。」
「え?あぁー!何て事をするんだ!」
「これで、コスト軽減するクリーチャーはいない。戦意喪失か?」

 まずい・・・。本格的にまずい・・。ここは、

「【スピア・ルピア】召喚!こいつはこのデッキのサーチ役であり、サポート役だ!」

 スピア・ルピアは、破壊されることでその力を発揮する。まずは、こいつさえ残しておけば、後のゲームを有利に進められる。

「俺のターン。【エメラル】を召喚。効果でシールドのカードを入れ替える。ターンエンドだ。」

 しこまれたか。だが!

「俺のターン!3マナで【コッコ・ルピア】召喚!スピアで、パクリオと相打ちに!効果で、山札から【超速リベンジ・ドラゴン】を手札に!」

 次のターンから反撃開始だ!とりあえず、バルガを出せば大丈夫だ!

「俺のターン。3マナで、【ジャバン】召喚。効果で山札から【ジャバン】を手札に持ってこれる。」
「手札が増えた!?無闇に動けない!だけどっ、俺のターン!動かなきゃ勝てないだろうが!【偽りの名 バルガ・ラゴン】召喚!」

 こいつが居れば、勝てる!アタック・トリガーで、ドラゴンを呼べるんだ!

「俺のターン。【スペル・セブ・パーロック】召喚。ターンエンド。」

 エイリアン?だけど、カンケーねーだろ!!

「小細工はもうやめだ!【ガイアール・アクセル】召喚!バルガで攻撃!効果で、【翔竜提督 ザークピッチ】を召喚!効果で、山札から3枚を見せて、その中からファイアー・バードかアーマード・ドラゴンを手札に!」

 よし、【闘龍鬼 ジャック・ライドウ】、【エコ・アイニー】、【超竜バジュラ・セカンド】!そうそう、アウゼスと対峙したときリアルカードは持ってきてないって言ったけど、本当は持ってきてたのさ!バジュラ・セカンドをね!この間、手に入れてて良かったぜ!

「次のターン、バジュラ・セカンドに進化だ!」

「俺のターン。スペース・チャージ光発動。呪文のコストは2下がる。
呪文、【クリスタル・シンフォニー】!俺のマナを2倍する!5マナで
【スーパーハッカー・サイバークーン】召喚!効果で、エメラル、ジャバン、パーロックを破壊し、【サイバー・G・ホーガン】召喚!効果で
激流連鎖!【サイバー・J・シン】、【サイバーX・ザナドゥ】召喚!」
「嘘だろぉ!」

 巨大なサイバー・コマンドが3体も!

「さらに、ザナドゥの効果で、ザークピッチを山札の一番下に!シンの効果で、進化以外のサイバーロード2体をバトルゾーンに。【トロン】と、サイバークーン召喚!サイバークーン2体と、トロンを犠牲に、【サイバー・G・ホーガン】召喚!激流連鎖で、さらに、ホーガンを2体!効果で、さらにクリーチャーを呼び、サイバークーン召喚!効果で・・・。」
「何をするつもりなんだ!」
「【サイバー・J・イレブン】召喚!ターン終了。」

 まずい・・・。次のターンで確実に負ける!

「俺のターン・・・。終了・・・。」

 俺はもう勝負を投げ出していた。

「終わったな。12マナで、【パクリオ】を3体、【アクア・インターン】を3体召喚。俺の勝利だ。」

 ヤツのクリーチャーは11体。イレブンの効果でエクストラウィンが決まった。

「くっそぉ・・・!負けた・・・!」
「貴様の敗北だ。だが、教えてやろう。この世界にはデュエル・マスターズが存在しない。」
「何だと!?」

 俺は驚いて叫んだ。

「だが、貴様は危険だ。この世界に閉じこめてやろうと思ったが、代わりに超次元空間に閉じこめてやる。永遠にな!」
「何だとぉ・・・。」

 もう俺は抵抗しなかった。そのまま開かれた空間に、飲み込まれていったんだ。最後の希望で自分のデッキを投げて。

(視点戻す)


「なんだコレは?」

 少年がデッキを手にするとき・・・。


「見たこと無いカードだな・・・。」


 存在するはずの無かったモノを手にするとき・・・。


 少年の人生は動き始める・・・。