二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 超獣大戦編  ( No.19 )
日時: 2012/12/16 12:50
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)


「こいつは、言っておくが進化の寸前だ。」
「何だって!どういう事だフジ!」

 リアルカードは、デュエリストと共闘することで、稀にカード自体が
上位種に進化することがある。ゲームでの進化とはまた違う。トーゼン
だ。

「こいつをもう一人のお前・・・。そう!バンダナしてない方!お前に
託す!バジュラを扱えたお前なら出来るだろ?」
「あ、ありがとう!」

 俺が欲しかったなァ。ま、俺には闇エンジェルデッキがあるからな。
にしても・・・。

「俺には・・・。」
「ああ、実はな。お前にもリアルカードを用意しているぜ。これ。」
「おおサンキュー!・・・これって。」

 聖霊王アルカディアス。何でやねんと突っ込みたくなる。俺のデッキ
は闇中心なんだから、全プレイヤーの光以外の呪文を封じるアルカディアスは、デッキの中心呪文、ウェディング・ゲートも封じてしまう。嫌がらせのつもりかと言いたくなった。

「フジ。これは・・・。」
「聖霊王アルカディアスですが?」

 うざっ!敬語の上に開き直った!俺はもう切れた。

「開き直るんじゃねえええええ!嫌がらせか!ボケッ!」
「まあまあ、シント。こいつも進化の寸前。そして、とてつもない闇の
エネルギーを感じる。」
「は?」
「要は、闇の天使に進化するってこった。」
「へ?それなら喜んでもらうぜ!サンキューな!とりあえずデッキに入れておこう・・・・。やっちまったぁー!進化するまで入れたらダメじゃんか!」

 その時だ。空間が裂け、中から二人の男が現れた。

「この世界の無頼シントと、武闘フジはいるな!」
「貴様らを抹殺するように頼まれているのだ。」

 こいつら・・・。タイタニス人かっ!

「何のようだ?って聞くまでもないな。俺達の抹殺だろ?お仲間の敵討ちですか?わりーけど俺、用が・・・。」
「そんな理由で逃がすわけがないだろう。武闘フジ。」

 逃げようとしただろ、こいつ。ここは、フジとタッグで倒すしかない!

「どうするんだ!」
「いいか、もう一人の俺。この俺に不可能は無い!」
「過信するなー!」

 敵がデッキケースを構えた。やるしかないな!

「行くぞフジ!」
「分かっている!」

「「「「デュエマ・スタート!!!!」」」」