二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 超獣大戦編 ( No.26 )
- 日時: 2012/12/22 23:50
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
第三部 地底帝国の真実
(シント視点)
武闘ビルにて。
「クラウレ、教えてくれ。奴らは何故俺らを抹殺しようとした!?」
「良いだろう。こうなれば、お前達に寝返ったも同然だ。何故、こんな事になったのか。それは1月前・・・・。」
(回想:地底帝国タイタニス)
今日、ここで重大な会議が開かれた。それは、この地底帝国がもうすぐ崩れ、国民全員が生き埋めになってしまうとのことだった。先祖が有り余る科学力で築いたこの帝国も、人口太陽も、全部パーになってしまう。
「どうするんですか。これは我々の種族の存亡がかかっているのですぞ!」
「どうにかならないのですか!」
その会議に俺も出席していた。
「静粛に!皇子、貴方から意見は?」
「・・・・・・・。」
まあ、俺と口のきける立場じゃ無いんだがな。すると、兵士隊長のクルークが言ったんだ。
「これを機会に、地上進出を試みては?」
「確かに!この際だ。目障りな人間共をパラレルワールドから消してしまおう!あの、ディオンという男が居たな。アイツに頼もうではないか!」
(回想終わり)
「と、このまま決まってしまったわけだ。しかし、パラレルワールドの
制圧が失敗したため、邪魔なお前達を駆逐させようとしたんだ。国民の多くは人間を良く思っていない。そこでだ。俺を、仲間に入れてくれ!」
俺の答えは決まっていた。
「もちろん、断るわけ無いだろ?大歓迎だぜ!」
「おい、いいのかシント!」
「ああフジ。頼もしいからな。だけど、この日本でクラウレって名乗るのはな・・・・。」
これが問題だ。とりあえず、名前を聞かれたときに、クラウレと名乗ると、不法入国扱いになってしまう。が、
「シント。心配ない。ちゃんと偽名は持ってる。日本用の。」
「マジか!教えてくれ!」
「蔵宇レイ。」
「クラウ・・・何て!?そのまんまじゃねーか!あほすぎるだろ!」
もう一人の俺がなだめる。
「まあまあ、問題はスルーできたし。」
確かに。と、その時だった。
「わわわ・・・!地震だ!隠れろ!」
急に強い揺れが来た。これは・・・!
「明らかに普通の地震じゃない。これは・・・。」
「フジ、リアルカードだろ!とりあえず、外に行くぞ!」
不規則な揺れ。これは建物、いや周辺の地盤が揺れて居るんだ!そして、その揺れの中心に居たのは・・・。
「み、水澤!?」
紛れもなく水澤だった。