二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 超獣大戦編  ( No.34 )
日時: 2013/01/18 07:08
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)


 水澤と、使用切り札の【クリスタル・ランサー】が加わった戦線は、速く片付いた。

「お、終わったなぁ・・・・。」
「何とか、イヤリングの排除は完了したが・・・。まだ何か引っかかる。」
「そうですね・・・。」

 その時!空中から轟音が。

「うわあああ!!!なんだあれは!」
「空中要塞・チャクラブラスター。皇子が開発していた、兵器さ。まさか本当に完成しているとはね・・・。」

 レイも驚いていた。

「なあ・・・。あの要塞砲が放たれたら、どうなるんだ?」
「熱線が当たりを焼き尽くし、炭と化す。」
「こわっ!恐ろしいな!」

 まずいことになった。このままでは本当に人類滅亡だ。そもそも、アトランティス大陸が存在していたなんて・・・。よし、ここは・・・。

「乗り込むぞ。」
「「「へ?」」」
「リアルカードで、チャクラブラスターに乗り込みコントロールを取る。」

 正直、考案者の俺でも無謀だと思った。だが、これしか方法は無い。

「やるしかねえようだな。・・・あれは!」

 再びクリーチャーの群れ。これではキリがない。

「水澤!フジ!お前らはイヤリングの排除を行え!俺達が向かう!」
「了解ッ!」

 そして、デス・アルカディアに飛び乗った俺と、バジュラに乗ったもう一人の俺とヤーラ・セ・ナイスにつかまったレイがチャクラブラスターに向かった。数10分後。

「空を飛ぶ俺達が、ここで誰かに狙われたら・・・。まずいよな。」
「まあな。だが、着いたぞ。」

 その時、中から衛兵が現れた。

「侵入者め!いまやっつけてやる!リアルカード、【鬼神!ヴァルボーグなう】!」
「それで勝てるわけ、ねーだろ!」

 バジュラが、圧倒的パワーで捻り伏せた。衛兵は、驚いて逃げてしまった。

「さあここが、チャクラブラスターの内部か・・・。」

 その時、冷たい声が流れた。

「よく来たね。」
「「「!!」」」
「皇子・・・。」

 こいつがタイタニス人の皇子なのか!?

「そうさ、私がタイタニス人の皇子、セツだ。歓迎してやるよ。これでね!」
「デッキケース!?まずいことになったな・・・・。デュエマしろと言うことか!」
「俺達は左右のコントロールポッドに向かう!シント!君は皇子の相手をしてくれ!あ、この世界のシントね。」

 と言って、他の2人は左右に分かれていってしまった。

「私の目的は、人類を排除し、再びタイタニスの世の中にすることだ!」
「もっと別の方法があるはずだ!」

「「デュエマ・スタート!!」」

(もう一人のシント視点)

 一方、俺は右のコントロールポッドに向かっていた。

「確か、ここの通路の突き当たりって言ってたな。」
「ちょっと待つでやんす。」
「!!大臣か・・・。」
「通すわけには行かないでやんす。」

「「デュエマ・スタート!」」

(レイ視点)

 一方の俺は、かつての相棒、ベルムと対峙していた。

「相棒・・・。あえてこういう。人間は決して愚かな種族ではないのだ!」
「そうは行くか裏切り者め!」
「くっ・・・。」

「「デュエマ・スタート!!」」