二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ☆。・ グルミンの夢 ・。☆ ( No.239 )
日時: 2008/06/18 22:37
名前: 七香 ◆qZUCpA/gIM (ID: 6oBlKSV1)
参照: 「☆。・ グルミンの夢 ・。☆」「+妖界ナビ・リア 〜妖怪とリアの戦い〜+」書いてます!!

○第33話○   ルーシーの行方


係員の人が言った。

「えー、色々ありまして・・次の歌審査が最終審査とします!」

歌が・・・・最終?

あっ! ちょっとラッキー♪

「ねっ、これで最後だもん、頑張ろうね、ルーシ・・」

ルーシーは、どこにもいなかった。

「・・・・ルーシー・・どこ?」

もしかして・・・帰っちゃった!?

「すみません! ちょっとトイレ!」

「あれっ・・グルミンさん?」

係員の言葉を聞くこともなく、外へ出て行った。


その時、足が突っかかって、転んじゃった。

「いったぁ・・・・」

少し、ねんざをしてしまった足を引きずりながら、外を見渡した。

もしかして・・

予感的中! ルーシーは、タクシーに乗る寸前だった。

「ルーシー・・どこ行くの?」

ルーシーを呼び止めるアタイ。

「・・・・やはり私、女優なんて無理・・」

「あのねっ! 今までの歌審査、嘘だったの!」

とにかく、いままでの事をルーシーに伝えた。

「ねっ? 戻ろう、ルーシー」

「エレフィンさんが・・私は・・女優似合わないって・・」

エ・・・エレフィン!!???

「ルーシーさ、エレフィンの言葉を本気にしてるの!?」

「・・グルミンさんが住んでるあおぞら村、いつか遊びに来ますから」









ブロロロロ————・・・・・









「ルーシー! お願いだから、一緒に審査受けようよ・・!」

ルーシーの乗ったタクシーは、遠くに行ってしまった。

ルーシー・・・・・

エレフィンの言葉なんかで、あきらめちゃったの?



見上げれば、青空が曇っていた。

アタイも今、こんな感じなのかな・・・・・・・?