二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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REBORN 胡蝶ハ空ヲ舞ウ
日時: 2010/01/11 12:49
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)
参照: http://罪に溺れた私はもう戻れない…

初めまして!!
初めましてじゃない方もこんばんは!!
ここはオリキャラありの小説ですww


注意事項

1.オリキャラありとかふざけんな!!

2.荒らしです☆

3.リボーンって何?

4.アリスが嫌い☆


以上が当てはまる方は今すぐ戻るボタンを押しましょう!!

では以上のことが分かってくれる方は本編へGO!!


そしてこれは前のURLです↓

胡蝶ハ空ヲ舞ウ
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15171

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Re: REBORN 胡蝶ハ空ヲ舞ウ ( No.1 )
日時: 2010/01/11 12:55
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)
参照: http://罪に溺れた私はもう戻れない…

第五夜 襲撃後


数分後。
辺りは血の海と化した。
屍が転がり、息をしている者は一人もいない。


「夜ってば殺り過ぎだよ!!」

「黙れ…私だって我慢してたんだ。この平和過ぎてつまらないこの町にな…」


夜はふと辺りを見つめた。
静まり返っている住宅街。
最初外に出た時と同じ状況…そして同じ情景。
違う所を挙げるとすれば血の海が出来ている所だろう。
夜はポケットから携帯を取り出した。


「あれ?“始末屋”に頼むの?」

「嗚呼。今無駄に騒ぎを起こせば向こうが警戒する。出来るだけ気付かれない方が楽だ」


そう言って夜は携帯を開いた。
慣れた手付きでボタンを押すと耳に当てた。
そして、話し出す。
どうやら繋がった様だ。


「…すまない。夜遅くに」

『良いよ良いよ。君達から連絡が来る時は大概グロい死体ばっかで僕も満足してるからねェ』

「…仕事を頼みたい。“始末屋”」

『分かってるよォ』

「今回は日本で、東京の並盛町と言う所だ。遠くて悪いが…」


少しの間が開く。
夜が首を傾げた。


「…“始末屋”?」

『あァ…ゴメンねェ…明日までに仕事すれば良いんだよねェ?』

「勿論だ。よろしく頼む」

『分かったァ…じゃあバイバイ』

「嗚呼…」


電話が途切れた。

ちなみに“始末屋”とは夜と闇が愛用している死体を回収してくれる人物である。
仕事で死体を回収するものの本人は死体愛好家である為趣味でもある。
顔や性格。
無論声も電話でしか聞いたことはない故、本性は一切不明である。
正直性別も分からない。


「いっつも“始末屋”には苦労になるよね…」

「あいつどれだけ夜だろうが電話が繋がるんだ。一体何時寝てるのやら…」


二人は首を傾げた。
闇は少し苦笑いを浮かばせた。
夜は闇を放って家に入った。
空に浮かぶ月は赤く、赤く染まっていた——…。

Re: REBORN 胡蝶ハ空ヲ舞ウ ( No.2 )
日時: 2010/01/11 12:56
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)
参照: http://罪に溺れた私はもう戻れない…

第六夜 登校


次の日。
夜と闇は一緒に登校した。
少し早めに来いと校長に言われた為少し早いが。
夜が眠そうに大きなあくびをした。
闇もつられてあくびをする。


「…なかなか制服も良いな」


昨日買ったばかりで新品の制服。
それを見つめ夜は呟いた。
闇も新品の制服…の筈だったのだが朝ご飯を食べている最中に醤油を零し、染みが残っている。


「俺のだけ…」

「闇が零すから悪いんだろう?急ぐぞ」


しょげる闇を放って夜は歩き出した。
闇も夜を追って歩き出した。


***


「昨日も見たけどやっぱり何か威圧感…」

「まぁ分からない訳ではない。とにかく急ごう。校長に怒られては敵わないからな」


夜は急ぎ足で闇を連れ校長室へと向かった。
校長室の前でピタリと立ち止まると、夜は咳払いした。
そして軽く扉を叩くと、中から返事が返って来た。


「はい?いますよ?」

「失礼致します」


いつもよりあらたまった態度の夜。
普段とはうってかわり、神秘的な雰囲気である。
闇も夜の変わり様に目を見開いた。
女とは恐ろしい物なのだ。

適当に挨拶を済ませるとクラスについて説明がある。
もし万一両方同じクラスでなければ任務は確実に成功しない。
なのでこの学校には前もって多額の寄付金を夜と闇は送っていた。
簡単に言えばもうこの学校は夜達が裏で支配していると言ってもおかしくはない。


「それで…クラスの方なんですけども…」

「クラスの方は貴方達が言う様に沢田綱吉と同じクラスにしておいたよ。沢田綱吉に何か…あるのかい?」


夜は眉をピクリと動かした。
悟られてしまっては全てが水の泡。
多額の報酬は勿論。
初の任務失敗となるのだ。


「いえ…私の知り合いに…似てたものですから…つい…」


夜は引きつった笑みを浮かばせた——…。

Re: REBORN 胡蝶ハ空ヲ舞ウ ( No.3 )
日時: 2010/01/11 12:57
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)
参照: http://罪に溺れた私はもう戻れない…

第七夜 侵入完了


夜達は校長と少し色々なことについて話し、教室へと向かった。
廊下は小綺麗。
汚い所と言えばトイレぐらいであろう。


「…もうすぐ会えるんだね…標的の…沢田綱吉…」

「声が大きいぞ。誰かに聞かれていたらどうする?」

「大丈夫。マフィアが殺すのを依頼するぐらいだし…強いんだろーな…楽しみッ」


そう言って笑う闇の顔は悪魔さえも恐れそうな顔だった。
夜は敢えて無視すると、教室の前に立った。
そして思い切り扉を開いた。
みんなの視線が痛い程夜と闇に降り注がれる。


「え…えーっと…新しい転校生の…」


先生が焦った様に呟いた。
けれど生徒に聞こえる筈もない。
ザワザワとざわめく生徒達の声にかき消された。


「えー…自己紹介を…して貰えるか?」

「…黒山 夜。闇とは双子。昨日イギリスからやって来たばかりだ」

「黒山 闇です。趣味は音楽鑑賞。夜は双子の姉で、帰国子女です。特技は………柔道です」


夜は夜。
闇は闇で人気らしい。
男にも女にも幅広い支持を得ている。


「この学校についてあまり知らないよな?」

「全く」

「全然。一切知りません」


先生が悩んだ様な顔をした。
きっと誰かに案内をさせるつもりなのだろう。
その時。
先生がニヤリと笑った。


「ついさっき目が合った沢田!!二人を案内してやれ!!」

「お、俺!?」

「お前は常に暇だろ!!よろしく頼むぞ!!」


困った様にツナは頭を抱えた。
その隣で山本がドンマイ、と声を掛けた。
夜はクスッと微笑むとすぐに表情を戻した。
席は必ずツナの近く。
そう工作して貰える様に校長には頼んでいた。


「じゃあ…空いてる席あそこしかないから沢田の後ろ!!ちゃんと沢田を見張ってやってくれ!!」

「何で俺が!?」


夜はツナに向かって微笑んだ。
そして口だけを動かした。


『貴方ノ命ノ灯ハモウスグ…消エル——…』


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