二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【銀魂】想いの中に—・・・
- 日時: 2010/01/13 16:33
- 名前: ケイト (ID: 4hRch9gM)
主人公:片瀬 舞(かたせまい)
【第一章:なんで?】
好きとはなんだろう・・・
愛し愛されるって何・・・?
舞「んなの知らない・・・」
?「何がだ?」
ビクッ
そこには眉間にシワを寄せ、口に煙草をくわえてポケットに手を突っ込んでいかにもチンピラという
雰囲気を持った、真選組副長土方 十四郎がいた
舞「副長さんには関係ないよ」
土「副長っつーな」
ったく、細かい・・・別に呼び方なんてテンションとかで変わってもいいもんなのに・・・
なんであたしの一言だけでそんな顔するの?
舞「・・・分かった、で?十四郎、なんで呼んだの?」
土「・・・」
土方は驚いた顔をするとすぐに声を荒立てた
土「“なんで呼んだ”だァ?!デートっつったろ!!」
舞「は・・・?」
ああ、そういえばそんなこと言ってたな・・・
あ〜、だからあたしはあんな事考えてたのか
舞「そうだったね」
土「ったく、テメーは何処までマイペースなんだ」
と、呆れたように言った
バカにされてる?
土「・・・」
スッ
舞「!」
いきなり手を握られて土方の方を見る
案の定、土方の顔は真っ赤だった
なんでそんなに・・・
舞「ぷっかっわい〜」
と、誤魔化すようにからかった
当たり前「うっせェ!///」って怒られたけど・・・
Page:1 2
- Re: 【銀魂】想いの中に—・・・ ( No.1 )
- 日時: 2010/01/14 18:18
- 名前: ケイト (ID: 4hRch9gM)
【第二章:初めて知るココロ】
舞「どこ行くの?」
土「この前オメーが好きそうな店が出来たからそこ行くか」
と、テレながら言う
舞「ありがと」にこっ
土「お、おう///」
どうして・・・そんなに好きになれるの?
—・・・
舞「ねェ、十四郎」
土「何だ?」
アイスを食べながら問う
土方はコーヒーを飲もうとした手を止めて聞く
舞「愛って何?好きっていう感情って何?」
土「は?」
土方は驚いた、まさかそんなことを聞かれるとは思わなかったからだ
そして同時に、自分は愛されてないのかと言う不安が襲った
土「俺のこと・・・どう想ってる?」
舞は少し考えて
舞「ん〜、なんか一緒にいると落ち着かない・・・でも、一緒にいたい・・・
だけどね、胸んとこがムズムズして気持ち悪いの・・・これ病気?」
土方は顔を赤くした
舞「どうしたの?」
土「そういうのを好きっていうんだ」
これを?こんな気持ち悪いのに?
土「もし・・・俺が他の女といたら?しかも仲良く腕組んで」
舞「嫌・・・十四郎をとられたくない」
土「!!///」
十四郎は仕事中はあまり見せなくて、あたしの前では良く見せる心が温かくなる笑顔を見せて
「それが恋だ、嫉妬ってやつだ」と、言った
舞「シット・・・?」
土「そうだ」
舞「十四郎はすごいね、十四郎の笑顔を見るたびに心がほわ〜ってなる・・・」
土「そりゃ、俺のほうもだよ」
舞「ほんと?ありがとう」
いつも隣に貴方がいてあたしがいる、こんなにも幸せな事なんだね
- Re: 【銀魂】想いの中に—・・・ ( No.2 )
- 日時: 2010/01/15 18:44
- 名前: ケイト (ID: 4hRch9gM)
【第三章:ストーカーには気をつけろ】
舞「十四郎!十四郎!」
バタバタと廊下を走って彼氏の名を呼ぶ
土「どうした?」
舞「これ・・・」
と、自分のケータイを見せる
すると一瞬にして十四郎の顔が怖くなる
舞「とう・・・しろ・・・?」
さすがにこれはヤバイ・・・
土「また悪質なストーカーか!!」
そう、以前にも悪質なストーカーに狙われて十四郎に捕まえてもらった
そして今現在でも変わらなかった
舞のケータイには何通ものメールや着信があった
舞「まただよ」
と、舞は土方の背中にもたれかかった
土「能天気なこと言うな、俺から離れるなよ、一人でいるなよ」
と、心配性の彼
舞「う〜ん・・・あ!良い事思いついた!じゃね!」
土「ちょ!おい?!何処行くんだ!!」
舞「お仕事頑張ってね」
あたしは真選組でもヘルプ、だからあまり関わりはないつもり
舞は走って向かった先は、万事屋だった
舞「銀〜!」
ものすごい速さで銀時が来た
銀「舞〜!♪会いたかったぜ!」
と、言って抱きつく
その後ろから神楽と新八が出てきた
神「舞〜!」
と、一緒になって抱きつく
舞「ちょ、ストップ!依頼に来たんだけど!」
新「依頼ですか?」
舞「うん、よく悪質なストーカーに付きまとわれてるの」
銀「何?!」
神「許せないアル!!」
銀「でも、ストーカーはいんじゃん」
舞「悪質って言ったでしょ」
そう、あたしは真田 小雪(さなだこゆき)という女にストーカーされてる、まあ、猿飛あやめ
のような存在だから害はない
新「で?どうしたんですか?」
舞「んで、万事屋に、十四郎がいないとき、一緒にいて欲しいの」
銀「お任せ!俺に任せろ!」
神「安心するネ!舞を守るアル!!」
舞「わ〜!頼もしい!ありがと!」
まあ、この後十四郎に何処に行ったか問い詰められて怒られたのは言うまでもないけど
期待してるよ!万事屋さん♪
- Re: 【銀魂】想いの中に—・・・ ( No.3 )
- 日時: 2010/02/02 22:02
- 名前: ケイト (ID: 4hRch9gM)
【第四章:危機一髪に彼氏が来るのって憧れる】
舞は夜の見回りをしていた
ヘルプなのでそんなにすることはないのだけれど、みんな忙しそうだったから手伝いでしていた
舞「寒い・・・」
冷たい風が舞の横を通り抜ける
舞「早く帰って寝よ〜っと」
と、思っているうちに、後ろに人の気配がした
舞「(つけられてる・・・)」
そう、確信がもてるほどのものだった
その瞬間、ぐいっと引っ張られ、壁に押し付けられた
両手を素早く縛られ、口を塞がれる
男が興奮したように言う
男「会いたかった・・・舞ちゃん・・・」
あまりの気持ちの悪さに鳥肌が立つ
舞「んん・・・!!」
十四郎・・・!!
そのとき、「ぎゃッ!!」という声と同時に、男が倒れた
そこには、土方が立っていた
土「は・・・は・・・テメッ!!」
男に土方が掴みかかる
後から来た近藤に止められ、男の手首に手錠がはめられた
土「大丈夫か!?舞!!」
手首に縛られていた縄を解きながら言う
土方は、肩を上下に動かして苦しそうだった
こんな寒いのに土方は汗だくだった
それを見て舞は今までに感じた事のない愛しさを感じた
耐え切れなくなり、土方に抱きつく
舞「十四郎・・・!」
土方の腕の中で震えながら一生懸命しがみ付いている舞を見て、土方は強く抱きしめた
土「無事でよかった・・・」
ホッとしたように安堵のため息をつく
舞「ゴメンネ?」
申し訳なさそうに舞が言う。土方は舞のおでこにデコピンをして「バーカ」といった
舞「へ・・・?」
意味が分からなくて拍子抜けするような声を出す
土「そこは“ゴメン”じゃなくて“ありがとう”だろ」
と、あの優しい笑顔を見せながら言う
舞「くす・・・ありがとう」
やっぱり貴方はあたしにとって大切な人・・・
ねェ十四郎・・・?これが幸せってやつかな?
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。