二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D灰【白が納めし一族】
- 日時: 2009/12/22 16:59
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
ハジメマシテの方も、そうでない方もようこそいらっしゃいました!!
ここでは、私セピアが好き勝手D灰小説書かせていただいてます。
注意ww
・作者は初心者です。
・よく消えます。
・ほとんどが長編です。
・スレっぽいのも書きます。
***お客様・お友達(♪)***前すれ含みます。
♪なさにえる
♪ルイ
♪秋空
燈龍様
***********************
リクおkですよ!遅くなるかも知れませんが…
それじゃ、行ってみよう!!
- Re: D灰【白が納めし一族】 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/22 17:00
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
外伝〜秋空リク〜
「ノア一族でレッツ!クリスマスパーティー☆
〜チョット早いけど、先どりデスv編〜」
〜なんと!これが序盤デスvシリーズ化しちゃいますヨ♪〜
俺はノア一族、「快楽」メモリーを伝承しているティキ・ミックだ…
んで今、俺の目の前に広がっている悲惨な光景がこれ又凄くて…
いや、凄いと言って良いのかこれは…?
凄い以上じゃねぇか?
って言うか、こんなんに成るなら何でパーティーなんてしたんだ?
と、足元に転がっている千年公に心の中で問うティキでした♪
ちなみにこの時、アルコールの餌食にならずに生きていたのは、ティキとレロ(まぁ、ゴーレムだし?)だけだったそうな…
〜次は中盤デス☆〜
***お知らせ***
この外伝は、次から始まる長編の合間にUPします。
- Re: D灰【白が納めし一族】 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/22 17:08
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
第一話 「通信」
木枯らしの季節のある晩。
珍しいことに、リンクがルベリエ長官に呼ばれてアレンの側に居なかった。
「久しぶりだな、一人の部屋って」
美しく輝く三日月を見ながら暢気な事を言っているアレン。
そこに突然申し合わせたように、《通信》が入った。
白い光に包まれた、手のひらサイズの十字架から聞きなれた、懐かしい声がする。
「アレン様。お久しぶりでございます」
「レイン?うん。久しぶり、如何したの?そっちから《通信》してくるなんて、リスクの在る事してさ」
いつもの敬語は相手が使い、アレンはそれを当然のように受け止め会話する。
「はい。ですが仕方なかったので御座います。殿下よりの伝言で御座いますから…」
「お父様から?」
「はい。申し上げてよろしいでしょうか?」
「うん。良いよ。で、お父様のご用件は?」
「『これから送る手紙を、室長とやらに渡しお前もすぐ帰って来い。我々は黒の教団、もといエクソシストに協力する。』との事です。」
「あぁ、そう言う事」
アレンは満面の笑みを浮かべる。
「ようやく分かってくれたんだ!」
「はい。その様ですね」
十字架の向こうのレインも、うれしそうに話す。きっとレインも笑顔だろうと想像するのは容易い事で…。
「でも…」
とアレンは眉間に皺を寄せる。
「どうやって説明しよう…ブックマンなら``僕ら``の事知ってるかなぁ?」
「えぇ、ご存知だと思われますよ。ジュニアの方は分かりませんが、以前殿下とお会いしてますし」
「そう言えばそんな事もあったね」
そういいながらアレンはベットを降りる。
「じゃあチョットブックマンと話してくるよ。手紙を渡すのは其れからになるから、その旨をお父様に伝えといて♪」
「御意。それでは手紙を《送信》いたします」
ブツンッ
電話の切れるような音と共に手紙が現れる。
其れを手に取り、十字架をポケットにしまって歩き出す。
目指すは、ブックマンの部屋。
- Re: D灰【白が納めし一族】 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/22 17:19
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
第二話 「パーティーへの招待状?」
12時を30分ほど廻った頃、ブックマンとジュニアが使う部屋の扉をたたく者が居た。
コンコン
「はいは〜い。だれさぁ?」
すぐに聞きなれた声が応える。
「アレンですけど、チョット話したいことがあって」
扉が開かれ、ラビがアレンを招きいれる。
「どうしたんさこんな夜中に。まぁいいや、入って」
「ありがとう御座います」
新聞やら雑誌やらが溢れかえっている部屋に入る。
「何のようじゃ?小僧」
「はい。ブックマンと其の後継者に話があります。」
其れを聞いて二人の表情が変わる。
其れも其のはず、仲間としてではなく、ブックマンとして話を聞いて欲しいと言われたのだから。
「分かった。お聞きしましょう」
口調が変わる
「貴方方は『ディア族』と言う一族を聞いたことが有りますか?」
「あぁ、知っておる。その長とも会った事がある。」
「良かった、これで話が簡単になりました。」
「じじぃ、『ディア族』って前はなしてた者の事か?」
「そうじゃ」
アレンは一言間をおいて話し始める。
「では、『ディア族の代表者』としてここに相談させていただきます。」
「「!!?」」
「…アレン…ウォーカー、主はディア族の者であったか」
「はい。…どちらかと言うと、お願いになりますが…。」
つかの間の沈黙の後「ディア族の者」が口を開く。
「今はお話できませんが、とある事情により我々の事を教団に説明しなければなりません。ですが、すぐ戻って来る様にと言われてしまいました。」
「そこで、ディア族についての簡易的な説明をわし等にして欲しいと?」
「はい。急に呼び出されましたので、説明する時間がないのです。」
ふぅ〜む。と考え込んでいるブックマンとラビ。
「お引き受けしていただけますか?」
「分かった、引き受けよう。」
「ありがとう御座います」
「そんで?今から行くんか?」
「そう言う事になりますね…」
苦笑しながらも立ち上がるアレン
「それじゃ、行きましょうか。ブックマン、ラビ」
ジュニアと呼ばないことから、もう話が終ったことが分かる。あくまでも最後はブックマンたちに決めて欲しいからだ。
三人連れ立って、司令室に向かう。
途中で今現在、教団に居るエクソシストにも声をかけた。といっても、今は箱舟から帰ってきたばかりなので、殆どの者が居た。
(神田がキレたのは、言うまでもない)
そして、二十分ごには皆司令室に集合していた。
この場に居る者は、エクソシストとコムイ、元帥四人。中央長が二人。
クロス元帥を連れてくるのが一番大変だったらしい。
皆と向かい合うような形で、アレン、ラビ、ブックマンが座る。
「すみませんこんな時間に」
まず謝罪を述べ、頭を下げるアレン。
「どういうことですかな?アレン・ウォーカー」
眉をひそめて問うのはルベリエ。
他の者も、皆同じような表情だ。
「では、改めて自己紹介させてもらいます。」
「てめぇの名前は分かってる、早く本題に入れ馬鹿弟子」
そんなクロスを完璧に無視したアレンは、かまわず続ける。
「私(わたくし)の名は、アレン・ディア・イノセンスと申します」
ラビとブックマンが同時に驚いた顔でアレンを見る。
確かにディア族の者と知らされてはいたが、まさかと言う顔だったそうな。
「今宵私は、室長殿にこの手紙を渡すよういわれました。」
と言いながらコムイに手紙を渡す。
「この内容を承諾するかしないか、今ここで決め我に其の答えを託されよ」
堅苦しく、何かの儀式のようにアレンは言う。
其の迫力に押されたのか、コムイが手紙を黙って読み始める。
「あれ「質問は後ほどうかがう。まずは読まれたし」
コムイは仕方なく全てを読んだ。そして
「この手紙の内容は、要するに明日のパーティーに招待すると言う者ですか?」
「そう書いてあるのならそうです。」
「……分かりました、承諾します」
「では質問はブックマンにしてください。彼なら大体のことは分かります」
そこで黙っているほど、中央長も馬鹿ではない。
「ちょっと待ちなさい。何故貴方は独断で決めているのですかな、コムイ室長?」
「その様に手紙に書いてあるからです」
其れの応えたのはアレンだった。
「いいですか、コムイさん。其の手紙に書かれていることを無視すれば、貴方は確実に殺されてしまいます。そうならないよう、きちんと。どんなことがあっても守ってください」
「分かり…ました」
いつの間にやらコムイまでもが敬語を使う。
「では、私はこれで」
そういうが早いが、アレンの足元に十字架をモチーフにした文様が現れ、其の光がアレンを包み込む。
光が収まったときには、アレンの姿はなく、其の手紙だけが残っていた。
- Re: D灰【白が納めし一族】 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/22 17:27
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
手紙内容紹介
アレンが去った後コムイが皆に読んで聞かせた物です。
〜〜手紙内容〜〜
黒の教団本部 室長殿
唐突で申し訳ないが、貴方方に話がある。
千年伯爵との戦争についてだ。
我が出向きたいところなのだが、あいにくここを離れるわけにはいかんのだ。よって、書面で失礼する。
明日開かれる我らの祭りへ貴殿らを招待したく思っておる。
そこで、この手紙を出す原因となった事柄について話そう。
だが連れて来ていいのは、エクソシストだけだ。
中央長とかいったか…其の者どもはつれて来るでない。関係のない者は一切連れて来るな。
決定権は全てお主がもて、中央がなんと言おうと、決めるのは貴殿だ。
いい返事をアレンを通して聞けることを願おう。
レイグル・ディア・イノセンス
- Re: D灰【白が納めし一族】 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/22 17:34
- 名前: セピア (ID: dRBRhykh)
第三話 「ディア族」
アレンが去った後、一番最初に言葉を発したのはブックマンではなくラビだった。
「んで〜?なんか質問あるさ?」
「質問の前に、どちらにしろ聞かれるだろうからの、ディア族について説明しておくとしよう」
「はい。お願いしますブックマン」
目線がブックマンに集中する。
あの神田やクロス元帥、ソカロ元帥まで黙っている。
「ディア族とは簡単に言ってしまうとノアの一族のような者たちだ。我々人間とはかなり違う。かといって外見だけでは区別は付かん。
そしてノアの一族のように特別な力もない…いや…有ると言ったら有るか…ディア族の者は必ず適合者となれる。」
「なっ!其れは本当ですか!」
「まことじゃ、室長」
と言って一瞬黙る。
「おいラビ。」
「な、なんさ?」
気楽に構えていたラビがいきなり名前を呼ばれビクッ、となる。
「お前の説明力がどれ程付いたか見てやる、後はお前が説明せい」
「(面倒だからって押し付けやがったさ!)あいよ」
ハァ…とため息をついてからラビが説明を始める。
「えっと、どこまでいったけか…ああそうだ!胆に適合者になれるだけじゃ無いんさ。身体能力、精神力、シンクロ値。どれを取っても俺らよりもかなり上だ。
其の力はこう言えば分かりやすいかな〜?
『ノア一族一人に対して、ディア族2人も居れば楽勝で勝てる』
一瞬全員の動きが止まって、皆一様に目を見開いている。
「さらに、ディア族には階級があって、俺らの国でいう王様の位置に当たる者、その下の王女や王子。そのくらいの階級に居る者たちなら、一対一だとしても勝てると思う。」
ラビは一息ついた、さすがに考えてまとめながら話すのはキツイ。
「ふぅ…だいたいこんな感じ?」
目線をブックマンに向ける。
「馬鹿者が!大事なところを抜かしておるわ!」
「え!?あっそうだったさぁ!!」
「補足するさ、俺らエクソシストもある種の儀式を受けると、ディア族として活動できるんだった」
全員の頭の上に?マークが浮かぶ
呆れた様にブックマンが説明しなおす。
「つまりじゃ、わしも其の儀式や、ディア族の身体能力は良く分からんが、儀式を受けるとディア族の力の一部を我々エクソシストは受け継ぐことができると言うことじゃ」
今度全員の頭に浮かんだのは電球だった
「ブックマン…その、そんなに凄い力があるなら何故自分達だけでディア族の人たちは戦わないのですか?」
リナリーが尋ねる。
ブックマンは少し沈んだ顔をしてから
「戦う必要が無いからじゃ」
「「「!!????」」」
「わし等は相当運がいいんじゃ。以前伯爵と戦っていた時は、彼らは干渉してこなかった」
「では、何故?」
「それはわしにも分からん。詳しいディア族の説明は、あちらに行けばしてくれるだろう」
しばしの沈黙の後コムイが言う
「エクソシストは各自自室に戻り明日に備えてくれ。」
「着替えも忘れずにの」
「そうそう、祭典は最低でも三日は掛かるらしいからな」
ラビとブックマンが忠告し、解散となった
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