二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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バトル・テニス-バトテニ-
日時: 2009/12/30 13:21
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14814

こんにちは、亮と申します。
  続くかどうかは分かりませんが、バトテニ小説を書こうと思います。
  どうか見守ってくださいッッ
  ご意見・ご感想お待ちしてます

  消えちゃったんで立て直しました
  



注意事項  >>1

参加者名簿 >>2


 【序章】 >>3


 【一章】 1〜18http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13626
      19 >>4


 【二章】 20〜25http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13943
      27〜32http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14380
      (↑31から三章です)
      
 【三章】 33〜41http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
      (↑38から四章です)

 【四章】 42〜

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Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.18 )
日時: 2010/01/06 13:30
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

 42 そういう人だから





大事な人間の今の状態を知らないことほど、怖いコトはない。


「なァ、宍戸」(侑士)
「なんだ?」(宍戸)
「まだゆうてへんかったけど俺、お前に会う前に樺地におうたんや」(侑士)
「樺地に?」(宍戸)
「せや」(侑士)

いつもどうりの樺地なら・・・なんの問題もないんやけどな。

「誰かと、一緒だったのか? つーか、声掛けなかったのかよ?」(宍戸)
「アホ。声掛けてたら、今俺はここにおらんわ」(侑士)
「はァ? どいういことだよ、それじゃァまるで、樺地が乗ってるみたいじゃねェか」(宍戸)

忍足が樺地の何を見たのか。
声も掛けずに、どうやって判断したのか。

「目が、鬼みたいやったわ」(侑士)
「目・・・?」(宍戸) 
「優しくジローの相手して、跡部の後ろ付いていたアイツとは明らかに違う」(侑士)

「心底、怖いって思った」(侑士)

「マジかよ・・・ そのこと、ジローや岳人や跡部は知ってんのか?!」(宍戸)
「分からん」(侑士)
「特に跡部に、跡部に教えないと・・・アイツ・・・」(宍戸)

跡部は樺地のこと、1番信頼しているだろう。
跡部の隣にはいつも樺地がいた。
だからこそ、幼なじみでおそらく親友であろう2人が出会う前に、事実を伝えなくては。

「せやから、俺は跡部が1番心配なんや」(侑士)

「探そうぜ、跡部を! ・・・でもさお前、岳人のことは心配じゃねェのかよ?」(宍戸)

お前ら、ダブルス組んだりして仲良かっただろ?、宍戸はそう問いかけた。

「・・・岳人は、自分なりになんとかやっとるような気がするし、そのうち会える気もする」(侑士)
「そういうもんか?」(宍戸)
「せや」(侑士)

忍足は、とことん大人だと思う。
いつでも冷静で、こんな状況でも決して取り乱さない。
俺はと言うと、すぐに頭に血が上るし、
長太郎が居なくなったと実感したときなんか涙が枯れるんじゃないかくらい泣けた。
アイツを思うと、今でもいくらでも泣けるだろう。

「大人だな、お前」(宍戸)
「なんや、急に」(侑士)
「いや・・・」(宍戸)

「大人ちゃうで。 全然ちゃう」(侑士)

「十分大人だろ。 すげェ冷静」(宍戸)
「冷静なだけが、大人じゃないで」(侑士)

涼しい顔で言う。
それは、俺が泣いたのは恥ずかしいことではないと言ってくれているのだろう。

「だから・・・そういうところが大人なんだよ」(宍戸)

何故か少し悔しくて、忍足に聞こえないように呟いた。

「行くで、跡部探すんやろ!」(侑士)
「おぅ!」(宍戸)

“跡部が1番心配”
忍足はそう言ったが、宍戸はもう1人気になっていた。
ジローだ。
アイツノことだから何処かに隠れているかもしれないが、出発前のあの感じのままなら、
寂しい思いをしているだろう。
そこで何も知らないまま、樺地と遭遇したら?

恐ろしい。

考えるのも、恐ろしかった。


「宍戸?」(侑士)
「ん、悪ぃ」(宍戸)
「いや・・・」(侑士)


今は、進むことだけ考えよう。
跡部もジローも岳人も、皆無事のハズだ。
大切なのは、仲間だ。
これだけは忘れない。
たとえ、最期は1人しか残れないとしても。



ガサッ



森の茂みから、何かの動く音が聞こえた。

「誰や?」(侑士)
「ッチ」(宍戸)

宍戸は銃を構えた。
手に余計に力が入る。
侑士の武器はフライパン、ハズレだった。
守れるのは俺なんだ。


「あ! 待って、撃たないで!」(香澄)

「お、おい!」(桃)
「宍戸さん! 忍足さん! 青学の一ノ瀬です!」(香澄)

「香澄・・・?」(宍戸)
「香澄ちゃん?」(侑士)


同じ人を探す者同士の、偶然の再会だった。

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.19 )
日時: 2010/01/06 18:40
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

 43 新たな仲間




「2人とも! 跡部さん見てませんか!?」(香澄)
「さっきまで・・・つーか、午前中までは一緒だったんスけど途中で居なくなっちまって」(桃)
「いや、俺らも探してるトコロなんだよ」(宍戸)

青学の香澄、桃城、海堂、越前に立海大の切原か・・・
このメンバーで今まで行動してきたのか?
自分たちよりも随分血や泥で汚れた5人を、宍戸達は見つめた。
おそらく、人は殺してないだろう。
だが、信じても良いのか?
信じて、樺地のことや跡部のこと全部話してしまっても良いのか?

「あの、同じ人を探して居るんなら協力しませんか? その方が効率上がると思うんですけど」(香澄)

宍戸達が、まだ自分たちの全てを知ってくれて信じてくれているわけではない。
それくらい、香澄には伝わってきた。
でもここで戦うわけにはいかない。

乗ってない人なら、なるべく話し合いたい。
話し合いが、ムダなことだとは思わない。

自分たちの思いを、知って欲しい。


「分かった。 ほな、そこで作戦会議しよか」(侑士)


「えッ」(香澄)
「このふざけたゲームも後半分も残ってない。 犠牲は少なくしたいからな」(宍戸)
「おッ」(桃)

疑うことを知らない瞳。
越前に限っては、桃城の背中で寝ていて顔は見ていないが、
他の4人は、俺たちを信じる覚悟があるように思う。

「話しが分かるじゃないッスか!」(赤也)
「先輩に向かって、失礼なコト言うな!」(香澄)

それに・・・ボロボロなハズなのに、笑っていられる4人。
その真ん中には、香澄が居る。
俺たちも、また笑いたい。
笑って、テニスがしたい。

このゲームを、狂った大人を、何とかしたいんだ。
こいつらと一緒なら、何とかなるような気がしたんだ。

「あ、ありがとう。 じゃ、あの小屋に入って会議しよう!」(香澄)
「おぅ」(宍戸)

希望が見えた。
一瞬、かすかな希望の光が舞い込んだ気がした。
仲間が増えるってことは、これだけステキなことなんだ。

また信じられるって、幸せなことなんだ。


「皆、そろった?」(香澄)

幸い、小屋の中には誰も居なくて香澄達が安全に過ごすことが出来そうだ。
そこで、香澄は皆に呼びかけた。

「いるぜ。 越前はダウンしてっけど」(桃)
「大丈夫なのかよ?」(宍戸)
「いろいろあったんだよ」(海堂)
「見りゃ分かるわ」(侑士)

「雑談はそこまでね」(香澄)

香澄は地図を広げた。


「皆で、必ず生き抜こうね」(香澄)


7人が1人1人、生きていることをかみ締めながら進んでいく。

犠牲になった友を忘れずに。


信じるモノは強い。

だから、俺たちに非情な決断なんか必要ないんだ。

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.20 )
日時: 2010/01/06 21:17
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

久しぶりにいっぱい書いたァ・・・

良かったら、感想お願いします♪

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.21 )
日時: 2010/01/07 00:54
名前: リーラン (ID: QVZFaWyg)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15061

頑張ったな!

だんだん香澄ちゃんが女神に思えてきたよww
てか、べ様がし・ん・ぱ・いww((キモッ

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.22 )
日時: 2010/01/07 17:51
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

>>21 リーラン

 香澄は女神っつーか、イイ子ちゃんにしたいww
 ぶりっこじゃなくてイイ子ちゃん(←ここ重要!!

 べ様の心配してあげてください((笑
 たぶん大変なことになるからww


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