二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- リアル縛りプレイ (ポケモン小説) ②
- 日時: 2010/01/08 15:31
- 名前: 丸やまん ◆waaRdEmYls (ID: arA4JUne)
- 参照: このサイトで男子を見た事がない……(泣)
一日で消えた〜;; めげずに立て直します
クリックありがとうございます(^ω^)
このポケモン小説はジョウトを舞台にした、普通のストーリーなんですが、
ちょっと変わったストーリーになっています。
若干シリアスかもしれませんが、悪しからず;;
一代目 http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15232
————————————目次————————————
プロローグ >>1 登場人物 >>6 補足 >>13
一話 >>2 二話 >>3 三話 >>7 四話 >>14
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お客様 (2名)
月音様 ネッパー好きすぎる人様
テーマソング TOKIO 宙船(そらふね)
- Re: アトナシ(ポケモン小説) ② ( No.1 )
- 日時: 2010/01/06 10:05
- 名前: 丸やまん ◆waaRdEmYls (ID: WwoM88bd)
- 参照: このサイトで男子を見た事がない……(泣)
〜プロローグ〜
ポケモントレーナーは、ポケモンをゲットし、育て、バトルをしながら己とポケモンを鍛えて、
後にはポケモンジムに挑戦し、四天王に挑戦、そしてチャンピオンになる。
トレーナーにも勿論、いくつも壁が立ちはだかるが、それを乗り越えるからこそ、楽しいと思えたり、それが本来の楽しみ方だ
しかし現在、自分自身のポケモンや空間だけをいじり、掟破りの強さを持つポケモンを所持したり、
ジムリーダー達を倒さずに、チャンピオンになったり、
実力のあるトレーナーに一個渡される、マスターボールを増殖し、乱獲したりと、
違法な事を当たり前のようにするポケモントレーナーが現れた。
そこでポケモンリーグ協会は、トレーナー達に罰を受けてもらおうと、ある課題を出した。
- Re: アトナシ(ポケモン小説) ② ( No.2 )
- 日時: 2010/01/06 10:06
- 名前: 丸やまん ◆waaRdEmYls (ID: WwoM88bd)
- 参照: このサイトで男子を見た事がない……(泣)
一話
風吹く街、ワカバタウン。
俺は昨日、ポケモントレーナーになり、ウツギ博士から、おおあごポケモンワニノコを貰った。
赤と白のモンスターボール。色の境目にある開閉ボタンを押し、ワニノコを出した。
「ワニャ!」
「ワニノコ、改めてよろしくな!」
嬉しいのか、ワニノコは笑って、ジャンプしながら手足をバタバタさせてる。——ちょっと可愛い。
(なんかボールの中に戻すの……もったいないな)
その愛くるしさに惚れた俺は、ワニノコをそのままつれて歩く事にした。まずめざすはヨシノシティ。あそこにはポケモンセンターがあるから、着くまでにトレーナーとバトルしてレベルでも上げるかな……。
そしてヨシノシティへと歩んだ。その後ろにはワニノコ。歩くとき、出す足と手が一緒になってる。——アァ〜、進化させたくねぇ〜!
♂のワニノコに萌えだった俺は、気を取り直し、相手になってくれるトレーナーを探した。とそこに、黄色の長袖に、青の短パンを穿いた少年、短パン小僧がいた。眼鏡をかければ、の○太そっくりだ。
「ねぇ君、俺とポケモンバ……」
「うあわぁ! い、いぃやだよぉ!」
は?
い、いや、俺そんなに驚かしたつもりはないんだけどな……。
短パン小僧は走って逃げてしまった。
気を取り直して次探すか……。次に目に入ったのは、暗闇の洞窟のそばにいた、体の大きな男の人。山男だろう。リュックの中でも探っているのか、しゃがんでもぞもぞしてる。
「すいません、今からポケ……」
「すまんが今はそれ所じゃないんだ!」
おじさんのリュックの中身が散乱している。そのそばには、傷だらけのイシツブテ。傷薬でも探しているのだろうか。
「あの……、傷治すんだったらポケモンセンターに行ったほうが……」
「それが入れないんだ。というよりも、入れてくれないんだ……。君、ポケモントレーナーだね? あまりポケモンつれて外にであるかないほうがいいよ」
このおじさんも何なんだ? ていうかポケモンセンターに入れないって……。それじゃぁ闘った後とかは……?
「あの……。よければこれ……」
俺はズボンのポケットから傷薬を取り出した。フレンドリィショップで一個200円で売っている、ポケモンの体力を回復させるものだ。
「え!? いや……いいのかい? ほんとに」
「え、あぁ……大丈夫ですよ」
「あぁ……ありがとう! 本当にありがとう!!」
傷薬一つでこんなに喜ぶ人始めて見た。おじさんはそれを受け取ると、イシツブテに傷薬のスプレーを噴射させた。使ったのは、半分の量だけ。
「全部使ってもいいんですよ?」
しかしおじさんは断固として拒否。イシツブテはとりあえずは元気になったようだが、まだ少し傷があるようだ。
結局おじさんは残りの傷薬を使わずに、俺に返してくれた。そして、ありがとうを3回ほど言われ、おじさんは去っていった。
- Re: アトナシ(ポケモン小説) ② ( No.3 )
- 日時: 2010/01/06 11:00
- 名前: 丸やまん ◆waaRdEmYls (ID: WwoM88bd)
- 参照: このサイトで男子を見た事がない……(泣)
二話
頭の整理がつかないまま、ヨシノシティへ向かった。
何のために、ポケモンセンターは封鎖してるんだ? ポケモンにとって必要不可欠なあの場所が無くなったら、ポケモンたちはどうするんだ? バトルに負けたら、'死,を待つだけなのか?
(どうすればいいんだ……。これから……)
後を着いてきているワニノコは、まだ何も知らないようだ。道端に落ちていた木の実を食べながら歩いてる。
(この笑顔も、見れなくなっちゃうのかな……)
複雑な心境のまま、俺達はヨシノシティに着いた。向かうのは勿論、ポケモンセンター。町に入ってすぐの場所にある。——本当に入れないのだろうか。
やっぱりだ。
赤い屋根の病院。ポケモンセンターの前には、およそ四、五十人の人たちがブーイングを起こしている。
「入れさせろ〜!」
「これからどうするんだ!」
「私のプリンちゃん助けてあげて!」
その時、自動ドアが開き、ポケモンナース、ジョーイさんが出てきた。いつもの天使のような微笑は無く、真剣な眼差しだ。少しの沈黙が続いた後、ゆっくりとジョーイさんは口を開いた。
「今回の件について、お話いたします」
皆彼女の話に耳を傾けた。
「知っている方もおられるでしょうが、ここ最近、チートという犯罪が、トレーナーの間で増えております。これは、違法な道具増殖、ジムバッチを持っていないにもかかわらず、チャンピオンになったり、そして、想定外の強さのポケモンの所持などです」
この事は俺も知ってる。出発する前夜にニュースで見た。
「これらの行為は、協会をバカにしてるとしか思えません。それに、ポケモンたちも可愛そうです! こんな兵器のような強さを持つ事だって、望んでいないはずです。皆愛を持って接されたいのに、あなた達は戦いの道具とでしか思っていない」
相当の怒りなのか、最後の一文だけ敬語がなくなった。それに、何人か俯いている人たちもいた。チートをしてしまった人だろうか。
「そこで協会は考えたんです。全国のポケモンセンターを封鎖しようと。ポケモンを大事にしないあなた達に、ここを使用する権利は無い」
「じ、じゃぁ、ポケモンが瀕死になったらどうするんだ!」
一人の男の人が、勇気を持って訊ねた。
「そんなの知りませんよ。というよりも、愛を持って接して無いならば、ポケモン達が死んだってどうって事ないんでしょう?」
「そ、それとこれとでは……」
その人は言い返せなかった。この人も、ポケモンに感情を持たずに接したのだろうか。
「もしポケモンセンター復活を望むなら、バッチを八つ集めてポケモンリーグチャンピオンに勝ってください。因みに、チャンピオンはワタルではありません。あの人も、違法したも同然です」
チャンピオンがワタルさんじゃないだと? あの人もチートを……? 信じられない。
「その他の補足については、こちらの用紙をご覧ください」
そういうと、ジョーイさんは紙をばら撒いて、ポケモンセンターに戻ってしまった。
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