二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- お江戸DEでぃ〜ぐれ!?
- 日時: 2010/01/17 20:09
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
お立ち寄りありがとうございます!
初めまして、あるいはお世話になってます?
私は(文才無いくせに勢いだけで書く)赤色ウサギです!
なんとなくDグレキャラをタイムスリップさせますよ!!
()の中は気にしないでください。いや、ホント!
消えたので地味に題名変えました^^小癪なマネです。
最初にこちらの方はお帰りを…↓
・荒らししにきた。
・Dグレ嫌い。
・赤色ウサギ嫌い。
・小説下手な奴嫌い。
・キャラ崩壊?ありえん!!
・実は仮想江戸のような…
以上です!
題名読みずらいのは勘弁してください…
ココも数回消えたので前のものです。↓
10夜〜16夜まで
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13125
15夜〜17夜まで
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14123
18夜〜22夜
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15293
…1夜〜9夜までドコ行ったんでしょう…
なんかもう…笑うしかないですね。
あと消えたはずの小説が復活してるのでホント訳分かりません。
お客様歓迎!コメント歓迎!(どーせ来ないでしょうが…)
こんな哀れ?な作者に魂の救済頼みます…(泣
(おいアレン、手構えるなよ!ちょ、ぎゃあああ!!!)
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- Re: お江戸DEでぃ〜ぐれ!! ( No.2 )
- 日時: 2010/01/06 20:26
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
第18夜 月は揺らぎ消える
幽「どう?狼の具合は。」
瑞「ん〜、良好。」
幽「そう、良かったわ…にしても、さっきの再会は酷くなかったかしら。」
瑞「過ぎた事だね。」
開かれた襖から指す月光が二人を照らす。
アレン達は別室で既に眠りについていた。
狼は峠を越えたのか、息は静かだ。
幽凪が不恰好な酒瓶を縁に置いた。
二つの朱色の盃も雫が注がれるのを待つように鈍い輝きを放っている。
幽「まぁ、取り合えず今夜は月見酒よ!!」
両方の盃が満たされ、盃の中に二つの満月が映る。
瑞「よし、朝まで飲みあかすかね!!」
幽「潰れた方が負けよ!!」
ぐらりと月は揺らぐと二人に吸い込まれた。
映れば消え、消えれば映り、不安定に光を放つ。
それもまた美しかった。
どれほど経っただろうか。
幽凪が変わらぬ調子で呟いた。
幽「それにしても、狼は似ていくわね…。最初は驚いたわ。」
ぴしゃん…
瑞穂の盃の中の月が消えた。
吸い込まれたのではなく、地に落ちて。
瑞「…幽凪、少し黙って。折角綺麗な月なんだからさ。」
それは触れるなと言う合図。
幽凪は「そうね。」と一言返すと酒に映った月を飲み干した。
瑞穂は一度瞼を閉じると、一つの面影を潰した。
潰しただけであって消せはしなかった。
それでも構わない。
一時的に頭の隅へ追いやるだけ。
少しは思い出さず酒を飲みたい。
———————とても綺麗な月なのだから。
終!!
- Re: お江戸DEでぃ〜ぐれ!! ( No.3 )
- 日時: 2010/01/06 20:27
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
ひぃいいぃぃいいぃぃぃいい!!!!!!
救済はご遠慮しますぅぅぅぅうう!!!!
- Re: お江戸DEでぃ〜ぐれ!! ( No.4 )
- 日時: 2010/01/06 20:29
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
第19夜 珍客は飛沫と共に。
ア「もしかして、朝まで飲んでたんですか…?」
アレンは呆れた目で瑞穂を見た。
青い髪をガシガシとかいて大きな欠伸をする瑞穂。
瑞「ん…ああ、もう昼かぁ。」
ア「もう昼かぁじゃ無いでしょう!?なんで未成年が酒飲んでるんです!!」
ひょこりと白髪の後ろから赤毛が見えた。
ラ「幽凪さん…だっけか…と飲んでたんさ?」
瑞「そうそう、幽凪はもう仕事かな〜…。つかいつの間に着物?」
確かに昨日は汚れた団服を着ていたはずだが、2人は小奇麗な着物を着ていた。
ア「幽凪さんが貸してくれたんですよ。どうせ瑞穂の事だからしばらくここに居るんだろうって。」
ラ「リナリーとユウも着替え中さね。」
瑞「そ。そりゃ良かったね。でも白髪…」
ビシッとアレンを指差す。
思わずたじろぐ2人。
瑞「私はアンタより数百倍年上だっ!!」
しばらくの静寂。
誰の顔とて変わりはしない。
が、
2人「「あはははははは!!!!」」
いきなり2人が笑い出した。
完全に馬鹿にした顔である。
瑞穂はむっと顔をしかめた。
ア「冗談じゃないですよ!!こんな子供が僕等より数百倍年上?不死者ですか!?」
ラ「酒も実は水じゃあないんさ〜?」
その時、2人の後ろに新たな影が加わった。
少し安定の無い足取りでふらふらと近づく。
ア「狼!!大丈夫なんですか?」
それは怪我を負い寝ていたはずの狼。
『狼』という名で呼ばれたためか不思議そうに首をかしげた。
狼「なんでお前が俺の名前知ってんだ?」
瑞「私が教えたからね。」
納得したように「あぁ。」と呟くと、去ろうとする狼。
だが、ラビにその裾を捕まれた。
狼「…何だよ。」
ぎろりと神田にも劣らぬ睨みをラビは受け流し、先ほどまでの話を始めた。
狼は嫌々その場に残っている。
ラ「いや、このちんちくりんの餓鬼が俺等より数百倍年上だっていってんだよ。」
瑞「誰がちんちくりんだ赤毛。ドタマかち割るぞ。」
ア「可笑しいと思いません?明らかに年下ですよ。」
狼「…間違ってんぞ。」
ア「ほら、狼も違うって…狼「いや、お前等が間違ってる。」
何の迷いもなく2人を否定する狼。
瑞穂は不適にニヤリと笑った。
2人「「え…どう言う…」」
狼「だから、このちんちくりんは不死者で、お前等より数百倍年上なんだよ。」
それだけ言うと狼はまたふらふらと去っていった。
取り残された3人は再び口を開く。
ラ「…マジ?」
瑞「マジ。」
ア「ありえない…。」
瑞「ありえてる。」
瑞穂は自分が優位に立ったことを確認すると、一つ咳払いをして説明を始めた。
瑞「いい?耳の穴かっぽじって良く聞きなよ。時の案内人の秘密を。」
そういえば昨日そんな事を言っていた気がする。
アレンとラビは無言で話に耳を傾けた。
瑞「時の案内人って言うのは———」
バシャアァァァァァァァァアン!!!!!!!
しかし、前の庭の大きな池から水しぶきが上がり瑞穂の話は止まった。
縁に座っていた3人にピシャリと雫がかかる。
轟音と飛沫に目と耳をふさいだ。
おそるおそる耳から手を外すと、声が聞こえた。
?「姉様っ!!お怪我はありませんか!?」
?「嗚呼、大丈夫だ。少し服は濡れたが…。」
先ほどの文を修正しよう。
瑞穂は一つ咳払いをして説明を始めようとしたが、黒髪の2人に遮られた。
終!!
- Re: お江戸DEでぃ〜ぐれ!! ( No.5 )
- 日時: 2010/01/06 20:29
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
第20夜 珍客珍事?
声も出ずただ驚くばかりの三人。
それとは対照的に濡れた少年と少女は坦々と話しを続けている。
いや、会話からして姉弟だろう。
やっと口の開くようになった瑞穂は姉弟に食って掛かった。
瑞「ちょっと!!折角人が盛り上がった所を!!」
?「す…すまない。」
?「あ゛?それ姉様に言ってるんですか?しばき倒しますよ?」
ここまでの会話を聞き、アレンとラビは声からしてある2人の姉弟を思い浮かべた。
しかし、居るはずは無いのだ…。
自分等以外のエクソシストが江戸になど…。
そんな考えは次の言葉で壊れた。
?「…?何でアレンとラビがここに居るんだ。」
?「本物…ですか…?」
ア&ラ『『ああ、やっぱり…。』』
真直ぐに此方を見つめる4つの目。
紅と水色に輝くガラス玉のようだ。
黒い髪は水に濡れて水滴がぽたりと落ちた。
ア「何でここに居るんですか…。紅、葵…。」
紅が姉の名で、葵が弟の名か。
瑞穂は一人で納得したように頷いた。
ラ「まさか2人もどこ●もドアに…。」
弟…葵はため息をついた。
この姿をみれば十人中八人の女は恋に落ちることだろう。
美形と言うものは何をしても絵になるのだ…。
アレンはそれを再認識した。
葵「ラビの言う通りですよ…。コムイに呼ばれて室長室に行って見ればドアに押し込められて…。」
紅「落下した…。」
ほとんどアレン達と変わらぬ方法でここに来たようだ。
アレンとラビからも大きなため息が漏れた。
いつの間にやら人がぞろぞろと集まり、姉弟は屋敷に移された。
濡れた団服は脱ぎ、きっちりと着物を着ている。
そして目の前には幽凪。
二日続けての来訪者に驚きはしたものの、アレン達の関係者だと聞き、部屋を貸し出す事にした。
幽「この調子だとまだまだきそうね…。」
瑞「別に無理しなくてもいいんだよ?アイツラとは私は直ぐ縁をきるつもりなんだから。」
幽「そうもいかないわ。ここらはAKUMAだらけなんだから。」
瑞穂は「あっそ。」と一言返すとふらりと庭へ出て行った。
幽凪は襖を開くとにこりと笑顔で姉弟を見る。
幽「どう?この部屋は。」
紅「…こんな部屋まで用意してもらっていいのか…?」
幽「いいのよ。広いんだから♪自警団にも人員が増えて嬉しいわ。」
部屋を貸す代わりに自警団に一時的に所属する。
幽凪はむしろ得だった。
葵「でも姉様…。」
紅「何だ?」
珍しく覇気の無い葵の声に心配そうな紅。
葵「雪が…。」
幽「雪?」
紅「ああ。実は私達以外にも一人来ているんだ。はぐれてしまったな。」
屋敷からそう離れていない長屋の屋根————————
パンパンパン!!
乾いた銃声が鳴り響いた。
?「ヒュ〜♪気の強い女の子も好きだぜ、アタシは♪」
雪「…貴女は…誰。」
終!!
- Re: お江戸DEでぃ〜ぐれ!! ( No.6 )
- 日時: 2010/01/06 20:31
- 名前: 赤色ウサギ (ID: um7OQR3E)
第21夜 賭けと子供とある群集
雪「…貴女は…誰。」
静かに銃を下ろしながら無表情に問う少女。
目の前のもの…いや、人は自分に全く面識など無い。
—————そもそも、何故こんな事がおきた?
室長室に呼び出され、行ってみれば涙に顔をぬらしたコムイ。
訳の解らぬ説明をうけ、ピンクのドアに押し込まれた。
黒雷姉弟も居たが、空に放り出されたためはぐれてしまった。
室長の説明には『リナリー』しか…。
無事に着地したのはいいが、直後に訳の解らない子供に絡まれている。
子供の無造作な緑髪の髪が風に踊っている。
青々とした葉が舞うようだ。
?「ねー、オジョーサン。アタシと賭けしない?」
町をうろうろしているといきなり子供が現れた。
声の高さなどからして女の子だろう。
賭けなど乗るつもりは無かったが勝手にルールを言われ、強制参加だ。
?「ルールは簡単。戦って、アタシが勝ったらオジョーサンを貰うよ。負けたらなんでもしてあげる♪」
子供はそう言い切ると唐突に蹴りを入れにきた。
良く分からないがやるしかなさそうだ。
回想は終わり…
雪は直感していた。
この子供はただ者では無いと。
先ほどの音と共に放たれた銃弾。
—————今は氷のかけら…。
?「そう言えばさ。名前、訊いてなかったな。」
子供は屋根の瓦を蹴り、距離を詰める。
雪はまた銃を上げた。
雪「…白峰雪。」
日の光が氷の銃に反射してきらりと光る。
チカッ
子供は光に目を瞑った。
その隙を見逃さず雪は大きく飛び上がった。
そして後ろに回りこみ—————
雪「貴女は…。」
緑髪に突きつけられた氷銃。
何の恐怖も感じず子供は笑った。
?「ふ…アハハハハハ!!!!アタシ?アタシは禅。」
誰もわからぬほどに顔をしかめる雪。
雪「理解不能…。どうして賭けを…。」
禅「そうだな〜。一言で言えば惚れたんだよ♪」
雪「…質問はまだ。」
冗談でも言っているのだろう。
そう思い軽く聞き流した。
雪「貴女は何者。」
あの身のこなし、力。
普通の子供ではありえない物だ。
禅「何者…かァ。でもその前に…」
屋根の上には野次馬だろうか、数人の人が集まっていた。
その群集を指差し、禅は雪に笑いかける。
禅「アイツ等、殺らないとね。」
雪「———!?」
群集が姿を変えた。
人の皮をはぎ、中からおぞましい物体が現れる。
まさしくそれは雪の敵対するもの。
雪「AKUMA…。」
終!!
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