二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ひぐらしのなく頃に 自殺し編
日時: 2010/01/08 20:31
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

*プロローグ* 
 
 
体が麻痺して、腹が血塗れて。
 
そうして私はどんどん意識が無くなってく。
 
 
 
そばで声がしても返事すら出来なくて。
 
 
 
 
何度も感じてきたこの感覚。
 
この度にうんざりする。
 
 
 
 
"何で私はこんな運命を背負ってしまったのだ〟
 
 
その考えから、この話は始まる。
 
  
 

———————————————
     ※注意※
 
グロテスクな表現が多少あると
思います。
 
「´・ω・`」て方はバックです。
別にバックしなくても良いですけど 
 
※題名変えました
 
————————————————
 
  
 
 
———* 目次 *———————
【キャラクター紹介】 >>1 
 
【♯1】 >>2
【♯2】 >>3
【♯3】 >>4 
【♯4】 >>8
【♯5】 >>11
———————————————

Page:1 2 3



Re: ひぐらしのなく頃に 咲 ( No.2 )
日時: 2010/01/07 13:00
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

【♯1】
  
 
暗い。
 
ココはどこだろう・・・
 

 
 
「梨花・・・、起きてくださいなのです。」
 
 
遠くから羽入の声がする。
 
 
「また・・・ 昭和58年6月を越えられませんでした・・・」
 
 
 
 
・・・またなのね。
 
もう、雛見沢症候群と鷹野の企みがある限り
越えられない壁なのかしら・・・
  
 

 
「いいえ そんな事はありませんです!
 きっと!きっと次の世界では——「梨花ぁ!」
  
 
 

 
 
「梨花ぁ、早く起きて下さいまし?
 お弁当のウインナー私の所に全部詰めてしまいます
 ですわよーっ」
 
  
 
「それはいやなのです。
 沙都子が太ってしまうのです、にぱー☆」
 
 
 
ああ、また昭和58年6月が始まってしまったのか・・・
 
 
「—羽入——?いるの?羽入—?」
 
 
『はいなのです。梨花。
 どうしましたですか??』
 
 
「今日は何日?祝日では無いようね」
 
 
突然、羽入の顔が暗くなる。
 
 
 
 
 
 
 
『 もう、お祭の一週間前なのです・・・』
 
 
 
 
は? もう、一週間前・・・?
嘘でしょ・・・?
 
何で・・・ 
 
 
『あぅあぅ・・・ ゴメンなさいなのです梨花・・・
 
 僕も長年無理をしてきてしまいました。
 だんだん死に戻り出来る時間が短くなってるのは
 分かっていました・・・でも、ここまでとは・・・』
 
 
 
その時、羽入の後ろの壁で目覚まし時計が叩き割れた。
 
どうやら梨花が投げたようだった。
 
 
 
 
「いい加減な事言わないでよ!!!
 
 あとッ・・・一週間で!この世界を乗り越える
 策が浮ぶとでも!?
  
 またこの世界、きっとすぐ終わって——」
 
 
へたりと布団の上に座りこむ。
 
 
『ぁぅぁぅ・・・梨花ぁ
 僕には実体が無いのですよ?
 
 投げても通るだけです・・・』
 
 
 
羽入も座り込む。
 
羽入の座っている下には壊れた目覚まし時計が
無残にもバラバラになっていた。
 
 
 
「どうしたんですの・・・ あっ!
 目覚まし時計が・・・」
 
 
「・・・ごめんなさいなのです。
 そこの棚から落としてしまって・・・」
 
  
 

 
「はぁ〜・・・ 
 
 最近梨花変ですわよ?
 さっきだって怒鳴ってたし・・・」
 
 
「ゴメンなさいなのです☆
 立ちながら寝ぼけていたのですよ。
 
 にぱ〜☆」
 
 
 
 
「もう!仕方ないですわねぇ・・・
 時計は帰りに買うとして、遅刻ですわよ!」
 
 
「みーっ」
 
 
 
 
私達が家を出てく時、羽入は黙って玄関で
立ち尽くしていた。
 
 
(何とか言いなさいよ・・・馬鹿羽入)
 
 
私と目が合うと、焦るように羽入は壁をすり抜けて
どこかへ行ってしまった。
 
 
(逃げたわね・・・) 

Re: ひぐらしのなく頃に 咲 ( No.3 )
日時: 2010/01/07 13:59
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

【♯2】
 
*後7日
 
 
「あーっ!今日は楽しかったですわねえ〜」
 
「そうなのです。
 圭一のスク水姿は絶賛なのです。」
 
 
 
あははははッ
 
         クスクス・・・
 
 
今は笑っていられるけど・・・
 
こんな日もあと何日も持たない。 

明日崩れてしまうかもしれないこんな世界なんて・・・
 
 
 
 
 
いらない。
 
 
 
 
 
 
 
 
「梨花?」
 
 
ハッ
 
 
「な、なんですか?にぱー☆」
 
「最近、可笑しいですわよ?
 梨花らしくないと言いますか・・・ 
 
 何か隠したりはしてませんこと?」
 
 
 
やばい、沙都子に心配かけてしまっては・・・
 
 
「き、気のせいですよ!
 最近眠くてにゃーにゃーしてるのですよ」
 
 
「それなら良かった・・・」
 
 
沙都子が笑ってくれないと私は次の
世界では頑張れない。
 

だから 沙都子には・・・ 皆には悲しい思いさせたくない
ものね・・・
 
 
 
 
 

 
 
 
『梨花・・・』
 
 
 
 
 
 
 
それにしても羽入・・・どこいったのかしら・・・
 
 
 
「さぁ、今日のお夕飯はお鍋にしましょう!」
 
 
ピコーン!(何か思いついたときの音)
 

「じゃあ、キムチ鍋にしましょうです♪」
 
「まあ、いいですわね!買いに行きましょうか!」
 
 
「みー☆」
 
 
(これで羽入、出てきてくれるといいんだけど。)
 
 
  
  
 
 


『梨花?』
 
 
 
『りぃ〜かぁ〜?』
 
 
『聞こえてないのですか?梨花。』
 
 
 
 
『梨花梨花梨花ぁ〜 
 
 ・・・あぅあぅ・・・』
 
 
 
ひたひたひたっ・・・ 
 
 
『梨花ぁ〜』
 
 
梨花の前にわざと行ったのに・・・ 
 
 
『気づかないのです・・・』
 
 
 
 
 
 
 
『まさか・・・
 
 いや、それは無いのです!
 きっと意地悪な梨花のことだから、 
 気づかぬフリをしているのですよ!
 
 あうあう〜・・・』
 
 
 
 
 
 

 
ひぐらしの鳴き声が、 聞こえる。
 

Re: ひぐらしのなく頃に 自殺し編 ( No.4 )
日時: 2010/01/07 14:14
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

 
【♯3】 
 
 
「梨花ぁ〜出来ましたわよ〜」
 
「みー☆見事なキムチ鍋なのですよ!」
 
 
鍋の中は赤い液体がぐつぐつ煮込まれてて、
まるで生き地獄を連想させた。
 
(血・・・)
 
生き地獄、とともに「血」と言う単語も連想された。
 
 
 
(もう・・・ 最近私可笑しいわ・・・
 気でも狂ったのかしら・・・)
 
 
「さ、いただきましょう♪」
 
「・・・はい、なのです」

 
 
 
 
 
「辛いですわ〜
 でもダシ効いてておいしいですわ!
 
 さすが梨花!」
 
「キムチ鍋なんてちょろいモノなのです♪
 にぱー☆」
 
 
(だっていつも羽入に嫌なことがあるといつも
 このキムチ鍋作ってたもの・・・
 
 辛いって言いながらおいしいって言ってくれてて・・・
 
 
 
 まだ羽入帰ってきてないのね。
 今日の事まだ気にかけてるのかしら・・・)
 
 
 
『梨花・・・いじわるは止めてくださいのですよ』
 
『梨花・・・梨・・・ あッ』
 
 
初めて気づいた。
 
僕と梨花はいつも味を共感してて、お仕置きで
キムチ鍋を食べられていたのです・・・
 
それで僕はひーひーになってむきゃーって
なってたのに・・・
 
 
 
 
『味』を感じない・・・
 
 
『まさか、梨花・・・』
 
 
 
 
 
『僕を気づかぬうちに拒絶してる可能性が・・・
 あうあう・・・ 
 
 それは困るのです・・・』
 
 
 
 
 
 —雛見沢症候群、まだ誰か知らなかった。
 

Re: ひぐらしのなく頃に 自殺し編 ( No.5 )
日時: 2010/01/07 14:12
名前: 美雨 ◆hULT4ImBy2 (ID: sIS7fxEx)

読みました!!
梨花と羽入は他の人とちがって少しかわいそうに思えました。「沙都子が笑ってくれないと私は次の世界では頑張れない。
だから 沙都子には・・・ 皆には悲しい思いさせたくない
ものね・・・」
というところでさとこを思う梨花の気持ちが伝わってきました。
私、ひぐらしとっても好きなんですよ〜☆
雑談掲示板でひぐらしなりきりしてるくらいなのですよ〜!!

Re: ひぐらしのなく頃に 自殺し編 ( No.6 )
日時: 2010/01/07 14:15
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

私も大好きですよ♪ 
 
自分コースで行くとついついかわいそうに
なってしまいますが、ぜひまた暇な時に
来てくださいね^^


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。