二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケスペ†君と一緒に†完結!
- 日時: 2010/04/11 10:47
- 名前: 美羽 ◆.EcUKTtzGA (ID: ixDFu4/i)
初めまして、はたまたこんにちは。月音<つきね>と言います
この小説は、ポケスペ(ポケットモンスターSPECIAL)のキャラクターも出ます
舞台は、シンオウ地方とオリジナルのレイシン地方です
†注意事項†
①ポケスペが嫌いな人は退却
②月音が嫌いな人は退却
③オリキャラダメな人も退却
④荒らしも出て行ってね
†小説:本編—君と一緒に—
>>281ユウナ >>284ユウト >>285クウト >>356シアン >>362手持ち スペキャラ>>468
一章†始<ハジメ>†>>102
二章†廻<メグリ>†>>255
三章†真<マコト>†>>396
四章†調<シラベ>†>>467
五章†救<スクイ>†>>533
六章†絆<キズナ>†>>558
あとがき>>557
†小説:短編*雑談とか*
双子の頭>>333
質問コーナーユウナ>>377
幼馴染>>436
企画>>438
一方通行>>444 >>445
パロディ>>452
参照突破>>463
もしも>>516
†小説:特別番外編*イベントネタ*
バレンタインデー>>285 >>287
イエロー誕生日>>379
†イラスト(手描きの場合パスは777です)
双子>>342
タイトルロゴ>>350
タイトルロゴⅡ>>375
歌詞イメージ画>>389
ユウナ〜繋ぐ者>>423
ユウナ(雪梨サマ作)>>540
†イメソン
イメソン詩>>103
with yiu-絆->>187
Northern Lights>>151
消せない罪>>331
運命のダークサイド>>385
光>>404
瞬間センチメンタル>>497
替え歌>>456
替え歌>>485>>
奈落の花>>503
替え歌>>507
◇ユウナキャラソン
小さきもの>>113
when they cry>>178
Best Friend>>358
少女幻葬 〜 Necro-Fantasy>>386
君が居るから>>391
only my railgun>>410
砕月>>449
only my hope(替え歌)>>494
ワールドイズマイン(替え歌)>>546
◇ユウトキャラソン
『ありがとう』>>163
Best Friend>>358
いのちの名前>>374
フラワリングナイト>>384
悪ノ召使替え歌>>427
ALONES>>459
替え歌>>507
◇クウトキャラソン
you/クウトver.>>137
you>>183
Lost Boy>>336
ラクトガール〜少女密室>>397
◇シアンキャラソン
プレインエイジア>>398
◇ルナサンキャラソン
God knows>>152
†お知らせ*愚痴有*
………あ。もう終わっちゃうのか………
何か結構長かったなぁ………
まぁ一時期PC触れない時期もあったからなぁ……
さて、この「君と一緒に」はもうすぐ終わってしまいます。が!!
続編の「君の傍に」は終わった直後(多分)始まります!
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- Re: ポケスペ†君と一緒に†41/42話UP ( No.529 )
- 日時: 2010/04/01 15:31
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#43 恐怖と不安、そして…
どれくらい時がたっただろう。いやそんなに経っていない、その間、ユウトは引っ切り無しにユウナの名を繰り返していた
事情を言葉上でしか知らないレッド達はただ呆然と立ち尽くすだけだった
その時、背後から声がした
「………やっぱり、重すぎたみたいだ。ゲンガー」
「……………お前は?」
向かいの牢で、ボールに入ってるであろうゲンガーに語りかけているその男にシルバーは誰だと問う
ボールから視線を外し、3人を見つめる視線に彼らはユウナの優しい視線を連想させた
「まさか………ユウナの父さん……っスか?」
「あぁ。…………過ちを犯してしまった無様な父親さ」
そう力なく言った言葉を言った彼の瞳は、3人の奥に居るユウトの背中を見ていた
それが何かを訊かなかったが、ユウトに関係しているものだと解釈した
「…………あの、ユウナは何であんな風に……?」
「僕のゲンガーは人の“過去”を見せる“催眠術”を覚えていてね………ユウナの過去を、見せた…。というより、思い出させた……
ユウナはゲンガーの言うとおり夢に囚われる事無くおきた。でも……再び、闇に囚われてしまった…」
父の口から零れる言葉はだんだんと小さくなっていき、最後の言葉はつぶやくように消えていった
ユウナの過去。それはシアンが語っていた過去だろう
言葉上でもその過去は恐ろしく、絶望的だった
それを自ら見るのだから、精神が不安定になってもおかしくないだろう
ふと、シルバーは後ろを振り返る。そこには先ほどと変わりなくユウトに抱かれているユウナの姿があった
その光景にかつての自分と重ね合わせてみる
ユウトの体からちらりと見えるユウナの瞳は、やはり初めて逢った時のように意思を含んでいなく、自分より綺麗だと思っている銀のようで蒼い瞳は、濁って見えた
それは、かつての自分とそっくりで。
周りから心を閉ざして、たった一人の姉しか信じられなくて、そんな自分を救い出したのがユウナとゴールドだった
旅をする中で、彼女の優しさを知り、魅かれて行った
決着の時、彼の優しさと正義を知り、羨ましく思った
ユウナは自分の慕っている姉と似ていた。明るく優しいけれど心のどこかで何かに怯えていて
それでも塞ぎ込んだ自分に優しく接してくれたのがそっくりだった
ユウナの過去を知って、戦闘のためだけの「機械」と、仮面に服従するだけの「人形」は似たり寄ったりしていて、その途中で逃げ出したというのも似ていて
だからお互い共感できる部分があったのだろう、と今は確信を持って言える
「……………娘に、出逢えて良かったかい?」
ふいに、彼にそう問われた3人
戸惑いなく最初に答えたのはレッド
「はい。ユウナは………いつも一生懸命で、ポケモンに優しくて………でも何処か弱いところがあって、自然と護りたくなる。そういう奴なんです」
その言葉に、ゴールドはそうだ。と言う様にうなずく
シルバーも、小さくそうです。とつぶやく
その答えに喜ぶように、そして慈しむ様な笑みをみせて、そうか。と言った
「僕は、本当にナナカマド博士の研究所に預けて良かったと思っているよ。…変な言い方だけどね
あそこにユウトという子供が居ることも知っていた
第二の理由でユウナを彼に逢わせたかった
……こんな事が起きなくてもいずれ逢うだろう。と思っていたけどね。僕の予想は見事に外れてさ……」
と言い、彼は一度ため息をつき、再び話す
「僕は、彼の…ユウトの両親を殺してしまった
………愚かな神の人間さ」
その発言に3人は驚き、チラリとユウトの見る
彼と特に仲のいいゴールドは気づく、彼の肩が少しだけゆれていることを
きっと、今までの会話をすべて聞いていたのであろう
それでも、目の前の幼馴染を救い出そうと必死だった
「………聞こえてるんだろう、ユウト」
「……あぁ、最初からな。お前がユウナの父さんで俺の両親を殺した犯人で………」
ユウトの発する言葉の意に怒りは込められておらず、寧ろ哀しんでいる様に思えた
「……でも、お前が心のそこからやりたかったわけじゃないんだろ?」
「よくわかったね……その通りだよ」
父がそういうと、ユウトはやっぱり。と呟き続けた
「こんな優しくて強くて脆いユウナの父親が自主的にするわけない。俺はそう信じてましたよ」
その言葉を聴いて、本当に優しいのはお前だ。というのを押さえ込み、3人はここからでは見えないユウトの表情を探る
きっと、泣いてるだろう。と思いながら
「……ユウナ。俺はココに居るよ。ずっと君の傍に居るよ。だから……笑ってよ。立ち上がって……
俺が、君の光に、太陽になってあげるからさ……」
ユウナに、そして心にいる兄にも言うようにユウトは易しく、力強く言う
その時、硬く閉ざされたユウナの口が開く
「ほん、とう………?」
「本当だよ」
「ぜっ………たい?」
「うん。絶対に、もうこの手を離さないし、離させない」
「…………ありがとう………!!!!」
やっと、ユウナは自分の過去から抜け出すことができた
そして、涙を流すその瞳には前に誓ったあの時とは違う、決意が込められていた
そして、ユウトの言葉はユウナに安心感を植え付た
その様子を見ていた3人は不覚にも、涙目になっていた
レッドは、その言葉の意味に、少しだけ寂しさを感じていた
ありがとう。大切な家族。私はもう逃げない、負けない
目の前に壁があるなら乗り越えればいい。貴方もそうしたんでしょ?
なら、私にだって、きっと—————————
続く
- Re: ポケスペ†君と一緒に†43話UP ( No.530 )
- 日時: 2010/04/01 16:08
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#44 余興
ユウナと父についてる枷を外し(壊し)
ユウリの牢も壊して自由にさせた
数時間ぶりに取れたユウナの手首には赤く痛々しいあとが残っていた
それでも彼女は心も身体も自由になれた事の喜びのほうが大きいらしい
「あ、ねぇ私のポケモンたちは? お父さん」
「あぁ、大丈夫。この先に居るよ」
「判った。今すぐ取りに行って来る!! サン、着いて来て!」
ユウナの言葉にサンはうなずくと、ユウナとともに奥の部屋へ進んだ
「……さっきさ、ちょっと嫉妬しただろ、レッド」
「してないやい」
「してたな。……あの言葉に恋愛感情はねーよ」
ふぅ、とため息をつきながらユウトは言う
その発言にレッドはえっ、と顔を明るくする
「やっぱり思ってんじゃん。そうだよ。俺はユウナに吹っ切れてる…つもり。でもこれが終わったらケジメつけるために想いを伝える
そして、言う。………“レッドと幸せになりやがれ”って」
最後のほうの言葉はやはり恥ずかしくなったのか、俯いて言った
その言葉にレッドも思わず顔を赤く染める
その光景に、ユウリは思わず噴出した
「ユウナは随分とモテモテだね。ナナと一緒だ」
「ナナ…って誰っスか?」
「僕の妻で、ユウナの母親。綺麗な赤い髪と銀瞳…の、優しい女性だったよ」
「だった………?」
「あぁ。ユウナが生まれて3日後に亡くなった。事故でね」
またも突然の発言。というよりユウナと言いユウトと言いこの二人はどこまで不憫なんだ。とゴールドは頭の片隅で思っていた
不憫なのは二人だけじゃなく、シルバーやブルー、そして辛うじて自分もだが
そう思っているとき、ユウナが戻ってきた
先ほどの生気の抜けた顔は見間違いだと思うほどに
「おまたせー! あれ、どうしたの皆」
二人は顔を赤くしてるし、一人は少し悲しそうだし一人は珍しく考え事をしていたので、不思議に思ったのだろう
「いや。なんでもない。早く行こう」
「うん、じゃぁ行こっか、シルバーに皆」
シルバーとユウナが歩き出し、残った4人もついていく
「シルバーっていうのか、あの子」
「あ、はい。俺はゴールドで、後ろにいるのはレッド先輩っス」
「へぇ、いい名前だ。それにしても、ナナとシルバー君は少し似てるね」
「そうっスね。もしかしたら、親族だったり…」
「実は、そうなんだ」
「えぇ!?」
この人は突然びっくり発言をするな。と思いながらゴールドは目を丸くする。しかし
「嘘だよ。でももしかすると………」
「や、やめてくださいよ……」
「ははっ、ゴールド君は面白いね」
面白いのはそっちだ。といおうとしたが止めて置いた
これ以上からかわれると少々アレだったから
「……ユウナのこと、頼んだぞ」
「…………あぁ。任せとけ」
レッドとユウトもそんな会話を繰り返しながら、地上へと出る階段を上っていった
だが。
地上に上り、絶句した
仲間たちが、全員やられていたのだ
辛うじて経っているのはブルー、グリーン、シアンのみ
だがその3人もギリギリの状態だった
続く
- Re: ポケスペ†君と一緒に†43/44話UP ( No.531 )
- 日時: 2010/04/01 20:32
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
#44 黒幕は…
人も、ポケモンも、皆倒れていた
酷いよ………だれが、こんなこと………
「ふっ、私の支配下を掻い潜り、戻ってきたか」
不意に、上から声がする。そこには……一人の、人がいた
……いや、この人こそ、私の祖父。そして、黒幕
私やお父さんを傷つけ、ユウトの心をボロボロにした、張本人
「……全部お前がやったんだな。親父」
「あぁ、邪魔だったんでな………。子供と思って油断した
案外……しぶといのだな。お前たちは」
“邪魔”その言葉に彼は反応し、怒りの含んだ声で、祖父に言った
「邪魔って、何がだよ………」
「愚問だな、ここに転がっているゴミに決まっているだろう」
「ッ、ふざけんな!!!!!!!!! 人に、命に“邪魔”なんてねーんだよ!!!!!!!!!!!
おめぇ見たいな奴、俺は大嫌いだ!!!!!
人を「要らない」って、殺そうとして!!!!!
なんでだよ、生まれてきた命に邪魔。ってあるのかよ!?
なんで………そんな事が言えるんだよ!!!!!!」
そう叫んだのは、ユウトであり、クウトだった。
クウトの言う「要らない子」とは弟のユウトで、幼い頃ユウトとクウトの祖父がユウトに繰り返し言っていた言葉であった
「俺もだ!!! 俺はテメェみたいな奴が許さねぇ!!!!
バクたろう、“火炎放射”!!!!!」
ゴールドはボールからバクフーン…バクたろうをだし、祖父に攻撃しようとした。が
「ハクリュー、“ハイドロポンプ”」
祖父のハクリューによって、炎はすぐ蒸発してしまい、ハイドロポンプはバクたろうに命中した
「なっ………!!!! くそっ……なら、ピチュ!! “雷”!!!!!」
ゴールドは次に、ピチューのピチュを出し、ハクリューに雷を打つが、それほど効果はなかった
そう、ライコウの力を継いだピチュの雷でも、だ
「くっ………」
「ドラゴンタイプには、氷…そしてドラゴン!!!
ニューラ、“凍える風”、ギャラドス、“竜の波動”!!!!」
シルバーは、ハクリューに効果が抜群の技をあてる
けれど、しっかりと育て上げているらしく、倒れはしなかったがダメージは受けていた
「チッ…………」
顔を背けて舌打ちするシルバーの肩に優しく手をおき、ユウリは前へ出る
「このハクリューは僕がやる。ユウナ、お前は僕の親父と
そして、護ってくれ。我が宝来の姫君……ユウナを。頼んだよ、4人の王子達」
ユウリは、オニゴーリを出しながら5人に指示をした
「王子」と呼ばれた4人は少し頬を赤らめながらもまんざらではない様子をしていた
「………おや、これは未完成の“戦闘機械”じゃないか」
「ふんっ、私にはねぇ、ユウナ。っていう名前があるの!!! 私は機械なんかじゃない!!!! この世に一人しかいないユウナ。っていう人間よ!!!
かかってきなさい、今、私の、ユウトの過去に
………ピリオドをつける!!!!!」
祖父を見るその瞳は、純粋な怒りと現る決意が秘められ、ユウナを更に凛々しくさせた
その言葉に祖父はくつくつと下品な笑いを見せていた
それは、見るだけでも吐き気がしそうで
「やってみるがいい………コイツで!!!!!」
祖父の出したポケモンは…………
「カイリュー…………、いいよ、出ておいで、皆!!!!!」
そう、カイリュー。だがユウナは臆する事無く、手持ちを全て出した
レッド達も、後ろで構える
「——————ふっ、さぁ、最高の祭りの始まりだ」
五章完・続く
- Re: ポケスペ†君と一緒に†43/44話UP ( No.532 )
- 日時: 2010/04/01 20:09
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
あげ
- Re: ポケスペ†君と一緒に†44/45話UP ( No.533 )
- 日時: 2010/04/01 22:45
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
- 参照: 五章†救<スクイ>†
#34>>470 何、故
#35>>481 モウ、ナニモ見エナイ
#36>>490 恐れ
#37>>501 決意
#38>>504 闇の牢獄
#39>>506 遠いキオク +ユウナSide+
#40>>511 敵が入れるワケ
#41>>518 決着への前奏曲 +ユウトSide+
#42>>519 空間の能力
#43>>529 恐怖と不安、そして…
#44>>530 余興
#45>>531 黒幕は…
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