二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ◇ヘタレ色模様◇ 【ヘタリア】
- 日時: 2010/05/30 20:24
- 名前: 柏木その ◆NrQDiBQfmg (ID: ZYR2ZLjZ)
えとえと皆さま初めまして!
柏木そのと申します。
てかもう何年も前にこちらで三つ柏とかいう名前で銀魂やらシリアスやら何やら書いて活動してたんですが
もう知ってる方は存在してませんよね小説も消えたしね時の流れって早い←
知ってる見た事あるわ!という人はカキコして下さるとすごく喜びます。
知らない方も感想など是非カキコして頂ければまた喜びます。
あ、こちらはヘタリア(知ってる人いるのかしら)の短編集を書いてゆきます。
ゆるゆると更新してきますので暇な時にでも覗いて言ってくだされば嬉しいです!ヾ(・ω・`)ノ
〜MENU〜
>>1 【ぷろろーぐ】
〈日・中・韓・伊・独〉
>>2 【おとまりぱーてぃー Ⅰ】
>>7 【おとまりぱーてぃー Ⅱ】
>>8 【おとまりぱーてぃー Ⅲ】
〈米・英・仏・中・露〉
>>13 【アイツじゃないと Ⅰ】
>>17 【アイツじゃないと Ⅱ】
〈米・英〉
>>25 【大嫌いな神様に Ⅰ】
>>32 【大嫌いな神様に Ⅱ】
〜GUEST〜 【現在 4 名様】
*雲丹様 *ま様 *綺琉様 *コト様 *マナ様
- Re: ◇ヘタレ極彩色◇ 【ヘタリア】 ( No.5 )
- 日時: 2010/04/24 23:28
- 名前: 柏木その ◆NrQDiBQfmg (ID: ZYR2ZLjZ)
>>3 ———雲丹様〆
はじめまして、柏木そのと申します<(_ _)>
ふおぉ…!閲覧頂きありがとうございます!!
こんな未熟ものにコメントして頂きさらに面白いだなんて…嬉しいです//(/ω\*)
おとまりぱーてぃーはもうちょい続くんでまた見に来て下さると嬉しいですー!
Σギャグマンガ日和大好きです!
太子とか鬼男君とか閻魔さんとか皆ちょう可愛いと思うんですハァハry
後ほど是非見に行かせて頂きますね!
- Re: ◇ヘタレ極彩色◇ 【ヘタリア】 ( No.6 )
- 日時: 2010/04/24 23:35
- 名前: 柏木その ◆NrQDiBQfmg (ID: ZYR2ZLjZ)
>>4 ———ま様〆
はじめまして!柏木そのと申しますっ^^
面白いだなんて…そ、そそそそんなありがとうございます!!//(/ω\*)
私も中国…というかアジア大好きなんですー!同志様!笑
イギリスもポーランドももう何か全般で大好きですけどアジア可愛いですよねアジア 壁‖*´ω`)bグッ
私も呼びタメokですよー!ぜひ仲良くしてやって下さい!!
- Re: ◇ヘタレ極彩色◇ 【ヘタリア】 ( No.7 )
- 日時: 2010/04/24 23:42
- 名前: 柏木その ◆NrQDiBQfmg (ID: ZYR2ZLjZ)
【おとまりぱーてぃー Ⅱ】
プルルルル プルルルル
家の中、電話の呼出し音が響く。
日本はやっと駆ける足を止めて、廊下に設置してある黒い受話器を取った。
放って置いても良かったのだが、
居間でくつろぐあの二人が取ってしまっても面倒な事になるに決まってる。
「はい、もしもし」
「あっ、チャオ!俺だよ俺!」
受話器の向こうからは聞き慣れた声。
「…イタリア君、ですか…?」
「そーそー俺俺ー」
「ああもう代われイタリア!
日本では電話ごしに俺を連呼するのは犯罪らしいぞ!」
受話器の向こうにはドイツもいるらしく、もどかしそうな叫びも聞こえてきた。
それはオレオレ詐欺ですよ。
突っ込む前に、バタンバタンと向こう側では受話器を奪い合う音がした。
「ぎゃあ!ちょっ、ドイツ危なっ……ねーねー日本は今何してんのー?」
ドイツの攻撃を避けつつ話しているらしい。イタリアの息は荒かった。
「はぁ…今はちょっとバタバタしてまして…。
イタリア君達は…?」
「あ、うん。ほら今日、日本元気なかったじゃんかー。
で、ドイツと電話掛けてみようって話になって」
「…そうだったんですか。ありがとうございます」
心配だったから電話を掛けた。
決して押し付けがましくはないけれど、気遣ってくれているのはありありと分かる、その気持ちが有り難くて、自然と笑みが零れた。
「で、これから日本とドイツと俺で励ましパーティーでもしよーかと思ったんだけど、どうー?」
…パーティー。
思わずその単語に反応してしまう。本日、トラウマになるくらいの頻度で聞いた単語だ。
「えっと、今日同じような理由で中国さんと韓国さんも来てまして」
いや、多分同じなのはパーティーという単語だけで、彼等の意図は全然違うけれど。
「うーん…じゃー俺達も遊びに行っていいかな!」
「ええ、構いませんけど…」
「分かった〜!今からドイツとそっち向かうね!」
そして、チン、と電話が切れる瞬間、
「でも二人とも日本の事よく見てるよね〜。…大事にされてるね。先越されちゃったよー」
イタリアは笑みを含んだ声でそう言った。
「…は?」
それは違う、訂正をいれようとしたが受話器からはもう、プー、という通信切断音のみが聞こえていた。
あの二人は、励ますというよりは、自分達が楽しみに来てるように思うのだけど。
はぁ、とまた溜息を一つ漏らして、日本も静かに受話器を置いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
一方、例の面倒な二人組は、
「兄貴ー、日本の奴戻って来ねぇですねー」
まだ居間を占領していた。
畳に寝そべってジャンプに目を落としている韓国が、何でもないような口調で言った。
「そうあるなー。お前が空気読まないからある。やっぱ一緒に来んじゃなかったあるなー」
対する中国の返答も、バリバリと煎餅を頬張りつつ、興味なさそうな声色だ。
「…兄貴が俺にどうしてもついて来て欲しいって言うから」
「おまっ、言ってねえ!言ってねえあるよ!妙な捏造すんなある!頬赤らめんなある!」
「「……………………」」
暫く無言で見つめ合い、はぁー、と二人の間に溜息が漏れる。
実は結構気にしていた。
「あ゛ー…うまくいかねぇあるね。やっぱこういうのは得意じゃないあるよ」
がしがし、と、中国が前髪を掻き上げた。
二人が、その日の日本の異変に気が付いたのは、会議が終わってすぐの事。
ぼんやりしてると言うか、疲れていると言うか。
案の定スイスに「自分の意見を言え」といつも通り怒鳴られ、「そうですね、早く帰ってニコニコしたいです」と答えた日本の目の死にっぷりと、周りのざわつきったらなかった。
「………………。」
何も言わず、合図もなかったが、計ったように中国と韓国が同時に目を合わせた。
「…むう、何か日本変っすね今日。普通に乳揉めましたし、20回程」
「とりあえず揉むなある。…まあでも、そうあるな」
中国は、溜息を吐きつつ袖口に手を突っ込むと、かつん、と踵を返した。
そのまま静かに会議室を後にする。
「最近あいつの家も、隣人からの弾道ミサイルやら、ハケンギリやら、上司の政権交代やら、いろいろ面倒な事になってるらしいある」
お前もついてくるあるか?
中国はそう言って、にやりと笑って見せて振り返った。
行き先も目的も一切言わなかったが、聞かなくても分かると言わんばかりに、韓国は中国と肩を並べた。
「はーぁ、兄貴も大概甘いですよね」
「馬鹿いうんじゃねぇある。失態を笑いに行ってやるだけあるよ」
「……でも、分かってます。兄貴が一番好きなのは…俺ですよね!」
中国は、しばらくげんなりとした表情で口をつぐんだ後、
「……ノーコメントある」
面倒臭いのでとりあえず1番無難な台詞を返した。
そしてそのままさっさと早足で目的地に向かう。
まぁ本人よりも早く着いてしまったのは想定外だったのだけど。
- Re: ◇ヘタレ極彩色◇ 【ヘタリア】 ( No.8 )
- 日時: 2010/04/24 23:57
- 名前: 柏木その ◆NrQDiBQfmg (ID: ZYR2ZLjZ)
【おとまりぱーてぃー Ⅲ】
◆◇◆◇◆◇◆◇
「……さて、そろそろ帰るあるか」
そんなこんな一通り回想を終えて、中国は立ち上がった。
手首足首をぐるぐる回し、筋肉を解して準備完了。
それを見詰める韓国はぱちぱちと目を瞬かせる。
「は?帰るんですか?まだ目的達成してないですよ?」
「別に、目的も何も。茶化しに来ただけじゃねぇあるか」
「そうかもしれない…けどな、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ」
「はっはーん、随分デカい態度あるなお前ー?…もうお前はジャンプ読むんじゃねぇある」
「俺は……木ノ葉の白い牙は本当の英雄だと思ってます」
「先生の過去も掘り下げなくて結構ある!もうお前はジャンプ読むんじゃねぇある」
「でも、日本は同じ亜細亜の国家です。仲間です!だから命懸けで助ける、これが木ノ葉りゅ……」
「もうめんどくせぇある!」
韓国の脳天に、ガツン!と中国の拳がしたたか振り下ろされた。
「…すまねぇあるな。何かを得る為には同等の代価が必要あるよ」
「なっ…まさか…!兄貴、は、ガンガン…派」
韓国はそのまま動かなくなった。
日本がいない今、残念ながらツッコミは不在だった。
「ったく、手間掛けさせんじゃねぇあるよ。おいとまの理由は簡単ある
———枢軸国の連中もこっち来るってのを廊下で電話してんのが聞こえたあるよ」
頭にタンコブを携えた韓国はさすがに大人しく聞いていた。
「相変わらず地獄耳っすね。……ってそれが何かまずいんすか?」
「いや、むしろ良かったある。
だから、後はあいつらに任せて帰るある。我等にはやっぱり向いてないあるよ」
中国は少し寂しそうに笑った。
「励ましだとかそんなのは」
あいつらの方がよっぽど上手いある。
だったらもう我達がすることなんてないあるよ。
中国は、ガラガラ、と襖を開いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
そして一方の日本は、
「…………………………」
襖に手をかける瞬間のまま、フリーズしていた。
イタリアとドイツが来ることを伝えに来たのだが。
もう知っているようだ。それどころか———
「……ふぅ、……全く」
全く、励ましに来たのならそう言ってくれれば良かったものを。
まぁ気付かせないそれが、彼等なりの気遣いなのかもだけど。
彼等の気遣いは本当分かりづらく汲み取るのが難関だ。
全く分かりづらくて、
————結局、優しい。
イタリアの言ってた意味をちょっぴり理解させられた。
すると、ガラガラ、と襖が開いて中国が顔を出す。
「おー、邪魔したあるな」
パンダのリュックを背負い、すたすたと玄関に向かう中国の背中に声を掛ける。
「……泊まっていかれないんですか?」
「はいはい、心配しなくてももう帰——……へ?」
きょとんとした顔で彼は振り向いた。目をぱちぱちとしばたかせる。
「…?さっきあんだけ帰れ帰れ言っといて……どういう急激な心変わりあるか?」
「いえ、別に?」
怪訝な顔をする中国に、相変わらず日本はしれっとはぐらかす。
どうせ理由を言ったって彼等が照れるんだか意地はるんだかして面倒臭い事になるのは目に見えてるし。
日本男児たるもの、彼等の気遣い無駄にはしません。
イタリア君達もそろそろ着く頃でしょうか。
「「……………?」」
訳が分からないといった表情で顔を見合わせる、中国と韓国を尻目に。
日本は、ふっ、と眉を下げて微笑んだ。
ネーミングセンスはいささかイマイチですが、
さあ始めましょうか
おとまりぱーてぃー
*end*
- Re: ◇ヘタレ極彩色◇ 【ヘタリア】 ( No.9 )
- 日時: 2010/04/25 12:27
- 名前: 雲丹 ◆HCrIwjIY4M (ID: KoErH5Nm)
楽しく読ませて頂きました
韓国はジャンプ派中国はガンガン派なんですねww
見ててニヨニヨしてしまいました^^
亜細亜組やっぱりいいですねww私は特に中国が好きですよ
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