二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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戯言世界の無為式—REBORN×戯言—
日時: 2010/05/12 18:02
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!

今回は人類最弱こと、《戯言使い》の《娘》設定で書いていきたいと思います。

ちなみに舞台は並盛ではありません。京都ですので。
頑張ります!

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Re: 戯言世界の無為式—REBORN×戯言— ( No.1 )
日時: 2010/05/12 18:43
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

登場人物設定


語り部
・玖渚 いん
通称いーちゃん。
玖渚機関の後継者で、戯言遣いの後継者。
鏡の向こう側の零崎澄識に困り果てている。
無為式。
容姿:蒼い眼に黒い髪。他はいーちゃんと同じです。
武器:拳銃二丁にやはり戯言。後は曲絃糸。
年齢:14歳
身長:ツナと同じくらい
体重:不明(言えないよ)
通り名:戯言使いの後継者・傍観者・観覧者・ジグザグの跡継ぎ。



・目次
第一幕 開幕
第二幕 存在否定《存続否定》

Re: 戯言世界の無為式—REBORN×戯言— ( No.2 )
日時: 2010/05/12 07:52
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


「多分、僕は人間には成れないんだろうね」

ずっと前、そんな事を言った気がする。
何の感情も込めず、そんな事を言った気がする。
僕は欠落製品であり、《人間》の成り損ない。

狐の面を被った人は言った。

「フン、成り損ないか・・・いい表現をするじゃないか」

僕は、その人の顔を見ずに、言う。
「この世で完璧な人間などいません。だから、楽しいんじゃないですか?」
「《完璧な人間などいません》フン、まぁ、そうだな」
僕は狐の面を被った男の人に、礼を告げた。

僕も、いつかは死ぬのだろう。

何も判らずに、意味不明に死んでいく。


それは、当たり前の事だ。

Re: 戯言世界の無為式—REBORN×戯言— ( No.3 )
日時: 2010/05/12 08:02
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第一幕 開幕


「おはよういーたん」
「・・・零崎」

朝起きればコイツの顔が唐突に目の前にあった。
「・・・今日は休みだ。少し位寝かせろ」
「あぁ?もう朝の9時だぜ」
僕は時計を見る。
・・・九時だ。
「だからどうしたんだ」
「お前確か朝の八時に学校行くって言ってなかったか?」
・・・僕は体を起こす。

まだ覚醒し切れていない頭を精一杯起こし、立ち上がる。

「零崎、キミは何で僕の部屋にいるの」
「忘れたのか?お前昨日グダグダになって俺に負おぶってって欲しいって言ってたジャンかよ」
ああ、思い出した。
最近物忘れが激しいな僕。
そう考察しながら僕は服を着替えた。
「じゃあ、僕行くから」
「おぅ」

零崎は笑いながら、僕は笑わずに返事をした。



「・・・」

僕は校舎に入ると言うもう少しの所で立ち止った。
見知らぬ男子生徒達。はたまた記憶が無いのか・・・。

忘れているのか。

だけどその容姿に見入った。
美形だ。中世的という言葉が良く似合っている。
その後ろには他の男子生徒が会話を交えていた。

「・・・」

僕は関係ないと判断し、校舎の中に入った。

Re: 戯言世界の無為式—REBORN×戯言— ( No.4 )
日時: 2010/05/12 17:59
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)




校舎の中に入って。
僕は更に辛い思いをすることと成った。

「おっはよーいーくーん!」

おなかにクリーンヒット。

「ぐっ・・・」
「ありゃりゃ?わっゴメンね?」
やっと気付いたのか僕から少し離れて喋りだす。

・・・少し、おなかが痛い。

「わわわっ!大丈夫いーくん!?」

・・・悪気は無いんだよな・・・。

ちなみにコノ子は同じクラスの淺川冷夏。(あさかわ れいか)
テンションが、月並みに高い少女だ。

「・・・大丈夫だよ」

戯言だけどね。
「良かった!えーとね、今日転校生来るんだって!楽しみだねいー君!」
「・・・そうだね」
僕は俯き加減に鞄を置く。

僕は眼を閉じて、夢の中へと引きずり込まれた。



真っ白な空間に僕はいた。
何も無い、真っ白な空間。

その中心に僕はいた。

感情なんて皆無。感傷なんて皆無。

愛情なんて非情なんて感動なんて冷酷なんて冷静なんて快楽なんて皆無。

全てが皆無なその場所に僕はいた。

対して、向こう側。

真っ暗な世界で全てが行きかう世界。
全てが繋がり全ての感情を感じる世界だった。

その中心にいる彼。
僕とは真逆な少年。

笑う殺人鬼・・・だった。



「・・・」

眼を覚まして。
僕は辺りを見回す。

「じゃあ転校生の皆さん、自己紹介をしてくれ」

担任が教卓の前に立っている少年5人に言った。

優しげな少年、不良そうな少年、スポーツマンらしき少年、釣り眼の美形な少年、パイナポーヘアの少年。

僕は彼等を見ながら、興味をなくしたように机に突っ伏した。

「・・・」


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