二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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北斗の拳〜another story〜  コメント募集中
日時: 2010/07/18 09:47
名前: 青銅 (ID: WKDPqBFA)

初めまして。青銅です。北斗の拳の小説です。完全アナザーストーリーなのでキャラの性格が違う、生き残るキャラが出てくるのは当たり前なのでご注意を・・・。ついでにギャグもありです。後、セリフは多めです。

そしてちょくちょくキャラを増やしていくのでヨロシクお願いします。
キャラ紹介は本遍の後になっています。

そして、そこまで文才もないですが、よろしくお願いします。

後一つ、荒らしは絶対にやめてください。

Page:1 2



Re: 北斗の拳〜another story〜 ( No.1 )
日時: 2010/05/16 12:48
名前: 青銅 (ID: ZD9/Y1q1)

第一話 =地獄からの大脱走=

オレは誰だって?オレは見ての通りの拳法家。
えっ?名前だって?オレの名はレオン。
ちなみにここは何処だって?決まってんだろ。地獄のカサンドラだよ!
何でオレが此処にいるかって?そんな事は知らねぇよ。一つ言えることは・・・結構有名な拳法使ってるからか?
捕まって何時に成るかって?・・・ずっと前だな。
ちなみにオレは今何してるって?・・・5号獄舎にしょっ引かれる所。
職員「ここが5号獄舎だ!精々死ぬまで大人しくしていな!」
レオン「イテテ・・・解かったよ、この野郎が・・・。」
直ぐにドアは閉じられる。
肝心のその中は・・・何と言うか、殺気が漂っている。
それも只の殺気じゃなくて、とてつもない強烈な殺気が部屋中に充満している。
何処かにいい場所は無いかと探す矢先、オレは一人ぶつぶつと何かをじゃべってるヤツを見つけた。
外見はオレと同じくらいの背丈に短髪で、歳もオレと変わらなさそうな感じだ。
・・・もちろん話しかけたさ。
レオン「オイ、ちょっと良いか?」
?「なんでしょうか・・・悪いのですが手短にお願いします・・・死ぬまでに100回念仏を唱えたいので・・・。」
レオン「そんなネガティブ思考になるなよな。オレはレオン。オマエは?」
?「・・・タカです・・・。」
レオン「なあ。オマエ此処に来てどのくらい経つ?」
タカ「・・・ざっと2ヶ月くらいは・・・。」
レオン「そこそこ行くな。」
タカ「只、もう疲れましたよ・・・いつ処刑になるか怯え続けて、今ではもう恐怖する気も起こりません・・・。」
かなりの恐怖を感じたんだろな。そこまでなるなんてオレもそうなったらたまんねえや。
こうしてオレは覚悟を決めた。そしてタカに言ったのさ。
レオン「・・・脱獄しよーぜ・・・♪」
それを聞いた途端、驚いた様子でこっちを向くと物凄い怯えた様子で話かけた。
タカ「バ、バ、バ、馬鹿なことを言わないでください!」
レオン「オレはいたってマジだけど?」
タカ「そんな事、自分で『殺してください』と言ってるような物です!獄長の実力を解かってるのですか!?」
レオン「過去に一人脱獄したじゃん。あの白髪の病人。」
タカ「だからと言って自分も倒せるとは思わないでください!そもそも脱獄のチャンスも」
その時、銅鑼の馬鹿でかい音か鳴り響いた。
職員「獄長様が日の光を御恵み下さる!外へ出ろ!」
その時オレは思った。
これが脱獄の最大のチャンスじゃねえか! と。
レオン「脱獄のチャンス来たけど?」
タカ「・・・・・。」


・・・・・・・・・・・・・・・。

Re: 北斗の拳〜another story〜 ( No.2 )
日時: 2011/01/31 19:27
名前: 青銅 (ID: s7P63baJ)

そして外だ。久々の日の光だな。オレも最後に浴びた日とか忘れたな〜。
・・・そしてバカにデカイ扉から獄長登場。本当にバカにデケェジジイだな〜。
ウイグル「ン〜フフフ。今日のワシは気分が良いから特別に日の光を恵んでやろう。ありがたく思え。」
あぁ、ウゼェ・・・。こんなヤツに感謝するやつの気が知れねぇな・・・。
キッチリ相棒(タカ)も土下座よぉ・・・。オレもだけど。
ウイグル「思いたくなかったら、立ち向かって来い。何時でも相手になるぞい。只、ワシに勝った者は居らんがな。」
ウソ付けよぉ。前に胸に七つの傷を持つ男に肩の筋裂かれてビクビクして病人渡した癖に。その上、門番も退職よぉ。
・・・そしてイライラすんなぁ・・・その言い分。我慢できねえオレは等々叫んだぜ。
レオン「だったら、今相手になってもらおうか!」
イキナリの事でビビッたのか、全員驚いた様子(特にタカ)でこっちを見つめた。
獄長の野郎も活きの良い相手と思ったのか、ご機嫌な様子で見ている。
ウイグル「イキナリワシに挑んでくるとは、その無謀な勇気だけは称えてやるぞイ。」
レオン「生憎だけどオレの辞書に無謀っていう言葉はねぇ。それに相棒もいるしな。」
タカ「ちょっ、何でボクまで・・・。」
ウイグル「ほう、二人がかりで攻めるか。ではワシが挑んで良い者か、試そうかの。」
そういって兵の大群をオレらに向かわせる。
同じ囚人のヤツラはオレらを期待の目で見ながら避難するぜ。
囚人①「おいおいマジかよ・・・。」
囚人②「獄長に挑むなんて・・・。」
・・・ちょっと違うか・・・。
まぁ、戦いになるし、オレらは久々一丁やってやるか!
レオン「行くぜ、相棒!」
タカ「何時から相棒に・・・。」
ウイグル「さぁ、やってみろ。」
レオン「上等だぜ!」
オレはオレの拳法の基本の構えを取った。
囚人①「何だ?あの拳法。」
その時、一人のジジイが叫んだぜ。
囚人③「あれは!東斗陽拳!」
囚人①「とうと」
囚人②「ようけん?」
囚人③「間違いない・・・あの構え・・・第4の天帝守護の拳と呼ばれ、北斗、南斗と張り合う拳法『東斗陽拳』じゃ!」
レオン「よく解かってるじゃねえか、爺さん。」
タカ「・・・そんなに凄い拳の使い手だったなんて・・・ボクも、やらないと・・・。」
相棒も構えを取った。
囚人③「あれは・・・」
囚人①「爺さん、あれはオレ達も知ってるぜ。」
囚人②「浄土如来掌だ!」
囚人③「あぁ・・・日本相撲の流れを組むあの拳法じゃ・・・。」
囚人①「こんな所でお目にかかるとわな。」
囚人②「期待してみるか・・・。」
そして、戦いは始まったぜ。兵の軍隊は次々ときやがった。
レオン「5秒で済ましてやるぜ!東斗熱風拳!」
オレが構えは取った。そしてオレは一瞬にして軍隊を間をすり抜けた。
兵「フフフ、逃げてたんじゃ獄長にも敵わんぞ〜。」
レオン「余生は楽しんだか?」
兵「何を・・・ウッ!」
兵は砕けたよう。
それを合図に次々と砕けていく。
レオン「・・・5秒で決めるって言っただろ?」
流石はオレ。決まってるね。
そして相棒のほうはと言うと・・・。
タカ「はぁぁぁぁ・・・千手観音掌!」
目にも留まらない掌の連発で迫り来る兵を次々となぎ倒していった。
そして等々やっつけやがった。流石だぜ。
レオン「さて、最後はテメェだぜ。」
ウイグル「ン〜フフフ。久々に活きの良い獲物を捕まえたのぉ。一気に殺すのは詰まらん。ジワジワとなぶり殺しにしてやろう。」
そう言うとジジイは2本の鞭を構えた。
ウイグル「泰山流双条鞭!」
オレらに鞭で斬撃を食らわしやがる。
レオン「グッ・・・。」
タカ「・・・・・!」
これでもう、傷だらけだぜ・・・。
だけどその軌道は見切ったぜ。
レオン「斬斧拳!」
ウイグル「なんと!」
ザマァ見ろクソジジイ。鞭を斬ってやったぜ。
囚人③「おぉ・・・あの拳で獄長相手に義戦するとは・・・。」
囚人①「期待できそうだな・・・。」
囚人②「頑張ってくれよ!ボウズたち!」
ウイグル「ヌヌヌ・・・正直、もう少し楽しみたかったのだが、直ぐに殺してやろう。」
そう言うと兜から恐ろしい数の鞭を取り出しやがった。
・・・どういう仕組みなんだ?あの兜。
ウイグル「泰山流千条鞭!!!」
レオン「もう一度!斬斧拳!」
タカ「ボクだって!千手観音掌」
次々と斬り、弾きかえすがレオンに何本か絡まってしまった。
レオン「ウオッ!?」
ウイグル「ン〜フフフ、捕らえたぞ〜。」
そして、ジジイはあの技の構えを取ったぜ・・・!
ウイグル「止めじゃ!蒙古覇極道!!!」
レオン「クソッ!」
何とか抜け出そうと考えたオレ。
そしてオレは思いついたサ。
レオン「これだ!東斗天斬脚!」
刀より鋭い足で鞭を切る。
そしてそのままジジイにも攻撃よ!
ウイグル「ぐがぁ!」
レオン「よしっ!相棒!止めと良くか!」
タカ「ハ、ハイ!」
そしてオレたちは技を構えたぜ。
レオン「東斗万焼拳!」
タカ「千手観音掌!」
拳連打&掌が炸裂。
ジジイはあえなく倒された。
レオン「余生は楽しんだか・・・って、実際は気絶だけどな・・・。だけど1ヶ月は起きねぇだろうよ。そんじゃ今のうちにトンズラしようぜ!」
タカ「ハイ!」
そのまま脱獄したオレら。
追いかけるやつなんていねぇ。全員倒したからな。
レオン「ひゃ〜、やっぱりシャバの空気はうめぇや。」
タカ「脱獄なんて夢見たいです。」
レオン「さてと、オレはこれから世直し旅にでも行くけど、オマエは如何する?」
タカ「・・・ついて行きます。ついて行きたいです!」
レオン「そう来ると思ったぜ!オレ達コンビで世界を救おうぜ。」
タカ「では貴方の事を『兄貴』と呼ばせてもらいますよ!」
レオン「もちろんOKよ!いくぜタカ!」
タカ「兄貴!」
こうしてオレらは砂漠を進んだ。
これから世直し旅の始まりよ!

第一話 完

北斗の拳〜another story〜キャラ&流派&技 ( No.3 )
日時: 2011/01/31 19:31
名前: 青銅 (ID: s7P63baJ)

=メインキャラ

=レオン=
本作の主人公。第4の天帝守護の拳法『東斗陽拳』の伝承者。赤い髪と軽いノリが特徴な熱血漢。
『胸に七つの傷を持つ者』の噂(要するにケンシロウの噂)を聞いて会うために旅に出るがカサンドラに捕らわれたりするなど、会う日までは大部掛かりそうな感じである。
現在は会うための旅の傍ら、世直し旅をしている。
武器を使うこともあり、その武器は棘付き梢子棍。
そしてたまに趣味でプロレス技を使う事も。

=タカ=
準主人公。『浄土如来掌』の伝承者。少々気は弱いが根はしっかり者。
カサンドラに囚われていたがレオンと共に脱獄。以来レオンを『兄貴』と呼んで慕っている。
レオンと同じく武器も使用する。その武器は竹槍や十手。


=原作キャラ
=ウイグル=
カサンドラ獄長。蒙古覇極道を使う。
原作では死亡したが、この話ではケンシロウに肩の筋をズタズタにされた後、恐れを抱いてトキを渡したために生存。
フウガ、ライガについてもミツを取り返したために生存してトキと共に脱走した。


=拳法

=東斗陽拳=
第4の天帝守護の拳。その戦い方は闘気で熱を帯びた拳で南斗聖拳の様に焼き切ったりする拳法。南斗聖拳のように一気に切り裂くものではなく『取点』と呼ばれる部分を熱する事によって相手の肉体を軟化させ、その後に切り裂く闘術がメイン。


=浄土如来掌=
日本相撲の流れを汲む拳法。
名前の通り主な攻撃は掌による突き。
その姿は従来の相撲のイメージは無く、軽やかな動きや返し技などの『柔』の傾向が強い。
また、投げも柔をイメージした物だが、全てが柔のイメージではなく、剛拳も多少残っている。

=技

=レオン
-東斗熱風拳-
相手のすれ違いざまに拳で取点を突く技。
タイマンではもちろん。集団戦でもいける万能な技。

-東斗天斬脚-
刀より鋭い足(レオン談)で相手を切断する技。
実は焼き切っている。

-斬斧拳-
渾身の力をこめた鉄槌打ち。
斧で切ったような雑な断面を残す。

-東斗万焼拳-
超高速で相手に拳を連発する技。
早い話が東斗陽拳版百列拳。
喰らった相手は粉々に砕け去る。

=タカ
-千手観音掌-
途轍もなく素早い掌底を次々と繰り出す技。
南斗翔隼撃と同じく一対一や一対多数などでも使える。

北斗の拳〜another story〜 ( No.4 )
日時: 2010/10/05 21:29
名前: 青銅 (ID: 2Ujo/OfH)

第2話 烈火の殺陣

オレは誰だって?・・・前回も言ったと思うが・・・。
とりあえず名前か。オレはレオン。
隣のヤツ?相棒のタカだ。
・・・オレらはあの後、砂漠を歩いてたぜ。
レオン「・・・アツッ・・・。」
タカ「やはり砂漠ですからね・・・。」
そりゃまぁ、砂漠は暑いのが常識だからな・・・。
?①「(ククク・・・獲物が入ってきたぞ・・・。)」
?②「(また良い奴隷ができるぜ・・・。)」
その時オレは感づいた。
・・・何かがいるって・・・。
タカ「兄貴・・・如何しました・・・?」
レオン「何でもねぇ・・・。」
だが次の瞬間だった。砂の中から暴徒の集団が出てきやがったんだ。
タカ「ワッ!」
レオン「何だっ!?」
暴徒「ハッハーッ!砂塵土竜拳の餌食になりな!」
イキナリの襲撃だったから構えは勿論取っていない。
だけど取らなくても十分に立ち向かえるほどの相手だ。
・・・つまり雑魚。
レオン「虚拳なんてくだらねぇな!オレ達の実力を見せてやろうぜ!」
タカ「勿論です!」
暑さなんて忘れたオレ達は戦いを始めた。
・・・むしろ戦っている最中は涼しさも感じたぜ。
レオン「斬斧拳!」
タカ「風来投!」
投げに斬撃で暴徒を倒していくぜ。
暴徒①「あぐがっ!」
暴徒②「くそぉ・・・第二部隊、続けぇ!」
地面から出てきたが普通にオレらが片付ける。
暴徒①「じゃばらっ!」
暴徒②「どぼがっ!」
暴徒③「総攻撃だ!皆出て来い!」
物凄い数の大軍が出てくる。
・・・よくここまで隠れられたな・・・。
レオン「行くぜ、相棒!」
タカ「ハイッ!」
そしてオレらは構えを取る。
レオン「東斗熱風拳!」
タカ「千手観音掌!」
一気に片付けると言わんばかりに敵を倒す。
レオン「余生は楽しんだか?」
暴徒「何を・・・ウグッ!?」
暴徒が血を吐き倒れる
そして後一人さ。
暴徒③「なんてヤツだ・・・この大軍を・・・。」
レオン「後はオマエだけだ。」
?「そうかい?」
そこにはバイクに乗った大軍たちが・・・。
?「オレ達に楯突くたぁ、いい度胸じゃねえか。」
暴徒③「セメド!こいつらが!」
セメド「解かってる。オマエら!殺れ!」
暴徒達「合点承知よぉ!」
レオン「なぁ、オマエらよぉ。」
暴徒「あぁ?何だ?・・・って何時の間に後ろに!」
レオン「余生は楽しんだか?」
暴徒「何を言ってやががっ・・・!」
一瞬にして暴徒を蹴散らす。
タカ「さすがは兄貴。」
レオン「ざっとこんなもんよ。」
セメド「おぉぉ!オレの部下が!テメェ・・・殺してやる!」
デカイ棍棒持って襲ってくる。
レオン「斬斧拳!」
タカ「帝釈掌!」
バイクの野郎に技を食らわす。
セメド「あぁ?テメェ何を・・・おぉぉ!」
腹に風穴が開いている。
セメド「テメェェェェェ殺してやがるおどだばざひでぶぅ!!!」
顔が潰れてそいつは死んだぜ。
レオン「終わった終わった。」
タカ「お疲れ様です。」
そしてオレはふとバイクを見た。
・・・そして閃いたぜ。
レオン「ラッキー。あいつ、バイク乗ってたぜ。このバイク貰おうぜ。」
タカ「えっ?ちょっと、ボクらまだ15で無免許・・・。」
レオン「今の時代、免許持って運転するやつが何処にいるんだよ。徒歩なら先に行くぜ。」
タカ「ま、待ってくださいよ兄貴。」
そしてバイクに乗ったオレ達は町を目指して走り出した。

第2話 完

後書き
ついに出ました!北斗名物 断末魔!


=拳法
砂塵土竜拳
モグラの如く土の中にもぐり、奇襲を仕掛ける拳。
あらかじめ酸素ボンベか竹筒を用意する。

=技
風来投
いわゆる二丁投げ。威力はそれと桁違いに高い。

帝釈掌
渾身の力を籠めた片手掌底。

北斗の拳〜another story〜 ( No.5 )
日時: 2010/05/21 23:53
名前: 青銅 (ID: ZD9/Y1q1)

第3話  地獄の組織 チェックメイト


とりあえずオレ達2人はアレから町に到着。
バーで飯を食っていた。
レオン「久々に味のある食いモンにありつけたな〜。」
タカ「全くですよ。砂漠をあれだけ走ればそれはそれはバイクでも疲れが・・・。」
オーナー「まぁ、そんなに疲れてんなら食って行けよ。」
とりあえず食っていた。
レオン「おっちゃん。食った分の食糧、おいてくぜ。」
オーナー「また来いよ。」
そしてオレ達はバイクに跨り、再び走り出した。
・・・その矢先だった・・・。
レオン「・・・・・。」
オレは何かの気配を感じ、バイクを止めた。
タカ「兄貴、一体如何したんですか?」
レオン「(静かに!)」
そしてオレ達はその気配のする方向に行った。
・・・やはり暴徒だった・・・。
民①「ど、如何かこの食糧だけは・・・。」
暴徒①「知るかよ!全てはキング様とクイーン様の為だ!大人しく差し出せ!」
民②「パパ・・・。」
暴徒②「差し出さなかったら娘さんの命はねぇなぁ!」
・・・その光景を脇から見ていた。
タカ「・・・やはり暴徒・・・!」
レオン「行くぜ、相棒。」
そしてオレ達は暴徒に近づいた。
暴徒①「ああん?何だテメェらは!」
レオン「単なる通りすがりだけど?」
暴徒①「通りすがりだぁ?横切っといて謝りもしねぇのか!ぶっ殺してやる!」
暴徒は金棒を持って襲い掛かった。
・・・只、オレ達の敵じゃ無いから、速攻で倒したけどな。
暴徒②「ヒ、ヒィィィ!く、来るな!これ以上来たら、この娘の命は」
オレは暴徒に手刀を食らわせ、気絶させる。
民②「パパッ!」
民①「おぉ・・・!ありがとうございます!」
レオン「礼はいいぜ。」
タカ「それにしても、キングって何ですかね?結構前に半壊したKINGが立ち直ったんですかね?」
民①「あぁ・・・それは違います・・・やつらは・・・」
?「オレら『チェックメイト』が如何したって?」
上を見上げるとそこには顔に城のような刺青をしているヤツがいた。
レオン「誰だテメェは?」
?「オレは『チェックメイト』の幹部、ルーク様だ。」
タカ「チェックメイト?」
ルーク「テメェらに教える筋合いはねぇ。そしてオレの部下をよくも傷つけてくれたじゃねぇか。死んでわびてもらうぜ!」
鎌を取り出す。
レオン「・・・タカ、親子を頼んだ。」
タカ「任せてください。」
そして、オレは腰から棘の付いた梢子棍を取り出す。
レオン「棘剣梢子棍!」
ルーク「それがテメェの武器か・・・直ぐに決めてやる!」
鎌を持って一直線に迫る。
ルーク「オレ様の鎌さばきを見切れるか?」
そのまま恐ろしい回転でオレに迫る
レオン「・・・武器持ってよかったぜ。」
その棘の付いた梢子棍を顔面に食らわせる。
ルーク「ぐばらっ!」
レオン「口ほどにもねぇな!行くぜ!隼棘千斬!」
梢子棍でズタズタに切り裂いた。
ルーク「こ、こんな・・・ガキに・・・やられるなんて・・・。」
そしてルークは力尽きた。
レオン「(チェックメイト・・・一体全体何なんだ・・・?)」
そして、オレはおっちゃんに話を聞いた。
レオン「なぁ、おいオッちゃん。チェックメイトって何なんだ?」
民①「あぁ・・・私も良くは解からないんだが・・・近頃、関東を中心に暴れまわってる集団だ・・・。大将はキング、クイーンとか言うやつが占めているらしい。・・・それ以外は解からぬ・・・。」
タカ「兄貴・・・。」
レオン「相棒・・・これから激しい戦いが始まるかも知れねぇ・・・。気を引き締めろ・・・。」
タカ「・・・ハイ・・・。」
そして・・・。
民①「お気をつけてください・・・。」
レオン「おっちゃんも死なないようにな・・・。」
オレらはバイクのエンジンをかけた。
レオン「相棒、行くぜ。」
タカ「ハイ。」
そして、オレらは走り出した。
・・・チェックメイト・・・ヤツラに立ち向かう事を硬く決意したオレらだった・・・。

第3話 完


=道具
棘剣梢子棍
レオンの武器。棘の付いたフレイル。

バイク
2話から登場し、それ以降レオン達の旅の足となる。


=技

隼棘千斬
棘剣梢子棍を使用した技。
平たく言えば連続で殴打する技。

=組織
チェックメイト
KINGが半壊した後、関東を中心に暴れ回る集団。
キング、クイーンの2人が首領。
幹部はチェスの駒の名前が使用されている。


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