二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【BLEACH】 _月と星、
- 日時: 2010/05/29 15:14
- 名前: 天蘭 ◆ejbmdJp5o. (ID: AuRKGmQU)
- 参照: I Love 遊助(´∀`●)ノ 生まれ変わっても…、
\The brightness of
the moon and the star goes out…/
初めまして!天蘭<TENRAN>と申します。
えっと..."_光と闇、"でお目にかかっている方、こんにちは!!新作です^^b
どちらにしても、この物語を楽しんでいただければ、と思っています!
前作も含め、よろしくお願いします。
☆*+オリキャラ応募用紙_ココカラ
名前【】読み【】
性別【】性格【】
"仮面"か"死神"【】
№、又は何番隊何席?【】
容姿【】一人称では?(僕や私など)【】
斬魄刀【】始解の解号【】卍解【】
サンプルボイス【】【】【】
その他の設定【】
☆+*オリキャラ応募用紙_ココマデ
何人でもどうぞ!((←前作同様
今回は初めからアランカルも募集していますので^^
- Re: 【BLEACH】 _月と星、 ( No.7 )
- 日時: 2010/05/30 13:40
- 名前: 天蘭 ◆ejbmdJp5o. (ID: AuRKGmQU)
- 参照: I Love 遊助(´∀`●)ノ 僕の背中に、ユメ。
第1話
「ちょっと星!早くしてよっ」
腰辺りまである黒髪につけた薔薇の花が揺れた。
宿舎の前で叫ぶ"澪澤 月"—RUNA。
しっかりしていて、大人っぽく見える。
「待ってよ、月ぁ!!」
櫛を片手に、肩下辺りまでの蒼色の髪をせっせと梳かす月の双子の妹・"澪澤 星"—HOSHI。
「今日は3,4席に昇格したから、遅刻するなって言われてたでしょう?」
月が叱りながらため息をつく。
「ご免ご免!!よしっ、行こう!」
さっきまで半ベソを掻いていたのに、もう笑っている星の頭で、百合花が揺れ、花弁が一枚、ひらりと落ちた。
「あ、もったいない」
月が地に落ちたその花弁をスッ、と拾った。
そして、「ね?」と星に微笑みかける。
「いいよ、まだあるから」
と、真ん中に真珠がついた袋から百合の花を取り出す星。
それを見た月が、
「それ百合畑から摘み取ったんでしょう?駄目って言ったのに、星ったら」
と苦笑しながら月は笑った。
「…ほ、ほら着いたよ!10番隊舎!!」
星が誤魔化し、戸を開ける。
「おはようございます、松本副隊長、日番谷隊長」
月が跪き、一礼。
星は気軽にペコン!とお辞儀をすると、
「やほっ、乱菊姉さん!」
と何処からか取り出した酒を出す。
「あらァ、星!おはよー。今日はドンチャン騒ぎ出来るわー」
とにこにこしながら乱菊。
「昇格してくれてアリガトねー!」
と上機嫌で笑う乱菊の横で、冬獅郎から殺気がでている。
「………。」
無言で怒りを訴え、月を見ると
「…おめでとう、澪澤」
と静かに言う。
「やっほぉ、遊びに来たよ!ルナぁー」
と扉から9番隊3席、雨宮 雪菜が入ってくる。
「……何で僕まで」
とその後ろで小言を言う同じく9番隊、4席の露代 蒼。
「あ、2人とも!酒あるよぉ」
と笑いながら星が言う。
冬獅郎は今、雛森 桃に月以外を右へよせ、"断空"をしてもらいたくなった。
月は苦笑しながら、皆を見守った。
END
- Re: 【BLEACH】 _月と星、 ( No.8 )
- 日時: 2010/05/30 14:52
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)
わぉ新作!!
面白そうですね...期待してます!!((偉そうだなおい
断空って...おいおいw
☆*+オリキャラ応募用紙_ココカラ
名前【水無月 雫】読み【みなづき しずく】
性別【♀】
性格【優しくて大人しいが、本気になると怖い。冷静だが、傷付きやすい。が、何時もは明るく振舞っている。藍染に裏切られた桃を支えている】
"仮面"か"死神"【死神】
№、又は何番隊何席?【5番隊3席】
容姿【黄色の瞳に翡翠色の髪でロングヘア。蒼いチョーカーをつけている】一人称では?(僕や私など)【私】
斬魄刀【光竜】始解の解号【天空に君臨せよ】卍解【天空光帝竜王】
サンプルボイス【私が桃さんを支えますから……】
【私は、藍染を許さない……!! たとえ、元上官であろうとも……!!!!】
【この髪と瞳なんて、要らなかった……!!】
その他の設定【異色の瞳と髪の所為で蔑まれた過去を持ち、今でもそれを気にして傷付いている】
☆+*オリキャラ応募用紙_ココマデ
- Re: 【BLEACH】 _月と星、 ( No.9 )
- 日時: 2010/05/31 09:42
- 名前: 風 (ID: 1LkqpJBQ)
- 参照:
天蘭へ
修兵大好きっ子ってより婚約関係とか肉体orzまで行ってる位の関係って事で。
後は九番隊出身ゆえか仕事は生真面目で与えられた仕事は必ず最後まで遣る派って事で♪
後,細かくはこの子刹那の時間【月】の主人公なのでそちら参照★
- Re: 【BLEACH】 _月と星、 ( No.10 )
- 日時: 2010/06/01 21:18
- 名前: 天蘭 ◆ejbmdJp5o. (ID: AuRKGmQU)
- 参照: I Love 遊助(´∀`●)ノ 僕の背中に、ユメ。
第2話
薔薇の花、赤く染まりて道は開き、
百合の花、白く染まりて道は輝き。
「星、真面目に仕事しなよ…降格されるよ?」
月は星の顔を覗き込んだ。
星は知らん振りをし、髪を櫛で梳くと顔を上げた。
「…日番谷隊長は…」
言いかけて口を押さえる星。
「隊長が何?どうしたの?」
「…なんでもない」
口を尖らせ、ぶすっとする星。
「星!!」
少しいらついた声で月が怒鳴った。
「決めたじゃない…双子同士、隠し事しないって」
「隠してない!!言いたくないだけ。日を追って話すってちゃんと思ってるから」
棘のある声で星が言う。
「じゃあもう勝手にしなよ…あの約束も忘れたなんて、信じられないから」
月は言いながら10番隊舎へ去った。
「隊長」
「あぁ、澪澤…」
其処には、たんまりと束になった書類。
目の下に疲労がでているのが分かる。
「手伝いますよ…その方が落ち着きますし」
ニコッ、と笑いかけ半分を持ち、机につく月。
「何かあったか?」
判子を片手に冬獅郎が言った。
「…え?」
「薔薇が反対につけてある。…揉め事か?」
月は動揺すると薔薇を反対につける癖がある。
「……星の事なので、気にしないで下さいね」
またニコリ、と笑いかけると薔薇を元の位置へ戻す。
「またか…松本も同類、だな」
軽く笑う冬獅郎。
「双子って…難しいですよね」
「御前は優等生すぎるだろ。肩の力抜けよ、たまには」
"たまには"を強調して、冬獅郎は乱菊を探しに消えた。
夕日が月の横顔を照らす、午後の10番隊舎はいつもと違い、静かだった—
END
- Re: 【BLEACH】 _月と星、 ( No.11 )
- 日時: 2010/06/02 16:53
- 名前: 天蘭 ◆ejbmdJp5o. (ID: AuRKGmQU)
- 参照: I Love 遊助(´∀`●)ノ 僕の背中に、ユメ。
第3話
「星」
夕暮れ、川原にいた星に月が言う。
「ご免ね、さっき。カッとしちゃって」
いいながら、自分も草の上に座る月。
「…日番谷隊長はね…って、言う前に。
あたし月の事勘違いしてた。ご免!」
手を合わせて謝る星。
「……だろうね。」
苦笑する月は、星の頭を撫でる。
「あたしなんか、お姉ちゃんぶっちゃってさ。
…で、隊長がどうしたの?」
「…月の事、贔屓してると思ってた。
…ううん、あたし只単に月に嫉妬してたの」
星は百合の花を無造作に手に取り、花弁を一枚、ふっと息で飛ばす。
ひらりと舞い落りる百合は、川の中へ静かに落ちる。
「真面目で、大人っぽくて、あたしと大違い」
「—そんなことないよ!」
途中、月が口を挟む。
「ほら、否定するとこが大人なんだよ。
本当にそう思ってたら、あたし否定しない。
—…子どもなの」
確かに幼いところもあったが、星はそれほど子どもっぽくはなかった。
「羨ましいのはあたしだよ…気さくで根は優しい、星みたいに面白いこといえないあたしなんか子ども」
優しく微笑む月。
「ねぇ、あの約束…忘れてない。一日でも忘れたことなんてなかった」
"隠し事は辞めよう、ずっと前見てぶつかって行こう"
2人が幼い時決めた約束。
「さっきのあたし、後ろみて後ずさってた。ご免ね」
「あたしなんか…ぶつかりすぎて壁貫いちゃったよ」
ニッ、と笑う月と星。
「この話、もう終わろう。今日はゆっくり、寝よ。」
「だね!!あたし、現世の"かれー"食べたぁい」
またいつもの調子に戻り、星が言う。
「そうだね…朽木さんに聞いてみようか。」
2人の手は固く繋がれ、やがて影は長く伸びながら13番隊舎へと蠢いていった。
END
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