二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【イナズマ】Requiem-今だから伝えられる-【イレブン】
日時: 2010/07/03 23:29
名前: 迅榎 ◆85KeWZMVkQ (ID: twEwwje1)

 イナイレ連載
 豪炎寺、源田寄り
 ※男装主人公

 苦手な人は逃げてね!



    〜夢主設定〜

  名前:苑原 夕李 [ソノハラ ユウリ]
  性別:女
  年齢:14
  性格:明るく元気
     ちょっと天然
     馬鹿じゃなくてバカ
  容姿:明るい茶髪に橙色の目
  備考:男装時の一人称は「僕」、いつもの一人称は「あたし」
     二人称は「君」、「あんた」など
     家事全般が得意
     明良[アキラ]という弟がいた
     両親は離婚しており、夕李は父親と暮らしている
     父親の仕事の都合で2年ほどイギリスにいた



>>1 プロローグ
>>2 1話
>>3 2話
>>6 >>12 3話
>>18 >>23 4話





     トロイメライに囚われた『あたし』は

     抜け出せず 彷徨うだけ——





 *
 ブログで連載してるのと同じやつです;
 だから無断転記とかではありません
 見たことのある人はそっとスルーしてください…
 コメ貰えると喜びまs(ry

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Requiem-今だから伝えられる- 〜第1話〜 ( No.2 )
日時: 2010/06/09 10:08
名前: 迅榎 ◆85KeWZMVkQ (ID: JgT8Ge3V)

 
目を覚ますとそこには、知らない天井が広がっていた。

あぁ、そうだ。あたし、二日前に日本に戻ってきたんだっけ…

一つ伸びをし、眠い目を擦る。指に付いたのは湿り気、もとい涙だった。

夢を見ていたような気がする。

もう一度伸びをして、それから夢の内容を思い出そうとしてみたけど、何も覚えていなかった。

覚えていない事をいつまでも考えていても仕方ない、と思い直し、朝食の準備をするために起きあがった。



  * * *



慣れない台所に立ち、急いでベーコンエッグとトーストとサラダを作り、食べ始める。

今日は確か、学校に行くはずだ。帝国学園への、転校生として。

バカなあたしが、なぜそんな私立の中学校に入れたかというと…ずばり、スポーツ推薦で入ったから。

でもそれには二つの条件があって。

一つはサッカー部に入る事、そしてもう一つは…


朝食を食べ終わり、食器を片づけた後、あたしは自分の部屋に戻った。

そして机の上に置いてあった布——さらしを手に取る。

そう、もう一つの条件というのは…男として転校すること。

しかも女だという事がバレてはいけない。


なぜ男装しなければいけないかというと。

帝国学園の総帥、影山という人が逮捕された。

そのことで帝国は、かなり信用を無くしたらしい。

それで帝国の校長は、「サッカーで失った信用はサッカーで取り戻す」と考えたらしく。

雷門へ転校した鬼道の穴を埋めるべく、優秀な生徒を査定するための「転入試験」を極秘で行った。

それに見事に合格したあたしが、帝国へ行くことになった…というわけだ。

なぜ女のあたしが試験を受けたかというと、帝国の校長とあたしの父さんが知り合いだから。

そんな単純な理由だ。


正直言って、かなり無茶なことだと思う。

でも、あたしにはやらなければいけないことがある。

それに、入学金だのなんだのをなくしてくれるっていうし…ね。

だから、二つ返事でそれを承諾した。


さらしを巻きつけ終わり、制服を着る。紐みたいなやつを留めるのに、かなり手間取った。

そして靴を履き、一言「行って来ます」と、まだ寝ているんだろう父さんに言って。

帝国学園に行くために、歩き出した。



   (はろーはろー、しらない人たち !)






 *

 第弐話 見
       知
       ら
       ぬ、天井


 …いや、そっちじゃなくって。

 ま、それは置いといてですね

 転校のあれがこじつけすぎて笑えてくるぜ!

 こんな一話目です

 っていうか誰も出てなくてすみませんorz




.

Requiem-今だから伝えられる- 2話 ( No.3 )
日時: 2010/06/10 19:55
名前: 迅榎 ◆85KeWZMVkQ (ID: JgT8Ge3V)

どくりどくりと、心臓が脈を打つ。

我ながら、緊張しすぎだと思う。


今あたしは、教室の扉の前に立って、先生に名前を呼ばれるのを待っている。

どうしてって? もちろん…

「転校生」だからだ。



「…苑原、入ってきなさい」


あぁ——ついに呼ばれてしまった。

掌を握り、出来るだけ普通のスピードで教室に入る。

男子と女子が半々ぐらい、大体30人前後のクラスだ。

みんな賢そうに見える…のは、気のせいじゃないだろう。

そして自分の名前の書かれている黒板の前に立ち、口を開いた。


「苑原夕李です。これから、よろしくお願いします」


なんとか言えた…少し肩の力が抜ける。

それにしても、自分の名前が男でも女でも通用する名前でよかったと思う。


「じゃあ苑原の席は——源田の後ろだな」


教室を見回してみると、真ん中の列の一番後ろが空いていた。

あそこが、あたしの席か…

源田と呼ばれた男の子が手を上げる。

…風に、いや暴風に吹かれてきたみたいな髪形だなぁ(失礼)

とりあえず、ぎこちなく歩いて、自分の席へ移動した。


「よろしく」

「こっちこそな」


源田君と短く挨拶を交わしてから、前を向いて座る。

特に連絡事項も無かったらしく。


「では、これで朝のHRを終わる」


そう言った教師は、教室から出ていった。

と同時に、あたしは眼帯をした水色の髪の男子に、質問攻めにあっていた。


「どこから来たんだ? 彼女いるのか? つーか何部に入るんだよ?」

「え、えっ…と」


あたしが狼狽えていると、前の席の源田(?)が助け船を出してくれた。


「佐久間、せめて一つずつ質問してやれ…」

「あー悪い悪い…で、どこから来たんだ?」

「えっと、イギリスから…」

「「イギリスぅ!?」」

「おわぁ!?」


佐久間(?)と、それから源田ではないもう一人の声に驚いた。


「おいハゲ! いきなり出てくんじゃねーよ!」

「誰がハゲだ! オレは辺見だって言ってんだろ!」


そして口喧嘩を始める二人。

ていうか、そこまで驚かなくても…


「悪いな、こんな奴らで…あ、俺は源田。源田幸次郎だ」

「うん…で、そこの二人は、」

「あ、オレは佐久間次郎。で、こっちのハゲが…」

「だからオレはハゲじゃねぇっつーの!…辺見渡だ、よろしくな」

「よろしく。あt…いやオレは、」


危ない、あたしって言う所だったよ…

気をつけないと、いつボロが出るか分かったもんじゃない。


「夕李、だろ?」

「、うん」


源田、覚えててくれたんだ。

ちょっと嬉しくなる。


「んでさ、質問の続きな…部活入んの?」

「あ、サッカー部入ろっかなーって…」

「「「マジで?」」」

「…ぷっ」


…三人が綺麗にハモった。

おもわず笑ってしまう。


「だー笑うな! つーかハモんなハゲ!」

「だ・か・ら〜! ハゲって言うんじゃねー!」


そして、また喧嘩。

飽きないな、この二人…


「…すまないな」

「いや、何で源田が謝るんだよ?」


あんたはその二人の保護者か。


「あ〜実はさ、オレら…」

「サッカー部なんだ」


いつの間にか口喧嘩を止めていた佐久間と辺見が言う。

へ〜……って


「マジで?」

「「「マジで。」」」


あ、またハモった。



   (面白いな、お前ら)





 *

 いったん切ります〜

 そしてやっと二話更新orz

 あ、咲山と寺門出すの忘れた…←






.

Re: 【イナズマ】Requiem-今だから伝えられる-【イレブン】 ( No.4 )
日時: 2010/06/10 20:09
名前: 日奈 ◆Q2X1KHpOmI (ID: dRBRhykh)

頑張って!

Re: 【イナズマ】Requiem-今だから伝えられる-【イレブン】 ( No.5 )
日時: 2010/06/10 20:24
名前: 迅榎 ◆85KeWZMVkQ (ID: JgT8Ge3V)

ありがとうございます☆
頑張ります〜

>日奈様

Requiem-今だから伝えられる- 第3話 ① ( No.6 )
日時: 2010/06/12 21:34
名前: 迅榎 ◆85KeWZMVkQ (ID: JgT8Ge3V)

そうしているうちに、授業の始まるチャイムが鳴る。

佐久間の席は右斜め前で、辺見の席は佐久間の前。

全員席に着いた…と思ったら、一つだけ空いている席があった。


「源田、あの席って?」

「あぁ、あれは…」


——ガラッ

ドアの開く音に、そちらを向く。

そこには緑色の髪の男の子が立っていて。


「遅せーぞ咲山!」

「遅れたくて遅れたわけじゃねー…そいつは?」


咲山と呼ばれたそいつは、空いた席に座る…と思いきや、鞄を机に置くとこちらに向かってきた。


「なー、お前誰だよ?」

「こいつは夕李。さっき転校してきた奴だ」


源田に紹介され、軽く頭を下げる。


「よろしく、咲山…えっと」

「咲山修二。よろしくな」


差しだされた手を握る。

と同時に、またドアが開いた。

 


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