二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

炎を宿しその眼は何を見る—REBORN— —第一章—
日時: 2010/07/01 22:02
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!


左目に炎を宿すツナの実の妹の物語。
切なく、ギャグ多少、シリアス・・・。






・目次
—登場人物紹介—
第零話 —序章—
《第一章》
第一話 —無題— 題名が無い事。
第二話 —忘却— すっかり忘れてしまう事。
第三話 —無為— なるようにならない事。
第四話
第五話

Page:1 2



Re: 炎を宿しその眼は何を見る—REBORN— —第一章— ( No.1 )
日時: 2010/07/01 12:00
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

登場人物紹介


・沢田刹那 《偽名・ジョット》
黒き炎を左目に宿す、ヴァリアー所属の少年《否少女》。
実のツナの妹だったりする。
容姿:金色の髪に癖毛。つまり初代似。左目に眼帯をつけている。
普段着はヴァリアーの隊服を改造したフード付きマント。
武器:グローブ(滅多に使用しない)・黒い大剣(炎を灯す事が出来る)
属性:夜空・大空。左目の能力使用時、全属性。
能力:左目の、《黒炎眼》。
所属:ヴァリアー《夜空の守護者》・ボンゴレ夜空の守護者。
詳細:ツナに眼を潰され、ほぼ失明となった左目。それ以来左目に死ぬ気の炎が灯せる様になった。
ツナやボンゴレ本部を最も嫌う。

『・・・この世で一番嫌いだよ、綱吉』
『・・・宜しく』

Re: 炎を宿しその眼は何を見る—REBORN— —第一章— ( No.2 )
日時: 2010/07/01 12:40
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零話 —序章—

「お前なんて、大嫌いだよ」

—理由なんて要らなかった。

「死ぬ気の炎も出せねェ奴はボンゴレには不必要だ」

—只、キミ達は俺の事が不必要で嫌いだった。


それだけだ。
なら、俺も嫌いになるだけだ。
単純明快な答え。

山本も獄寺も京子ちゃんも花もハルも皆、俺を嫌いだと言った。

「が、ァァァァァァァァァァァァァァァ!」
「こんな眼、必要ないよね」

カッターの刃が眼に突き刺さる。
痛い。
俺は、意識を飛ばす。





「アレー?こんな所に誰か倒れてますよせんぱーい」
「あぁ?・・・!コイツは・・・オイフラン、コイツをボスの所へ連れて行け」
「何でですかー?て言うか、誰なんですか?」
「・・・沢田綱吉の、妹だ」
「・・・!?」





眼を、ゆっくりと開く。

「・・・う、ぁ・・・」
「無理するなぁ・・・」

目の前に居たのは、S・スクアーロ。

周りを見渡す。

「・・・医療、施設・・・?」
「そうだぁ・・・お前、並盛神社に倒れてたんだぞぉ・・・何があったぁ?」

俺は、記憶を振り絞る。
同時に恐怖と、怒りが蘇る。
体が自然と震えた。
「俺・・・ッ。綱吉に、殺され、そうになって・・・ッ」
「実の兄にかぁ!?」
するとスクアーロの後ろからグラスが飛んできて、スクアーロの脳天に当たり、砕け散った。

「ヴォォォォォォイ!何しやがんだクソボスゥ!」

「・・・オイ」

目の前まで近づいてきたのはザンザス。
久しぶりに見るその顔は、懐かしくも感じた。
「何があった、説明しろ」
「・・・ッ」
俺は泣きそうになりながら、全てを話す。

—嫌われたこと。

「・・・今まで良く頑張ったな」
ザンザスが優しく頭を撫でた。
「ザンザス・・・俺は、どうすれば良いんだッ」
「・・・此処に住め、」
ザンザスは呟くようにそういった。

「・・・ザンザス、有難う・・・」

俺は、涙を流しながらそういった。



—大嫌いな綱吉。

—大好きなヴァリアーの皆。

—闇は光を飲み込んだ。

—大空は、片割れの夜空に再会した時、どう反応するだろうか。


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。