二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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俺たちの望みーREBORNー
日時: 2010/06/27 08:42
名前: 海条みや (ID: e1D/tu7D)

フランとツナ(スレツナ?)のストーリーです。

フランとツナが昔会っていて、ってなカンジです。

プロフィール

沢田綱吉
性別=男
性格=スレツナ
容姿=蜂蜜色のふわふわした髪に茶色の目。
一言で言えば、天然魔性の可愛くもあり綺麗でもあって、カッコいい最強の子。
属性=すべての炎が使える
特殊=「レコーダー」未来や過去が見える、読唇術、読心術。
一言=初代が心の中にいる。
2才にして死炎を使いこなし、3才にしてボンゴレの業の数々を知り、初代と出会って5才にして零地点突破を覚える。
小さい頃から拉致誘拐、殺害未遂などはあたりまえで、とてつもなく可愛く綺麗な容姿をしているので****未遂などにも大量に遭遇した。
ワケあってボンゴレを継ぐのがいやでダメツナ   のフリをしている。(雲雀にはバレてる)
武器=ボンゴレグローブ、超直感
ブラッドオブボンゴレ、初代。

初代とは幻想空間で会っている。
たまに体を貸す。(乗っ取られる)

そんな主人公。

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Re: 俺たちの望みーREBORNー ( No.1 )
日時: 2010/07/03 10:01
名前: 海条みや (ID: e1D/tu7D)

それは一通の手紙から始まった・・・

第1話「手紙の相手」

「ツナ、お前宛に手紙が来てるぞ」
「手紙?」

その日は、ダメツナの演技のせいでくたくただった。
早く帰って休もうと思っていたら、ドアを開けたとたんにリボーンに手紙を押し付けられた。

「ああ、ポストに入ってたらしいゾ」
「だれから?」
「さあ、分からん」
「は?」

分からんってなんだ、分からんって、
俺はちょっと内心イラッとした。
でもバレないようにはしてる。

「書いてないの?」
「そうだ、まぁ中身を見れば分かるだろ」
「ふーん、誰からだろ・・」

手紙の封を切って、がさがさと音をたてながら俺は中身を見た。
どうせろくでもないモンだろ、と思いながら見た手紙は、そんな予想とかけ離れたものだった。
その内容は、

〜拝啓、沢田綱吉様〜

 7/1の午前9時に並盛神社にお越しください。

そんな質素なものだった、けれど、俺が驚いたものは、その差出人でー・・・

          〜№2より〜

     ナ ン バ ー ツ −

その文字に、俺は喜びを感じずにはいられなかった。
だって、コイツはー・・・

「お、おい、ツナ!?どうした!?」
「へ?」

自分では気づいていなかったが、俺はいつの間にか涙をぼろぼろと流していた。
理由は一つだ、
 ア イ ツ が 生 き て い た
その事実だけに、そのことだけに、滅多に本当の涙を流さない俺が、本当の涙をぼろぼろと流していた。
それだけアイツが生きていたことが嬉しい・・。

「おいツナ、大丈夫か?どうした?」

いつもはポーカーフェイスを崩さないリボーンも、急に泣き出した俺には驚いていた。

「な・・なんでも・・ない・・から・・」
「なんでもねぇワケないだろ」
「あ・・あのね・・これは・・・嬉し涙だから・・大丈夫だよ・・・」
「嬉し涙?」

リボーンの顔にハテナマークが浮かんでる。

「あー、とりあえず寝とけ、そうすりゃ落ち着くだろ」

よくわからなくなってきたらしいリボーンは、俺を寝かせることにして、いったん落ち着きたいらしい。

「う・・うん・・・ありがと・・う・・」

とりあえず笑顔で返事をし、顔の赤くなったリボーンを置いて俺は自分の部屋へ向かった。
((ガチャ・・))

「・・・アイツに・・会える・・・」

そういってベットに倒れ、俺は浅い眠りについた。

Re: 俺たちの望みーREBORNー ( No.2 )
日時: 2010/06/24 21:35
名前: 海条みや (ID: e1D/tu7D)

俺のせい?

ーチガウヨ・・キミハワルクナインダ・・

違う、アイツが傷ついたのは俺のせい。

ーチガウ・・アレハ・・キミノセイジャナイ・・

でもアイツは俺を守るために傷ついた、だから俺のせい。

ーキミヲマモルタメニヤッタコト二・・クイハナイ・・

そんなことを言ったって、アイツが俺のせいで傷ついたのは事実だ。

ーダケドキミハマモラレタダケジャナイカ・・

違う!俺が気づいていれば!俺がもっと強ければアイツは傷つかなかった!!

ー・・・ジャアモットツヨクナレバイイ・・

え?

ーアノ子をキズツケタクナインダロ・・?   ナラチカラをモトメレバイイ・・

でもそれは、俺がこの力を使うってこと・・・

ーソンナノキニシナケレバイイ・・タダキミガガマンスレバイイダケ・・・

だ・・だけど・・

ー・・キミハ「自分」ト「アノ子」ドッチヲエラブノ?

そ・・れは・・もちろん・・・・・・・

ー・・・(ニィッ)ドッチ・・?

お・・れは・・・『ツナ!  ツナ!』

ーッ・・・ソノ続キハ・・マタコンドキクヨ・・
バイバイ・・

「ツナ!!」
((ハッ))
「リボ・・ー・・ン・・?」

目を開けると、そこは俺の部屋で、隣には少しあせっているリボーンがいた。

「ああ・・目を覚ましたか・・ったっく・・迷惑かけやがって・・」
「あー・・・なんかした?俺・・・」

とくに迷惑をかけたような記憶は無いので聞いてみた。

「さっきからうんうん煩せーんだよ」

ああ・・今のか・・久々に見たなぁ・・・
あんまり見たくなかったんだけど。

「そっか、ごめん・・」

シュンとした顔で下を向いた。

「あー何かいやな夢でも見たのか?」
「え?あぁ・・ちょっと昔の夢をね・・」
「そうか・・なら、外行って来い」
「は?」

まてまてまて、どうしてそこで外に行く事に結びつく?
リボーンの思考回路が分からん・・。

「俺様は休みてーんだ、とゆーことで外で騒いで来いいいな?」
「いやいやいや、とゆーことで、じゃないでしょなんでそこで外に行く事になるの?理由言ってよ」

ほんとなんなんだ・・コイツ。

「理由?んなもん簡単じゃねーか」
「なにさ」
「邪魔だからだ」
「・・・・・・・はぁ・・・わかったよ・・もう突っ込みませんってば!だから銃をこっちに向けるのはやめて!」

おい、銃に血痕ついてますよー。
任務帰りですか?
ならおつかれですねぇ、はいはい外行ってきますよ。

「あーもう!母さん行って来ます!」
「あら、いってらっしゃ〜い」

慌しく帽子をかぶってドアに突っ込んでいった。

Re: 俺たちの望みーREBORNー ( No.3 )
日時: 2010/06/25 18:51
名前: 海条みや (ID: e1D/tu7D)

「でさ!そこで獄寺君がー・・」
「ストップ」

只今俺は応接室にいる。(ちなみに平日)
そして雲雀恭弥こと恭弥に上機嫌で話しかけていた。

「ん?どうかした?」
「いや、なんというかー・・・・なんでそんなに上機嫌なのかな?って」
「へ?ん〜・・・・・・・・・・・・・」

なんだか口ごもってしまった。
恭弥にアイツのことを話す事はなんだか気が引けていたからだ。
だって、アイツの事は俺の事だから、アイツの事を話したら、あのことがばれてしまう。
さすがにそれは怖かった。

「?」
「・・・・・なんとなく!」
「・・・理由になってないよ・・・・」

恭弥があきれた顔をする。

「まぁいいじゃん、俺からこっちに来てやったんだし」

そう、いつもは恭弥が俺を呼び出すか、いつ行くか、と言っておく事しかない。
だけれども今回は俺が急にこっちに来たんだ。

「・・・ハァ・・気になるけどまぁいいか・・・追求するのは自殺行為に等しいからね・・」
「わぁ!ちゃんと分かってんじゃん恭弥〜」
「僕がキミに初めて戦いを挑んだとき、どれだけボコボコにしたか、覚えてないの?」
「そうだったネ!!」

完全なる作り笑いで笑顔を作った。

「・・・・・(あの時はいくら僕でも気が吹っ飛ぶかと思ったよ・・・あー思い出すのも嫌だ・・・)」

恭弥が何を思い出したのか、少し血の気が引く音が聞こえた。

「さてと!そろそろ教室もどるねー!」
「ハイハイ=3」

そそくさと応接室を出て教室にもどった、ダメツナで。

「コラ!沢田!どこに行っていたんだ!もう授業が始まるぞ!!」
「す、すみません!ちょっときょ・・雲雀さんに呼びとめられてしまって・・」

ここで恭弥の名前を使うとけっこう効果があって、ほとんど怒られないんだよねー!

「っ・・しょうがない、早く席につけ」
「はい!」

すたすたと歩き、自分の席に座る。

「では授業を始める、前のページを開け」

パラパラと教科書をめくる音が教室内のいたる所から聞こえた。
そんなとき、俺はあることを考えていた。

(アイツに会えるのは嬉しいんだ、でも、本当に会った時に、俺は素直に笑えるのか?)

そんな素朴な疑問、でもその答えはすぐに脳裏に出てきた。

(大丈夫、きっと笑える)

自分を安心させるような答えだったけれど、そのときの俺には十分な答えだった。


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