二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 空の軌跡〜楽園の少女〜
- 日時: 2010/07/03 11:09
- 名前: 図書袋 (ID: x0NfjiIE)
善も悪も、生も死も越えたところを淡々と歩いていた。
幸も不幸もない。喜びも悲しみもない。
白と黒が私を切り裂いて、天と地が私を嬲って、私は淫らになってしまった。
どこから始まってどこで終わるのか。
私はどこにも属さない。私は歩んでいないのだ。
ただ、世界が回っていた。
*
こんにちは、初投稿の図書袋です。
前も別の所で書いていて、ちょっとどうしても殲滅天使さんが書きたくなったのできました!
つってもド下手で、自己満足小説的なものですが、ここをクリックしてくれた皆様に感謝を込めて精一杯書くのでよろしくお願いします。
*
・注意
この小説は、空の軌跡(原作)の設定上ダークな展開と、少し性的な表現があります。
十分注意した上で、読んでもらうようお願いします。
もし、この注意書きを読んだ上で本編を読み気分が悪くなられたのだとしても作者は責任をとれません。
読むのは、全て自己責任でお願いします。
Page:1 2
- Re: 空の軌跡〜楽園の少女〜 ( No.1 )
- 日時: 2010/07/09 18:26
- 名前: 図書袋 (ID: x0NfjiIE)
〜まず始めに〜
この小説は英雄伝説 空の軌跡 the 3rdの星の扉15の世界を舞台にした、レンが主人公の物語です。
何故そこにレンがいるのか、そこは何だったのか、そして周りの人達は……私なりの解釈で進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
ちなみに、原作を知らなくても普通にダーク系小説として楽しめると思います。
追記:うわああああああああああ
終わりの部分を更新しようとずっと書いてああ、もうちょっとで終わる、思ったら広告押しちゃって全部KI☆E☆TA
当時のレン(6歳)
“楽園”に住む一人の少女。
お姫様と呼ばれており、クロス、エッタ、アジュ、カトルに守られている。
今(11歳)では《身喰らう蛇》の一員で、化学、数学、情報理論と三つの博士号を持ち、定期的に論文を発表している天才。
- Re: 空の軌跡〜楽園の少女〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/03 08:45
- 名前: 図書袋 (ID: x0NfjiIE)
1.始まり
「この子は、まだ何も知らない純粋な子ですよ。5000万円でお売りしたいのですが」
目の前でママが言った。机を挟んで、向こうの知らない大人と話をしている。
「ほぉ、結構可愛いし、需要もありそうだ。じゃあこの値段で取引しましょう。さぁ、契約を」
そういって、大人はペンと一枚の紙を机の上に置いた。ママはその紙に何かを書いている。
私は、ただママに一緒にお出かけしよう、と言われて一緒に来ただけで、私はここに来た意味があるのか全然わからない。
今、目の前で何が行われているのかも。
「はい、契約完了です。では、この子を貰いますね」
大人がそう言うとママは立ち上がり、最後に私に
「レン、ここが新しい貴方のお家よ」
と言って帰っていった。
「君は今日から15番だ。さぁ、こっちへ」
大人が、私の手をぐっと掴む。
「ねぇ、ここはどこ? 私はどうしてここにいるの?」
恐怖から、目から涙が溢れる。大人はにっこりと笑って、
「ここはさっきレンのお母さんが言ったようにレンの新しいお家さ」
と言う。聞けば、私ぐらいの年齢の人もいるらしい。
「パパとママにはもう会えないの?」
「そう。君は今日から15番。15番って呼ばれたら、君が答えるんだよ、いいね?」
何故私が15番なのかは、何度聞いても教えてくれなかった。
- Re: 空の軌跡〜楽園の少女〜 ( No.3 )
- 日時: 2010/07/08 17:43
- 名前: 図書袋 (ID: x0NfjiIE)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?457792
「お客様、何番に致しましょう」
「15番で」
「かしこまりました。『レン』出番だ。
お客様に粗相のないようにな」
そこは楽園と呼ばれていた。
館の名前もあっただろうが、私達は知らされていなかった。
もちろん楽園がどこにあるのか、
私たちは何をしているのか。
2.仲間
私がいる部屋には、色んな子供がいた。
『クロス』
私達のリーダー的存在。
エッタ
好奇心旺盛で、部屋の色々な物を突付いてはクロスに怒られる。
アジュ
可憐で大人びている女の子。だから、おじさんからの指名が多い。
とっても痛いらしいのに、嫌な顔一つせず素早く仕事を終わらせる。
カトル
背が小さいからか、いつも皆に殴られている。
そして、人形にされていて、私の見えない所で血を流していた。
そして————
お姫様の『レン』
私達は五人で楽園に住んでいた。
他にも色んな子供がいたけど、どうでも良かった。
お姫様の私には、仕事が無かった。
皆が痩せ衰えていく中、私もいっつも美味しいものを食べて、人形と遊んでいた。
四人は人気で、ご飯をほとんど食べないで仕事をしていた。
扉の向こうで、どんな仕事をしているか聞いても、皆は遊びとしか言わないけど。
「今、戻ってきたよ。レン」
クロスの声がした。振り向くと、クロスがにこにこと笑っている。
そこに、あの時の大人がやってきた。
「カトル、お客さんだよ」
「あ、僕、行かなきゃ……」
そういって、カトルがドアの向こうへ行った。
「また、カトルが殴られるの?」
クロスに聞いてみた。
「多分。でも、レンが幸せならそれでいいんだ。レンはお姫様だから、僕達が守る————」
クロスは笑顔で言った。他の皆も笑顔だった。
『レンが幸せだったらそれでいい』
いっつも、皆こう言ってた。
「レン、良い事教えてあげる。『はい、よろこんで』って言うのよ。
するととっても喜んでくれるの『はい、よろこんで』『はい、よろこんで』
何をされても『はい、よろこんで』
これで皆喜んでくれるわ
くす、可笑しいでしょう? 喜んでいるのはお客様なのにね」
ある日、エッタが言った。
「私も教えてあげる。とっておきの方法。
あのね、相手の気持ちを想像するの。
きっと気持ち良いんだろうな、とかいま感じているんだろうな、とか。
痛いのだけは我慢できないけれど、嫌のことは気にならなくなるの
無理矢理は駄目。どうしたら相手が喜んでくれるか、きちんと考えるのよ」
引き続き、アジュが言う。
「じゃあ、ぼ、ぼくも……
あのね、絶対に『ごめんなさい』って泣いちゃだめなんだよ。
『ごめんなさい』っていうとますますぶたれちゃうからね。
イタくてもかなしくても泣いちゃだめ。
『ごめんなさい』って言ってもゆるしてもらえないもん」
カトルも言った。
「皆、ありがとう。でもレンには必要ないと思うわ。
レンには仕事なんてこないもの。
いつもここでお人形を抱いているの。レン、ずっとここにいるわ」
私がそういうと、クロスも言った。
「そうだね、レン。君は僕たちのお姫様。大事な大事な人だから」
君がいなかったら、僕たちの意味が無くなるから。
- Re: 空の軌跡〜楽園の少女〜 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/03 17:55
- 名前: ぴの・×・ (ID: acQ6X1OT)
あわわわ><
空の軌跡知ってる方が!!
私、3rd持ってなくて、でも、動画で
これチラリと見てしまったんですよ><
小説になってるとか私的に嬉しいです^^//
続き頑張ってください♪
- Re: 空の軌跡〜楽園の少女〜 ( No.5 )
- 日時: 2010/07/04 09:29
- 名前: 図書袋 (ID: x0NfjiIE)
きゃあああああああっっ
空の軌跡を知っているなんて素晴らしきお方が!!
3rdは基本的にFC・SCと結構違いますよ。
楽園の少女は基本的に重々しい話だから皆のトラウマですよ。
超下手ですが小説頑張りますよ!
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。