二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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時空心中。[ inzm ]
日時: 2013/11/19 18:20
名前: 蒼月白星鏡 (ID: IQFPLn6c)

※注意事項※
・この小説は『イナズマイレブン』の小説です。
 ただ、設定がかなりズレたり、キャラが崩壊したりします。むしろ当たり前
・オリキャラが出ます
・世界観が可笑しいです
・駄文です
・誤字、脱字、編集多数有です
・血(いわゆるグロ)表現有です←重要
・何時投げ出しても可笑しくない飽きっぽさ←かなり重要
・更新速度が亀より遅いです←1番重要
(随時更新)

※守ってほしいこと※
・ネット上でのマナーは最低限でも守って欲しいです
・荒らし・宣伝お断り(レス数防止の為)
・一行レスはさようなら
・パクリNG
・作者抜きでの雑談はおやめ下さい
・作者はイナイレ関係や、作者が好きな漫画、アニメのネタバレが嫌いです
 なので、此処ではお控え下さい
(随時更新)

以上の事項を踏まえて「それでもおkなんだぜ、俺!」という方はお読み下さい。



Contents(目次)>>11
Character(登場人物)
 Lucent(ルーセント)>>1
 Rerurikku(レルリック)>>53
 Serufa-re(セルファーレ)>>54
 Sub character(ちょっと関係があるキャラ)>>219
Outlook on the world(世界観)>>2
Original character recruitment(オリキャラ募集)>>6←中断
Allied recruitment(同盟国募集)>>41←終了
投稿キャラ纏め>>429
主人公イメージ画>>255
主人公に質問 >>272
お遊び1-1(「マトリョシカ」の替え歌)>>177
お遊び2-1(台詞を考えてみたらこうなった)>>223
お遊び3-1(外国名を考えてみたらこうなった)>>276
お遊び4-1(「ワールドイズマイン」の替え歌)>>313
お遊び4-2(「アナザーイズマイン」の替え歌)>>317

次回作『月夜心中。(つきよしんぢゅう)』関連
 次回作タイトル決定・ちょっとしたあらすじ>>392
 主人公と身内、重要キャラ紹介>>391
 予告①>>405




*常連客(会話が常時タメ+3回以上来た人のみ)*
・ドロップ
 作品:イナズマ 銀色の歌姫 (続編)イナズマ 銀色の歌姫Ⅱ
    イナズマ スミレの花が咲く
一番最初の読者様です。心優しく、イナイレも勿論、東方でも気が合いますw
和奏ちゃんは絶対ヤンデレだと思う。
(5/17)和奏ちゃんはクーデレ、だと…?ヤベェ、可愛い。マジで可愛い。

・紅闇(元"あかっち")
 作品:【真実ト嘘】 イナズマイレブン
いつも足を運んでくれる優しいお方。後輩なのに負けるって言うね(私が)
茜ちゃんはツンデレとかクーデレとかヤンデレとか多目的にいけそうな気がするんだ。

・ケント
此方もとっても器が大きいお方。かわえぇよぉ!(ェ

・薔薇結晶
 作品:イナズマイレブン 私の世界と仲間達 (続編)イナズマイレブン 私の世界と仲間達2
    イナイレ【薔薇の倉庫】
    イナズマイレブン 『花騎士物語』
女王様生みの親。発想力が神を超えてるって言うね。
ジュリアちゃん=綺麗+無敵+ドS+女王様 で、成り立ってると思う。

・星兎(元"MiNi")
 作品:稲妻短編集【恋に溺れた人魚姫】(2011.05.02 時点)
才能が無限に広がる大宇宙並のお方。何処からそんな発想が湧くんだろう。
日奈乃ちゃんの天然っぷりが可愛すぎて生きるのが辛い。

・さくら
 作品:狼がペットの赤頭巾【イナズマイレブン】 (続編)アリスと兎の逃避行【イナズマイレブン】
    桜の図書館 〜イナズマイレブン〜
    =血塗れた生き残りゲーム= イナイレ
私より年下なのに文才も画力も神のお方。
サクラちゃんが無敵で可愛すぎるんだ(ェ

・向日葵(元"林檎")
 作品:イナイレ♪夢小説♪ (続編)イナイレ♪夢小説♪V2
とにかくセンスが良い意味で半端ねぇお方。そのセンスまるごと下さい。

・海穹(元"カエル")
 作品:イナズマイレブン 未来を知る少女 (続編)イナズマイレブン 未来を知る少女2
    イナイレ 【魔法使い物語】
    イナイレ 崩れ去る世界の中で
ボカロの小説も書いているお方。私のを比較すると、どれだけ海穹の小説が凄いかが分かるよ。
氷歌ちゃんは俺の嫁。

・夜桜
 作品:イナズマイレブン〜心に灯る星〜
私の救済者(ェ 雪羅ちゃんのクーデレが可愛すぎて生きるのが辛い。

(随時更新)
※1 順番は、タメになった順+来てくれた順
※2 過去ログに行った作品は紹介されません。但し、シリーズの場合は含まれます
※3 小説カキコでの連載中止・ロックした作品は含まれません
※4 合作は作品紹介に含まれません
※5 作品紹介は続編含め最大4つまで





*執筆者紹介*
HN:月影
性別:女
性格:イナズマイレブン大好き馬鹿
   結構ネガティブ思考だったり
   友人から言われるのはドS、鬼畜、冷静 …etc
所属:学生
部活:美術・イラスト部
好きな漫画、アニメ等:イナズマイレブン(主にエイリア編)
           BLEACH
           東方Project
           ポケモン(ポケスぺ含む)
           ギャグマンガ日和
           牙—KIBA— …その他諸々
           (最近は青の祓魔師も見ようかと思ってます)
好きな音楽:マジで感謝!
      またね…のキセツ
      (共にイナズマイレブン)
      オレンジ
      乱舞のメロディ
      (共にBLEACH)
      少女綺想曲
      恋色マスタースパーク
      最終鬼畜フランドール・S
      ナイト・オブ・ナイツ
      アリス・ゲーム
      天空のグリニッジ
      (全部東方Project)















11/02/04 執筆開始

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Re: 時空心中。【イナズマイレブン オリキャラ・同盟国募集】 ( No.145 )
日時: 2011/04/29 18:10
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: 小森日ちゃんのもう一つの人格がアツヤっぽくなってしまった

【裏覚醒】


















「マジか…」



鬼道が驚愕する。



「1つ良いか、鬼道」



「何だ?」



「お前は千の方に行かなくてもいいのか」



一番重要なことを言ってしまった。



「ああ、それか」



「いや、平然と返すな」



「俺も行こうとしたんだが、不動が
 「君は王女サマと一緒に居た方がお似合いだよ、鬼道クン」とウザい事言われたからここに居る訳だ」



「つまり絡みたくないと」



「そういう事だ」



鬼道の意見に、納得した。



しかし、豪炎寺はもう1つ重要なことを思い出す。



「…もう1つ、思ったんだが」



「俺の事か?」



「いや、違う。試験の方だ」



「不正でも見つけたのか?」



「そうじゃない。未来は、"ダークネス・レイン"で自分の手の皮膚が溶けた」



「そうだな」



「今回のルールは、"未来に1つでも傷をつけたら合格"というものだ」



「…そういうことか」



「そういうことだ」



何も言わずして、鬼道は納得する。



皆さんもお気付きだろうか。



未来が手の皮膚を溶かした時点で、小森日は合格している筈。



しかし、未来は止めない。



辻褄が合っていないのだ。



「いえ、未来はちゃんと正しい判断をしているわ」



まるで、未来を庇(かば)う様な言い方をしている。



「どういう事です、過去さん」



「見てれば分かるわよ」






























「ねえ、小森日ちゃん」



黒い檻の中で、未来が問う。



「何でしょうか?」



「可笑しいと思わない?
 私の身体に傷1つでもつけたら合格なのに、試験が続行している」



「! 確かに… では、何故止めないんですか?」



その言葉を聞いた途端、嫌らしく笑った。



まるで、その言葉を待ち望んでいたかの様に。



「もしさ、君が見ている"私"が








































              幻だったらどうする?」



未来の発言と同時に、"それ"が歪み、消えた。



小森日が振り返ると、満面の笑みをした未来が居た。



"今まで"の未来は全て幻だったのだ。



「一体、どういう理論で…?!」



「まず最初に、私は君の背後に回った。
 自分で言うのも難だけど、私のスピードじゃ、残像が出来ちゃうんだよね」



淡々と説明する。



「でも、残像だし、永遠に残る訳じゃないからさ。『制限時間』みたいなものがある訳で」



「制限…時間?」



「そ。一見デメリットに見えるけど、私はそれを利用した。
 "残像が残っていられる時間"を使って幻を創ったんだよ。
 そして、一時的な、『等価交換(トレード)』を使ったんだ」



この世界での等価交換は魔法でも使用できる。



しかし、等価交換を習得するには最低でも二人必要である。



一人で行うのは不可能だと思われていたが、四百五十年前、等価交換には"主"が居ることが判明した。



そのおかげで、主と契約することで、一人で行うことが出来た。



だが、契約条件があまりにも重すぎるので、契約した者はほぼいない。



未来の条件は『肝臓を与える』というものだった。



それを未来は快く引き受けた。



契約成立したので、今回等価交換を行った。



「等価交換で、私の刀と引き換えに、肉体を召喚させて貰ったんだよ」



未来にとって、刀は命そのもの。



その"命"を肉体と交換したのだ。



そして、相手が幻を見ている間に肉体を召喚させ、溶かせた。



本来、幻ならこんなことはしなくても良いのだが、未来が作る幻は不安定な為、実際に肉体を使わなければ相手は気付いてしまうのだ。



「そんな… 馬鹿な…!」



「じゃ、説明が終わったから、本題に戻ろうか」



次の瞬間、小森日は思い切り腰を蹴られた。



たった一発の蹴りなのに、小森日は奥の壁に強打し、瓦礫(がれき)に埋もれてしまった。



「…死んでいないだろうな?」



「大丈夫よ、殺さない程度にしてあると思うから」



「だが、未来は





















































       『何時も本気、殺す程度が丁度良い』がモットーだったよな?」



「「…あ」」



過去と鬼道の声が重なった。



その途端、強大な魔力で瓦礫が吹き飛んだ。



「「「!?」」」



「おやおや、本気にさせちゃったようだねぇ。















































                     もう1人の小森日ちゃん」




小森日の身体は、一瞬だけ、魂が抜けたように感じられたが、すぐに戻った。



緑と水色の鋭い眼光で、未来を見つめる。



「ハンッ、気付いていたか… まあ良い。
 俺が出てきた、つーことはどうなるか分かってんだよなァ?」

Re: 時空心中。【イナズマイレブン オリキャラ・同盟国募集】 ( No.146 )
日時: 2011/03/17 21:44
名前: 林檎 ◆g4BVQuXJmc (ID: KSgygua7)

蒼月s
ま、幻?!まさか!!
やっぱ未来強い…てか刀って…四季星空…?
深緑の裏人格来たーーーーー!!!!!!
わー…ドキドキだー…
頑張って下さい!

Re: 時空心中。【イナズマイレブン オリキャラ・同盟国募集】 ( No.147 )
日時: 2011/03/18 14:00
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: ヤベェ、ロゴ造りの中毒者になってしまった^q^

>>143 あかっち
>いや、可笑しいからw
未来「…あかっちの思考が全く分からん」
過去「その前に貴方の思考を知りたいわよ…」

>過去さん・・・ご愁傷様です・・・;;
過去「有難う… こんなことされると、本当に治療部に入って良かった、って思うわよ…」



>>145 林檎さん
>いや、死とかそういう事じゃ無くて…
未来「ごめん、最近円堂の関節曲げまくってたからそう言うことしか考えてなかった」

>はい!未来さんの言う通り、私はバカです!!
>円風豪鬼(言い切ったー!!)
一同(未来除く)「馬鹿…だと?!」
未来「同じリアクションするな」


>>146
>ま、幻?!まさか!!
未来「作るの時間かかっちゃうんだよね」
過去「それ聞いていないわよ」

>やっぱ未来強い…てか刀って…四季星空…?
未来「うん、そうだよ」
過去「?!」

>深緑の裏人格来たーーーーー!!!!!!
未来「肩慣らしタイムは終わったからね、そろそろ本気出さなきゃ」

Re: 時空心中。【イナズマイレブン オリキャラ・同盟国募集】 ( No.148 )
日時: 2011/03/18 15:21
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: べっ、別にネタが無い訳じゃないんだからねっ!

此処でお知らせ。



同盟国募集締め切ります。



理由は、人気すぎたんですね。



で、同盟国が私の予想よりも多く来たんです。



このままじゃ全部出すのは難しいと考えたので、今回このような形となりました。



但し、締め切る前に同盟国を応募された方で「まだ、○○隊の隊員いるんだけど…」の方のみ隊員の追加OKです。



ルーセント・レルリック・セルファーレ隊隊員は受け付けますので。



では。

Re: 時空心中。【イナズマイレブン 隊員募集】 ( No.149 )
日時: 2011/05/22 19:22
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: 小森日ちゃんルート終了!

【光闇対称】


















「でぇい!」



瓦礫の山から、勢い良く走り、短剣で未来と対峙する。



しかし、未来は左手で止めた。



「過去さん」



「どうしたの?豪炎地君」



「どの位、時間が経ったんですか?」



「今のところ、30分位ね。」



「!? もう終わった筈では…」



「多分、未来は「30分で小森日ちゃんの裏人格を発動させる」っていう意味で決めたんじゃないのかしら」



「…じゃあ、試験時間はもしかして…」



「ガセ、ね」



「「マジか」」







































「"光斬"!」



"光斬"は、光属性の通常攻撃。



武器が刃物であれば、誰でも使うことが出来る。



未来は「あえて」間一髪避けた。



「"闇斬"!」



「連続か、ちょっとキツイかな」



"闇斬"は光斬とは真逆で、闇属性。



性質は光斬と同じである。



「ほォう、そう言ってるわりには、楽々と避けるじゃねェかァ!」



「そうかな?ちょっと手抜きしてあるんだけどな」



「そうか、なら…本気にしてやるよォ!!!」



小森日は、短剣『紫陽花』を投げた。



「何処のメイドだよ」というコメントは無しで。



未来は頬ギリギリで避けると、小森日は想定外だったのか、舌打ちした。



「甘い」



後退りしていた足を止めると、小森日の目の前へと一瞬で着き、一度笑みを浮かべると、思い切り頭突きした。



「い゛っだァ!」



「まだまだ」



続いて懐に膝蹴り。



その後小森日の頭を掴み、思い切り地面へと叩き付けた。



「…死んでるよな、アレ」



「言っちゃ駄目よ」



「「普通は言いますって」」



言うのも無理はない。



小森日の頭、口から血が大量に出ているのだから。



「…終わり、かな「隙ありィ!」



足払いをされ、未来の体制が崩れた。



それを狙って、小森日はもう片方の短剣『蒲公英』で未来の懐を


















































                             刺した。





「「「?!」」」



しかし、過去達が驚いたのは刺したことではない。



3割位は刺したことも入っているが。



小森日の視線の先にあるもの、それは黒いブレザーただ一枚のみ。



「よっと」



バック転をしながら避けている、白いシャツを着た未来の姿が。



ひょんなことから死神になった少年の漫画に出てくる黒猫のあの技である。



簡単に言えばパクリだ。



「あの速さがあれば、出来るわね」



「「その前にパクッても良いんですか」」



その件に関してはノーコメントで。



「君もなかなかやるね。アレをしなきゃ、刺されていたよ」



「長さんにそう言われるたァ嬉しいことだ」



「お喋りするのもそろそろ止めようか」



「ああ、そうだな。決着をつけさせて貰おうか」



「もう負けてるけどね」



「そんな根拠、何処に… …!?」



小森日の地面には、六芒星(ろくほうせい)の魔法陣が。



そして、それぞれの先から青い糸の様なものが出ており、小森日の両手首、両足首、腰に巻き付いていた。




「何だよ…これ!?」



「魔力を吸い取る変わった魔法。人呼んで『魔力吸収(マジックドレイン)』と呼んでるよ」



「いっ…いつの間に「君が刺した時だよ。あの時にまず魔法陣を設置した。喋っている間に魔法糸(ストリング)を操作して、手首に巻き付けさせて貰ったよ」



まるで、某STGゲームのキャラの様だ。



「「パクッてんじゃねぇか」」



正論である。



「魔法糸は色々種類があるけど、私のは吸収型。ある意味ラッキーだったかも」



「チク…ショオォ… ガハッ! ま、魔力がァ…!!」



「無理に喋らないで。下手したら相手を殺す魔法でもあるんだから」



「何やっているんだ、未来…」



「まあ、間違ってはいないわよ」



「魔力を吸い取るということは、攻撃手段などがグンと減ること。
 動きも縛られているから、右手に持っている短剣を使うのは難しいだろう」



「そういうことか。そう言えば、アイツの経験はどのくらいあるんだ?」



「さあ…一応、目は通してあるけれど、実力は確かよ」



「それでも、未来の前には敵わない、か」



「しいて言うなら、『絶対クイーン』かしら?」



「…いくら未来でも、女王には敵わないだろ」



「未来は列記としたルーセントの女王よ?」



「「そっちの女王じゃないぞ」」



「あらら…」









「ぐッ…」



幾ら藻掻いても、手が思うように動かない。



「締め、で良いかな」



未来はゆっくりと歩いている。



表情は無のままなのに、威圧感が溢れ出る。



「…試験は不合格…という訳か」



小森日はとても悔しそうだ。



「ああ、その事だけどさ」



「…何ですか」



主人格に戻ったようだ。



「君、












































   合格だから」



「「「…は?」」」



予想外の答えに、開いた口が塞(ふさ)がらない。



「試験って言ってるけど、実際には君の実力を知る必要があったんだよね」



「はあ…」



「正直、紙に書いていることはあまり信じれないんだよね。でも相手すれば実力が分かるでしょ?」



「ふぇ!?」



「ま、まさか…」



「最初から、試験なんて…」



「ええ、するつもりは無かったわよ」



過去の笑顔に嘘は無い。



「あくまで私が知りたいのは君の実力と、本当に隊に入る気があるのか。
 本気で私に向かってくるってことは、入る気満々って訳でしょ?」



「でなきゃ、此処にはいませんよ」



ニヤッと笑いながら言う。



「あ、そうそう。魔法糸、外しておいたから」



「えっ」



その事に気付いた途端、派手に転んだのであった。



「…本当に、大丈夫なのだろうか」



「大丈夫よ、きっと戦場に立てば真の力が発揮されるわ」



「例えば?」



「あの子、IQ250もあるらしいわよ。だから、常に相手の200手先をよm「「それを先に言って下さいよ」」



イケメン二人組からのツッコミである。











「…千君、大丈夫かなぁ」



「君じゃなくて、ちゃんだと思います」



台無しである。


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