二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケモン ラピスラズリ
- 日時: 2011/04/05 05:08
- 名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/pokemonn
どうもはじめまして、四季岬といいます。
とりあえずは、軽く注意事項を説明したいと思います。
この、ポケモン・ラピスラズリは、僕のオリジナルです。既成のポケモンも出てきますが、一部のポケモン、技などは僕が考えたものです。しかし、どういうポケモンか、どういう技なのかは、そのときどきに説明させてもらいます。
バトル方式は、アニメ版を参考にしています。
読んだ方は、感想や要望などを言っていただければ嬉しいです。
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- Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.1 )
- 日時: 2011/04/05 05:12
- 名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/pokemonn
プロローグ
カントー地方、ジョウト地方、ホウエン地方、シンオウ地方、イッシュ地方など、さまざまな地方がこの世界には存在する。
しかし、それらの大陸が集まる星に名前をつけたものはいない。なぜなら、この星にはまだ未知の大陸がたくさんあるからだ。
ポケットモンスター、縮めてポケモン。この星に生息する不思議な生き物だ。空に、海に、大地に、さまざまな場所にポケモンは生息している。
人間は、そんなポケモンたちと仲良く共存し、一緒に暮らしたり、仕事を手伝ったりしている。なかでも一番熱いのが、ポケモン勝負。ポケモン同士を戦わせ、ポケモンとトレーナーの絆を深めるものである。
あるとき、この星には災害、いや、天変地異が連続して起こった。
地殻変動、気温の急上昇急低下、挙句の果てには隕石まで降ってきた。
この星の大陸は荒れ果て、荒廃するが、人々は諦めてはいなかった。
「ポケモンと一緒なら、何だってできる」そういいながら、各地方は復興していった、3年の月日を経て。
天変地異はこの星に甚大な被害をもたらしたが、なにも悪いことばかりではなかった。地殻変動や海の干上がり、隕石の衝突により、新たな大陸が出来たのである。そしてそこには、新たなポケモンが生息していた。
研究者たちは大急ぎでその大陸に上陸し、ポケモンたちの生態を調べ、大陸を発展させた。そしてその大陸は、ソウテン地方と名づけられた。
そして、このソウテン地方を舞台に、新たな冒険が始まる……
- Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.2 )
- 日時: 2011/04/05 05:13
- 名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/pokemonn
1話 旅立
僕の住むソウテン地方は、比喩でなくつい最近出来たばかりだが、迅速に発展させたために、機械文明みたいになってしまった。
だが、このシヨウタウンは自然が多く残っていて、田舎のような雰囲気がある。
僕は窓から自分の町の風景を眺めながら着替えを済まし、階段を下って玄関の扉に手をかけた。
「あら、もう行くの?」
話しかけてきたのは僕の母さんだった。
「うん、今日は博士からポケモンがもらえる日だから、待ちきれなくて」
「そう……サイカも、父さんみたいに、旅にでるの?」
「……うん」
「……頑張ってね」
「行ってきます」
そう言って、僕は家から出た。
「やーやー、三人ともそろったね。ちゃんと時間通りに来てるし、感心感心」
僕は今、シヨウタウンの中心部にあるポケモン研究所に来ていた。
僕の隣には、幼馴染のセイヤがいる。もう一人、女の子がいるが、知らない子だった。
「さてさて、それじゃあ早速だけど、ポケモンは欲しいかな?」
「もちろんです。そうじゃなきゃ、こんなとこ来ません」
僕はそう言う。
「まあまあ、この名高きミクロ博士の研究所をこんなとこ呼ばわりとは、サイカ君はポケモンが欲しくないのかな?」
ミクロ博士、史上最年少で博士になった人。赤い髪をツインテールにして、いかにもお子様といった風体だが、その実力は確かで、さまざまな実績を残しているらしい。
また、このソウテン地方の調査、復興の第一人者だとか。
「すいませんでした、欲しいです」
「よしよし、いい子だねえ」
子供に子供扱いされた……!
「じゃあ、とにかく選んでよ」
と言って、隣にあるワゴンを軽く叩いた。
「じゃあ、誰から決める?」
これまでずっと黙っていたセイヤがそう言った。
「ここは公平にじゃんけんとか?」
僕がそう提案して、じゃんけんに決定した。
「じゃ、僕からだね」
じゃんけんで勝利した僕は、一番最初に選ぶことになった。
「じゃあ……このポケモンにしよう」
僕が選んだのは、緑色のイタチみたいなポケモンだ。
「草タイプのミンクルだね。なかなか見る目があるねえ、サイカ君」
「じゃあ、次は俺だ」
二番目はセイヤだ。
「俺は……このポケモンにしよう」
セイヤが選んだのは、炎の鬣がある、ライオンのようなポケモンだった。
「セイヤ君はエンオンかあ、見る目があるね」
セイヤが選び終わり、次は少し低めに結んだポニーテールの女の子だった。
「私は……これしかないですね……」
女の子が選んだのは、青い蛇のようなポケモンだった。
「アオミちゃんはリアリーだね。見る目があるよ」
この女の子はアオミというらしい。ていうかミクロ博士、見る目があるって適当にいってるでしょ。
それじゃあこれがポケモン図鑑、大事にしてね。
「はい、ありがとうございます」
「それじゃあ三人とも、頑張ってね」
『はい!』
こうして、僕らの旅は始まった。
- Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.3 )
- 日時: 2011/04/05 05:11
- 名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/pokemonn
2話 初陣
「サイカ、バトルしよう」
研究所を出て早々、セイヤが僕にバトルを申し込んできた。
「OK 僕もポケモンもらって、早くバトルがしたかったんだ」
「それじゃあ早速はじめよう。出て来い、エンオン!」
そう言ってセイヤはボールからポケモンを出した。
「こっちも、出て来い、ミンクル!」
僕もボールからポケモンを出す。
「あ、そうだ、ポケモン図鑑……」
僕はポケモン図鑑でポケモンを調べておこうと思った。その方がバトルも多少有利になるかもしれないし、図鑑の扱いに早めに慣れておきたいし。
そう思いつつ、図鑑にミンクルとエンオンを登録する。
【ミンクル・くさイタチポケモン
とてもすばしっこく、捕まえるのが難しいポケモン。追いつかれそうになると、回りの自然に溶け込む】
【エンオン・ライオンポケモン
体内で炎を発生させるが、すぐにたまるので、余った炎は首の周りから放出している】
ふむ、なるほど……
「そろそろ、いいか?」
あ、しまった。セイヤとのポケモンバトルの最中だった。
「あ、ごめん……」
「じゃあ、こちらから行かせてもらう。エンオン、たいあたりだ」
エンオンがこっちに向かってくるのを回避させ、攻撃の指示を出す。
「ミンクル、こっちもたいあたりだ」
こっちの攻撃はエンオンに当たった。エンオンは少しよろけたが、すぐに持ち直した。
「ならこれだ。エンオン、ひのこだ!」
エンオンはそう指示され、口から火の粉を発射した。
まずい、ひのこはほのおタイプだから、くさタイプのミンクルには相性が悪い。
「ミンクル避けろ!」
そう指示するが、避けきれず、ひのこを食らった。
「大丈夫か、ミンクル?」
ミンクルは立ち上がり、体勢を整えた。まだいけるようだ。
「よし、いくぞミンクル。はっぱカッター!」
そう指示すると、ミンクルは尻尾から無数の葉っぱを打ち出した。
「な!?」
はっぱカッターはエンオンの急所に当たり、そのままダウンした。
「エンオン戦闘不能、ミンクルの勝ち、よってこの勝負、サイカの勝ち」
頼んでもいないのにアオミが審判をやり、判定を告げたのを聞いて、思わず顔が綻ぶ。
「やったあ!」
思わずそう叫んで、ミンクルを抱きしめた。
僕のポケモンバトルの初陣は勝利で終わった。
- Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.4 )
- 日時: 2011/04/05 05:12
- 名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/pokemonn
3話 捕獲
セイヤとのバトルが終わった後、ミクロ博士が渡し忘れたと言って、モンスターボールをくれた。
そして僕はポケモンを捕まえようと、一番道路に出た。
「どこかにポケモンはいないかな……あ、いた」
黒い犬のようなポケモンを見つけた。このポケモンは……
【ポチエナ・かみつきポケモン
とてもしつこい性格で、狙った獲物をばてるまで追いかけ回す。たまに自分が先に疲れてばてることがある】
「ポチエナか……よし、捕まえよう!出て来い、ミンクル」
僕はミンクルをボールから出し、ポチエナに近寄る。
「よしこの辺で、ミンクル、たいあたりだ」
ミンクルの不意打ちたいあたりがポチエナにヒットしたが、全くこちらに気付いていない。
「暢気な奴だな……」
僕もミンクルも呆れるしかなかった。
「よし、次ははっぱカッターだ」
そう指示して、ミンクルがはっぱカッターを放つ瞬間、ポチエナはミンクルの背後に回りこみ、攻撃した。
「これって……ふいうち!?」
このポチエナ、ふいうちを覚えているのか。不意打ちにはふいうちで返すってことかな。
「でも、ますます欲しくなったな」
ふいうちを覚えているなら、きっと強力な戦力になる。これは是が非でも欲しい。
「ミンクル、続けてはっぱカッターだ」
そう言って今度こそミンクルははっぱカッターを放つ。ポチエナはそれをまともに受けて、かなりのダメージを負ったようだ。
僕はボールを取り出し、ポチエナに向かって投げる。
クラクラとリズムよく三回振れた後、一時停止し、カチと鳴った。
「やった……!」
初めてポケモンをこの手でゲットして、感動が込み上げてくる。
「へえ、ポチエナをゲットしたんだ」
後ろから声したので振り返ると、アオミがいた。
「……何か用?」
「そんな怖い顔しないでよ」
アオミは可愛らしく笑うと、ボールを取り出した。
「折角だからさ、バトルしよう」
アオミがポケモンバトルを申し込んできた。僕はそれに対して
「いいよ。受けてたつ」
その勝負を受けた。
こうして、アオミとのバトルが始まった。
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