二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ニノ国】 ちっちゃな初恋
日時: 2011/05/01 17:51
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆urSOubb.yI (ID: sEySjxoq)
参照: イル?(゜ω゜)ノ梅干 (*3*)゜*_´プッ

は〜〜いw

ニノ国 漆黒の魔導師(今更)の二次創作です。
ちなみにこの小説はオリバー×マルの物語なので苦手な方はお戻りください。

あ、ちなみにニノ国関係ないかm((黙

SIDEは基本マル、たまに他(オリバー シズク ジャイロ等)
イマージェンは話せる設定です。

でゎでゎ、スター㌧☆

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Re: 【ニノ国】 ちっちゃな初恋 ( No.3 )
日時: 2011/05/01 22:06
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆urSOubb.yI (ID: sEySjxoq)
参照: イル?(゜ω゜)ノ梅干 (*3*)゜*_´プッ

【プロローグ】                    



あたしは恋をしてしまいました。





一緒に旅をしている少年に。





誰にも秘密の












 
                              ちっちゃな初恋




Re: 【ニノ国】 ちっちゃな初恋 ( No.4 )
日時: 2011/05/01 22:26
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆urSOubb.yI (ID: sEySjxoq)
参照: イル?(゜ω゜)ノ梅干 (*3*)゜*_´プッ

第1話                         恋する乙女

「・・・」

あたしは無言で前を歩いている少年を見つめる。

何時間だって見ていられる。

だって、あの少年に恋をしているんだから。

ヌケガラビトのときに助けてくれた少年が、オリバーだったの。

「マル?」

「・・・ああ、何?」

「なんかさ、マル、ずっと変だよ。」

「何で?」

「何でかなあ・・。」

「ボケーっとしてるからじゃねえのか。」

ジャイロが横から口を挟む。

「な、何よ!」

「ホンマや。

 最近おかしいで。」

・・・・ぅう。

オリバーに恋してるから。なんて言えるもんか!

「ちょっとね・・・。」

「何かあったの?」

「別に。」

うぅ・・心配してくれてるんだあ・・。

いい男だぜェェ!!((キャラ破壊

「あ、あれ見て!」

空に暗雲が広がった。

「うわ!降ってきた!」

「あそこの木陰で雨宿りしようぜ!」

「うん!」




「ふぇ・・助かった・・。」

「みんな、濡れちゃったね。」

「俺なんかこんなに濡れたんやからな!」

「アハハ、大丈夫?」

あたしは、暗雲があたし達の上だけに広がっているように感じたが、気にしなかった。

『ふふ・・・。
 
 恋する乙女。か・・。』

「?」

あたしの耳元で囁く声がした。

「ねえ、今何か聞こえなかった?」

「何もなかったよなあ、オリバー。」

「うん」

「そうかなぁ・・。」

『悪戯しちゃお・・。』

そう聞こえたとたん、雷がすぐ近くで落ちた。

「うわぁ!!」

あまりの驚きで、隣に居たオリバーに抱きつく。

でも、0.0001秒後、恥ずかしくて離れるのであった。

『恋する乙女は照れ屋さん♪』

頭をコツン と叩かれたような感じがした。

これが、天使との出会いだった-----------…。

Re: 【ニノ国】 ちっちゃな初恋 ( No.5 )
日時: 2011/05/02 17:04
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆urSOubb.yI (ID: sEySjxoq)
参照: イル?(゜ω゜)ノ梅干 (*3*)゜*_´プッ

第2話                             恋の天使さん

あの声が聞こえてから、数日たった。

別にあたし達の様子は変わらない。

変わったことといえば、なにもないのに上から木の実が落ちてきたり、上から水がぶっかけられることだった。

オリバーと近づくチャンスが増えた。と言った方がいいのだろうか。

『あ〜あ〜・・・

 あれだけやったのに進展なしかぁ・・。』

また、頭上で声がする。

どうやらこの声はあたし以外には聞こえないらしい。

『こうなったらとことんやってやる!』

いったいどういう意味なのだろうか。

すると・・

あたし達の目の前に少女が立っているではないか。

さっきは居なかったが、今は居るのだ。

「あのぉ・・。」

その少女が話しかけてくる。

その声がソックリなのだ、あの声に。

「マルさん!」

「は、はい?」

「ちょっとこっちに来てください!」

鋭い目つきで睨まれ、あたしは大人しく付いていった。

「マルね!

 あれだけ私が近づくチャンスがあったのに何やってるの!?

 何の進展も無しなんてありえない!」

そのとき、あたしは確信した。

この少女はあの声の主だと。

「貴方はあたしにチャンスをくれていたんですか?

 何者ですか?」

「私はカナ。恋の天使よ。」

「え・・・?」

「恋する子を手助けするのが私の役目。

 だから必死にチャンス与えてたのに・・。

 天使のご加護も虚しく、貴方は何をやってるの!?」

あたしは、カナは本当に天使なのかと疑った。

「天使じゃないな。って思ってるなら証拠を見せてあげるわ。」

そのとき、カナの背中に真っ白な翼が生え、頭上には光輪が輝いた。

その姿は、美しく 華やかだった。

でも、1分ほどすると、その光は小さく、弱くなってしまった。

「どうしたの?」

「だって・・この姿を人間に見せるには強大な魔力が必要なんだもん。

 あ、私 生きてた時は魔法使いだったの。」

「じゃあ・・貴方は一度死んだの?

 貴方は死人なの?」

「ま、そういうことね。」

サラリというカナに、私は恐怖が生まれた。

「これから貴方の恋を応援するために一緒に旅するからヨロシク!」

「は?」

言うまもなく、カナはみんなの元へ向かったのだった。

Re: 【ニノ国】 ちっちゃな初恋 ( No.6 )
日時: 2011/05/04 19:46
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆urSOubb.yI (ID: sEySjxoq)
参照: イル?(゜ω゜)ノ梅干 (*3*)゜*_´プッ

第3話                         マルのカナ観察日記

「ふんふんふ〜〜ん♪」

あたしの隣で歩いているこの少女は、一見すると普通の美少女だ。

———見た目だけは。

その正体は超ドS、天使とは思えない冷酷さがある『恋の天使』

そして天使は天使らしい処もある。

1つ目は、唄が超上手い。

2つ目は、ちゃんとチャンスをくれる。めんどくさがったりしない。

でも---------------すごい悪戯好き。

悪戯は水をぶっかけられたり、透明になって脅かしたり。

さすがだ。←何が?

「カナって本当に唄が上手いよね。」

「そやな。

 紅白歌合戦で優勝できんで。」

「オリバーさん、シズクさん、そんなことないですよ。

 これぐらい誰でも出来ます。」

カナは猫かぶりも上手い。

油断してるとあたしが悪いような様になる。

ま、こうゆうことだ。

「マ、マルさん・・。

 今・・私に水かけました・・?」

あたしが濡れたんだよ!

「酷いです!

 マルさん!!」

だからお前は濡れてない!

そしてこの後にくる。

「ザマァ。」

カナは意外に男らしい。

表向きはとても女らしくて、優しくて。

でも本当はすごく腹黒で、サバサバしてて、ドSで。

「マルさん、怖い顔されてどうしたんですか?」

「何でもないよ。カナ。」

「そうですか、それなら良かった!」

うわあ、偽り笑い上手いなぁ。

本当の言葉をあたしが言ってやろう。

[マルまたあの顔してる〜。

 ぎゃはははは!!

 もう爆笑!

 つーか早く逝け^^]

ってなことを絶対に思ってるわ!!

逝ったらお前を地獄に落とす悪魔になってやるわ〜〜。←もうニノ国関係ないし、キャラ完全破壊してる

「ところで・・・。」

カナが何か言い出す。

またとんでもないことを言い出すに決まってる。

「さっきから私達を狙ってる人・・いえ、悪魔が居ます。」

!?

「あ、悪魔だと!?」

「はい。

 多分 私を狙ってるんですね。」

「か、カナ・・!?

 何とんでもないこと・・

 とんでもないの度が過ぎてるだわ!
 
 カナはおかしいだわよ!」

「おかしいのはお前の方だ・・。」

確かにあたしはおかしいわよ!

でも・・・カナ。貴方はもっとおかしいわ!

悪魔が狙ってるだなんて・・。

「あ!

 下がってください!!」

カナがあたしを押し倒す。

ドバババ!!!!!!!!!

その1秒後、あたしが居た場所に黒い塊が落ちてきた。

カナがあたしを助けてくれなかったら、あたしは死んでいただろう。

「大丈夫?」

カナが聞いてくる。

「ああ、うん。

 ありがとう。」

「良かった・・。

 お前が死んだら恋も実らないだろ!」

・・・

ツンデレですか?

「べ、別に助けたくて助けたわけじゃないんだから!

 私が危なかったからついでよ!!

 ・・・的な展開はないからな。

 しかも私はツンデレじゃねえ。」

「カナ・・

 カナって男らしいね。」

「・・・・・・

 逝きたい?」

「逝かない。

 さあ!さっさと歩こう!」

「チッ・・・。」

Re: 【ニノ国】 ちっちゃな初恋 ( No.7 )
日時: 2011/05/06 22:29
名前: ○☆゜月乃゜☆○ ◆EybDbNS0b6 (ID: 2romsaeA)
参照: 夢みる小鳥 サイコー!! ボカロの唄大好きだょ^^

第4話                             月に浮かぶ影

「カナ。」

「何。」

相変わらずあたしへの返事は疑問系じゃないんだなあ・・。

「あの黒い塊・・。

 一体なんなの?」

そう聞いたとたん、カナの顔が青くなっていく。

「べ、べべべ・・・別に、なんでもない。」

絶対何かあるよ、うん。

『カナよ。

 アイツは魔王様に歯向かった。だから、殺す。

 関わった者 すべてを巻き添えにして。』

「らう・・・・・」

カナが振り向いて、何か言いかけた。

『歯向かった者は殺す。

 それが命令だから。

 私は感情を持たないから。
 
 ただ命令に従うだけ。』

カナは歯を食いしばって、涙をこらえている。

どうしてだろう。

カナはすごく悔しそうで、寂しそうな顔をしてる。

ねぇ-----------------どうして?


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