二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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復活×脱色×黒バス 蒼空の行く末
日時: 2012/12/11 20:27
名前: 雪雫◇pito (ID: Bhcs08zv)

雪雫と申します
初めての人へ  ようこそいらっしゃいました
数回目の方へ  また来て下さったのですね、心から歓迎いたします

ってことで、はいまたまた新しく始めちゃいました!
今回は本来ならば「社会問題系小説」の方に掲載した方が良い小説だとは思うのですが・・・
主人公が漫画のキャラクターなのでコチラに掲載することにしました。
これから読んで頂くにあたりまして、お読みになった後に不快になられないように、いくつか注意していただきたいことがあります。

1 復活と脱色と黒バスの混合小説になります
2 一応主人公が、ツナになっています
3 ツナが女の子です、というかほぼ成り代わりレベル
4 黒子(黒子のバスケの主人公)も先天的な女の子です、というより先天的な女の子が結構います
  例(ツナ・黒子・スクアーロ・マーモン・入江)
5 オリキャラの双子がいます
6 復活のキャラが九代目・家光・ランボ・イーピン・フゥ太・ヴァリアー以外
  ツナを苛めます
7 序盤は復活メインでツナが記憶と力を取り戻すまで
  中盤が脱色メインでルキアを救出まで
  終盤は藍染を倒すまでとオリジナルになります!
8 中盤からいきなり黒子のバスケのキャラクターである、黒子と火神も出てきます
  桐皇の桜井と秀徳の高尾も・・・
9 山本も死神の一員として中盤から活躍します

上記のどれか1つでも無理な方は、読むのを控えて下さい。
なるべく自重しながらやろうとは思いますが、たまに制御しきれずupすると思われますので御了承ください

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復活×脱色  蒼空の行く末 ( No.21 )
日時: 2012/12/11 22:16
名前: 雪雫◇pito (ID: Bhcs08zv)

   一ヶ月前・・・その双子はいきなり転校してきた

   『今日から新しく二人、このクラスに転入してくる事になった
    入りなさい』
     ガラッ
   『上山優介君と上山郁恵さんだ』
   『みんな〜よろしくね〜』
   『・・・よろしく』
      この時私の中では
      ‘キケンキケン カカワルトキケン’
      という警報が鳴っていた(多分超直感の力)
      その警報はすぐに的中した
      まず・・・
   『沢田さ〜〜〜ん!』
      獄寺君が私のことを‘十代目’と呼ばなくなった
      その後、私の修行によく上山優介が見に来てたり
   『郁恵ちゃん、遊びに行こう♪』
      京子ちゃんやハル、花が私とじゃなくて上山郁恵と行動することが増えた

   『ツナ!』
   『山本・・・』
      そんな中、山本だけは双子と一定の距離を保ち接していた
   『ツナ、落ち着いて聞いてくれ
    小僧がオレに言ってきたんだけどな・・・
    小僧達、上山優介のことを十代目にしようとしてんだ』
   『・・・え??』
   『アイツ等、自分達も初代の血を引いてるって言ってるらしいんだ
    それで小僧は・・・ボスになるのはなるべく男が良いからって』
   『きゅ・・・九代目はそれを知ってるの?』
   『まだ申請してないらしい・・・
    オレ、ツナがボスにならないなら守護者辞める
    守護者になっても護りたい者護れないなんてイヤだからな』
   『山本・・・・・・ありがとう』
   『おう』

      山本が言って来たことに驚いたものの、実際、注意してリボーン達の会話を聞いていると
      確かに‘お前が十代目だ’などを言っていることに気が付いた
   『・・・・・・もう、私がこのリングを持っててもしょうがないか』
      私はリボーン達の会話を聞いた翌日から、大空のボンゴレリングを持たずに行動するようになった







 もう二週間か・・・
「おいで、小次郎」
  チュッチュ
「よしよし」
   私は部屋に戻り、机の上にいた山本の匣である小次郎を呼んだ

     山本は二週間前に上山郁恵から屋上に呼び出された
     嫌な予感しかしなかったからこっそり着いて行って様子を見てたら
     案の定、上山郁恵が山本に告白した
   『悪いな、オレはツナ一筋だからな』
   『なんで!私の方が可愛いじゃない!』
   『可愛い以前にオレはツナ以外の異性に興味ないのな』
   『・・・モウイイワ』
   『?』
     背筋に寒いものを感じた私は咄嗟に携帯の録音機能をつけた
   『貴男は私の彼氏に大人しくなってればいいのよ!!』
   『なっ!なにすんだ!』
   『うるさいですわ!大人しくこの‘自我殺し’を飲みなさい!』
   『グッ!』
     上山郁恵は山本に何か無理矢理飲ませた
     私は飛び出そうかと思ったけれど・・・
     そうしても山本は助からないのが直感的に分かり、唇を噛み締めた
   『ウフフフフ♪これで貴男は自我を持たないお人形♪
    貴男は誰のお人形?』
   『・・・郁恵様のニンギョウです』
   『ウフフ♪そうよ!私のお人形よ!
    ・・・・・・あの子が邪魔ね・・・沢田綱吉』
      私はその時の上山郁恵の目を忘れない・・・
      欲に染まりきった双眸を・・・
   『あの子のお友達はぜーんぶ私の言うことを聞く奴隷・・・
    お兄様にも協力してもらって、あの子を孤立させちゃいましょ♪
    あの子のママを既に取り込んでありますし♪』
      母さんまで上山郁恵の毒牙にかかっていることに私は唖然とした
   『あの子の騎士(ナイト)も自我を壊して私の手中に収めましたし・・・
    精神的に追い詰めて無理矢理お兄様に嫁がせてしまいましょ♪
    そうすれば初代の血を本当に引くことが出来ますわ!』
      私は上山郁恵が高笑いを始めたのを気に、録音を止め、その場を去った


   『どうしよう・・・』
      家へと帰る道、トボトボと歩いていると
   『おう!ツナちゃんじゃねーか!』
   『山本のお父さん』
      山本のお父さんが声をかけて来た
   『ツナちゃん、さっき武の奴が帰って来たんだが・・・
    様子が変なんだ』
   『へ・・・ん・・・』
   『あぁ、虚ろな目で帰って来たかと思ったらいきなり一心不乱に手紙書き出すわ・・・
    ソレが終わるとまた虚ろな目になって、少ししてオレにツナちゃんに会うよう言い出したんだ』
   『私に?』
   『オレがこうなった理由をツナが知ってる、オレの口からは言うことが出来ないって』
      私は意を決し、携帯に録音した内容を聞かせ、山本が必死にその薬に抗っていることを伝えた
   『そうか・・・ツナちゃん』
   『はい』
   『実を言うとオレ達商店街の連中も上山に会ったことがあるんだ』
   『え・・・』
   『安心しな、誰も上山の言うことを真に受けてなんかいねー
    むしろ嫌ってるからな』
   『じゃあ!』
   『もしツナちゃんが家に居場所がないなら商店街で匿ってあげることも出きっから!』
   『!ありがとうございます!』


   本当に商店街の皆さんは私に良くしてくれてるし、山本も自我が戻った少しの時間に手紙などを小次郎で届けてくれる



   商店街の方達以外にも、身近な所に味方はいる
「ツナ姉、お腹減った〜」
「イーピン、お手伝い!」
「ツナ〜腹ペコだもんね」
「はいはい、用意するから下に降りよっか」
   フゥ太にイーピン、ランボ
   この三人は私が家に帰ってくるとずっっっっっっとくっ付いてる
 可愛いことこの上ナイ!
   三人が言うにはなんでも
   『ツナ姉が人に意地悪するわけない!間違ったこと信じてる!』
   『ママンがツナさん信じない、イーピン達、ママン信じない!』
   『あの女受け付けないもんねー、ツナのが良いランボさん良いもんね』
   らしい・・・
   母さんもリボーン、上山郁恵も必死に私から引き離そうとするけど応じてない
   てか最近母さん三人の分のご飯も作らなくなり始めた
   どうやら力ずくでって方法らしいけど
   (私の分は二週間前から無い)
   (自分で作ってるからいいんだけど)
   でも三人は私の作った朝食と夕食を食べてる
   (平日の昼食は朝私が作ったお弁当)

   ま、ようするに・・・


       私の周りにはまだ見方が大勢いるってこと☆

Re: 復活×脱色  蒼空の行く末 ( No.24 )
日時: 2011/07/28 20:44
名前: 雪雫◇pito (ID: Bhcs08zv)

〜一方その頃のイタリア〜

「九代目、どうされました?」
「家光か・・・・・今すぐ日本に戻りなさい」
「?何故でしょう」
「・・・リボーンから連絡が途絶えた、ヴァリアーに偵察を頼んだが綱吉ちゃんが心配だ
 父親であるキミが見に行くのが一番だろう」
「分かりました、では」


「バジル!」
「なんでしょう?親方様」
「オレはしばらく日本に戻る、その間オレガノと頑張ってくれ」
「はい!」



「何がわかったんだよ、マーモン」
「・・・・・どうやらあの子が孤立してる様子だよ」
「刀小僧はどうしたあぁ!」
「目が虚ろな時と光が宿ってる時があるよ・・・一体何が起きてるんだろうね?」
「なぁ、コイツ等について調べた方が良くね?」
「ムッ、確かに調べる価値はありそうだね」
「なんか見覚えある顔だぞぉ?」


          動き始めたイタリア軍



「おーい、ツナの居場所分かったぞー」
「サンキュー親父、今度行ってくる」
「・・・・・行きたいって言ってもダメだよね」
「行きたかった———!」
「ダアァ————!文句言うな!」

復活×脱色  蒼空の行く末 ( No.25 )
日時: 2012/12/11 22:20
名前: 雪雫◇pito (ID: Bhcs08zv)

   12月直前のある日・・・
「ただいま〜」
「おぉ!おかえり我が愛しの娘よ♪」
   いつも通り家に帰ってみると父さんが出迎えてきた
「と、父さん!
 え!イタリアにいるんじゃ!」
「愛娘と正月を過ごす為さ♪
 ツナ、今すぐ学校で必要な物や制服を纏めるんだ!」
「えぇ!なんでよ!」
「俺が近くに宿泊しているホテルがあるんだ!
 そこで家族5人の年越しをしよう!」
「私の質問ムシ———!!?」
   半ば引きずられるように部屋に入れられ、纏め終わったと同時にホテルへ拉致られた

「父さん、ランボ達は・・・?」
「ん?一足先に部屋に入れたぞ」
「入れたって・・・」
 日本語的に可笑しいでしょ・・・さすがの私でも分かるよ
  ガチャ
   父さんがホテルの一室のドアを開け入ったから、それに続いて部屋に入った瞬間
「ツナ姉ぇ〜〜〜〜!」
   三人に抱きつきと言う名のタックルを喰らいました
「ゲッホゲホゲホ!」
「!ツナ姉、ゴメン」
「ん、大丈夫・・・
 ところで父さん」
「どうした愛娘」
「一旦ビデオカメラ降ろして、母さんは?」
「連れて来ないぞ?」
   父さんが当たり前のように言った為、一瞬理解に遅れたが・・・
 って、え゛ぇ〜〜〜〜〜!!今サラッと凄いこと言ったよね!
「どうして愛娘へ愛情を注がなくなった母さんを連れてこなくちゃいけないんだ?
 さすがの俺も、今回のことは許せないからな
 しばらくは5人でこの部屋に住むぞ」
 イヤイヤイヤ、おかしいでしょ確実に
   そうしてる間に父さんは・・・
「ツナ、明日から学校へは車だ
 送り迎えを頼んであるからな!」
   またしても凄いことをサラッと言った
「え・・・チョッ、まさか此処のホテルって!」
「ボンゴレの子会社が経営している」
「ということはボンゴレの息がかかってると」
「正解、やっぱりツナは賢いな————!!」
「賢くな———い!」



     〜翌朝〜
〔何、あの車〕
〔いかにもお金持ちの人が乗りそうな車だよね〕
〔誰が降りてくんのかな?〕
 い————や————!明らかに視線が集中してて降りるに降りられない———!!
 いや、私は歩いて行こうと努力したんだよ?でもさぁ・・・
        着替えて朝食を作って取る→部屋から出る→ロビーに降りる
        →父さんに見つかる→地下駐車場に連れてかれる→
        やたらと長い車に放り込まれる→学校到着
 うん、早業でした
 抵抗する暇なんてなかったんです
 でも、いつまでもウジウジしてらんないし・・・
「行ってきます・・・」
「いってらっしゃいませ」

 やっぱり視線痛いよ———!そりゃね?!あんな高級な車から私が降りてくるなんて
 おかしいかもしんないのは私が一番理解してるんよ!!
   ガックリと首を項垂れながら教室に入った私
   いつも通り此処で罵声が飛んで来るんだけど、今の私にとってそれよりも・・・
 これから毎朝アレで来なくちゃいけないのか〜・・・
   死活問題があり、対して気にならなかった



      放課後・・・
「ツナー!迎えに来たぞーーー!」
「なんかまた凄い車で来たーーー!?」
   生徒玄関から出てみたら校門に横付けされたよく分かんない車(運転席が逆)
   それの運転席から顔を出してる父さん
「買い物に行くぞーーーー」
「小っ恥ずかしいからヤメてーーー///」
 だーーー!周りからの視線が痛いからさーーー!
   私が恥ずかしさのあまりダッシュして車に乗り込んだら
   すぐに発進した車
「父さん!恥ずかしいからヤメてよ!」
「なーに、そんなの慣れて「慣れたくない!!」アハハ(汗」
 もうっ!今日の朝のせいで周りからの視線が痛くて痛くて辛かったんだからね!
「ともかく、何処に買い物行くの?」
「最近出来た日本最大のショッピングモールだ
 一旦ホテルに戻ってランボ達を乗っけてくぞ」
「はいはい、途中で一人で行動していい?」
「かまわないぞ」



「・・・・・・一護」
「んだよ親父」
「ショッピングモール行くぞ!」
「はぁ?!」
「遊子〜、夏梨〜、用意しろ〜」
「今からかよ!!」






       “偶然”が起こした“必然”的な“再会”

   父さんにほぼ拉致られるように連れて来られたショッピングセンター
   私は今、単独行動をしている
   簡単に言えば私が必要な買い物をする為に、父さんにランボ達を任せてるだけなんだけど・・・
 他に何が必要だっけ?口座からおろしてから買い物しなきゃ
 ってアレ?いくら口座に貯金してあるっけ?


   口座から必要な分だけおろして(なんか貯金額が増えてた)
   色々なお店を覗いたり、少し買い物したりしていると・・・
「ねぇねぇ、キミ一人〜?」
「オレ等と遊ばな〜い?」
   変な輩に絡まれました
「離して下さい、迷惑なんですけど!」
「おーおー、気が強いねー
 そういう子好きだよ〜」
  イラッ
   馴れ馴れしい態度にイラッとして
   腕を掴んでる男に向けて、蹴る体制をとった刹那・・・
「ワリィ、コイツオレの連れなんだ」
   後ろからオレンジ色の髪の毛をした男の子が助けてくれた


「あ、ありがとうございました」
「気にすんな
 けど、こんな中を一人で動くのはよした方がいいぜ
 さっきみたいな事がまた起きるぜ?」
「ですよね〜(苦笑)」
 まいったな〜、絡まれるのはもう勘弁だし・・・そうだ!
「あの・・・」


「ありがとうございます」
「別にかまわねーけど・・・」
   悩んだ私は助けてくれた男の子に買い物の同行をお願いしたら
   男の子は快く引き受けてくれた
「おっと、そういやオレお前の名前聞いてなかったな」
 あ!名乗ってなかった!
   私が慌てて見上げれば、笑って私の頭を撫でてきた
「オレは黒崎一護、一つを護るで一護だ」
「私は沢田綱吉、徳川綱吉の綱吉です」
「綱吉?随分男らしい名前だな」
「両親が祖父に名前の候補を聞いた時に・・・
   〔この子は将来、二つの道の何方かを選択しなければならない
    そうした時、相手が見つけやすい名の方がいいだろう〕
 って、祖父が言ったらしくて」
   テヘヘと笑って見せれば黒崎さんは眉にシワを寄せた
「・・・それ、本当か?」
「?はい、私も祖父から直接聞いたことなんで」
 どうしたんだろ・・・?
   黒崎さんはしばらく考え込んだあと、静かに呟いた
         「ようやく見つけた、オレのーーのー」



「へ?」
「あ、いや!何でもねぇ!
 そうだ、何処に買い物へ行くんだ?」
「え、あっ本屋さんと文房具屋さんです」
「よっしゃ、行くぞツナ」
「はい!」
 フゥ〜〜〜、危うくバレるとこだったぜ
 にしても・・・
   オレはチラッと少し下にあるフワフワ頭を見下ろした
 ずっと探してた奴とこんな会い方するとはな・・・
   確かに、オレは今回オレのーーのーであった魂の転生後を探していたが・・・
   絡まれてた女子を助けた結果、その女子が転生後の姿らしく
   無事、再会出来ました(記憶無いっぽいけど)
 ・・・本来はあんまやりたくないんだけど
「?黒崎さん?」
   オレは、ツナの頭に軽く触れると
  ドックン
「ッ!?」
   ツナの中に少量の霊力を流し込んだ
 これでツナの中のーーーであるーーが起きてくれるといいんだけが・・・
「ッ!ハァ、ハァ、ハァッ」
「大丈夫か、ツナ」
「は、い、何、とか・・・」
   体が拒絶反応を起こしたらしく、ツナは膝から崩れ落ちた
   咄嗟に抱き止め、近くの椅子に座らせた

「ゆっくり深呼吸して、ゆっくり、落ち着いて」
「ッ、ハアァ」
「そう、落ち着いてな」
「すみません、ありがとうございます」
「いや、平気だ」
 マズったか?
 イヤオカシイ、霊力を拒絶するなんて・・・普通ならありえねぇことだ
   ツナの背を撫でてやりながらオレは原因を考えた
 普通ならあの程度の霊力は拒絶されない・・・
 クソッ!訳わかんねー!
「ケホッケホ」
「ツナ?」
「ケホッケホ」
「ツナ、大丈夫か?」
「はい、でもなんででしょう?」
「さぁ?」
   拒絶反応か・・・厄介だな
     ツナの呼吸が落ち着いたのを見計らって買い物を再開した



「ありがとうございました!黒崎さん!」
     ツナの腕の中には大きな大きなウサギのヌイグルミが
   幸せそうだな・・・コイツ(汗
「いや、オレはただ傍にいただけだぜ?」
「いえ、とっても楽しかったです!」
「そうか・・・あのさぁ」
「はい?」
     ツナはヌイグルミを抱き締めながら上目遣いでオレを見上げてきた
   コイツ、色んな奴を卒倒させるぐらいになってねーか?
「これ、オレの連絡先な
 何かあったら連絡入れろ」
「あ、はい
 今日はありがとうございました!」
     ツナは頭を下げると親との待ち合わせ場所に走って行った
「・・・なるべく早く思い出してくれよ、ツナ」




「父さん!」
「遅かったな
 そのウサギはどうした?」
「二階のお店で見つけたの」
「そうか・・・目当ての物は買えたか?」
「バッチリ!」
「よし、じゃあ帰るとするか」
「うん」
     絡まれた私を助けてくれた黒崎さん
     初めて会ったのにまるで
   まるで、幼い頃から一緒に過ごしてきたみたいに安心感があったな・・・


        この時、精神世界に違和感を感じたのを私は気付かなかった

Re: 復活×脱色  蒼空の行く末 ( No.28 )
日時: 2011/11/22 19:56
名前: 雪雫◇pito (ID: Bhcs08zv)

しばらく潜ります

復活×脱色×黒バス  蒼空の行く末 ( No.29 )
日時: 2012/12/11 22:21
名前: 雪雫 ◆vjXFV7qGYA (ID: Bhcs08zv)



       数日後・・・
「ツナ、九代目がツナと会って話したいそうだ」
「九代目が?」
     ホテルでフゥ太の宿題を見てあげてる最中
     父さんが九代目が来たと伝えてくれた
「このホテルにいるの?」
「最上階の部屋にいる」
「分かった、ナッツ〜」
     日向ぼっこしていたナッツを呼べば
   ‘アウ♪’
     一声元気に鳴いて肩に飛び乗ってきた
「一緒に行ってくれるの?」
   ‘ウッ!’
「ありがとう、ナッツ
 父さん、私の代わりにフゥ太の宿題見てあげて」
「おう!任しとけ
 で、どこがわかんねーんだフゥ太」
「ここ!」
「あーー、ここかぁ」
   よし、大丈夫そうかな
     父さんがフゥ太の宿題を見始めたのを確認した私は
     部屋を出て、九代目のいる最上階に向かった
「どうしたんだろうね、九代目」
   ‘アゥ〜’
「わかんないよね(苦笑」
   ‘ウッ!’
     ナッツと喋りながら最上階に行けば・・・
「・・・・・・・・・
 豪華ぁ〜〜〜〜」
     センスのよい煌びやかな部屋の数々
   何処をどう行けば・・・
     周りをキョロキョロしていれば
「綱吉ちゃん」
「九代目!」
     九代目が声をかけて下さった
「お久し振りです九代目」
   ‘アウアウ♪’
「久しぶりだね、綱吉ちゃん
 ナッツも」
     九代目は私の頭を撫でると手を取って歩きだした


「あ、座りなさい」
「ありがとうございます」
     九代目の部屋に通されたはいいけれど・・・
   めちゃくちゃ居づらいーー!!
   すっごい内装のセンスが良くて私浮いてるんじゃ!!
     内心バクバクの私を見て、九代目は優しく笑ってくれた
「そんなに固くならなくてもいいんだよ?」
「は、はい//」
   うひゃ〜〜、九代目に気を使わせちゃったよ恥ずかしい//
     私は恥ずかしくなり、俯向いて膝に乗ってるナッツを撫でた
「それはそうと・・・
 綱吉ちゃん、学校は大丈夫かい?」
「えっと・・・まぁそこそこ?」
「リボーンが迷惑をかけてるようだね」
「?!」
   え、なんで知ってるの?!
     驚いて九代目の顔を見れば・・・
     穏やかに微笑む九代目
「ヴァリアーに偵察を頼んだんだよ
 ・・・・・・まさかこんなことになってるとはね」
     そう言った九代目の目の奥は・・・
   一切・・・笑ってない    
     表面上はニコニコと穏やかな笑みを浮かべてはいるものの
     目の奥は一切笑っておらず、逆に冷たい光が宿っていた
    ‘アウ・・・’
「おっと、ゴメンね二人とも」
「いえ・・・九代目が心を痛めてることが分かりましたから・・・」
     ナッツの怯えた声で我に返った九代目は立ち上がり私に近づいてきた
「綱吉ちゃん」
「はい」
「キミはこの血に縛られなくていいんだ
 キミは自分の未来は自分自身で決めなさい、周りに惑わされてはいけないよ」
「え・・・・・・」
     呆然と九代目を見上げれば
    ギュゥ・・・・
     抱きしめられた
「今更なことを言うようで悪いんだが・・・
 やはりキミのように友達や仲間を第一に考える子にマフィアは向かない
 本部の方へはわたしが言っておく・・・」
「ふ・・・ふぇ・・・」
     九代目の言葉に泣き出した私にナッツは慌てたように
     頬を舐めてくれた
    ‘アウ!’
「大丈夫だよ・・・ナッツ
 九代目、いいんですか?」
「構わないさ
 さ、お部屋へ戻りなさい」
「はい・・・」
     九代目は優しく頭を撫でてくれると部屋へと送ってくれた


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