二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら
日時: 2011/06/20 18:14
名前: 柊 (ID: PAXvZ3n.)

こんにちわ!柊です
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を、(題名だけ)ふたご村にしてみた小説が、この

「もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら」

です!!!!

まぁ、話の内容はそのままで、女主人公がある朝目覚めたとき、ネコになっていたというものです
そのときカミル君はどうするのか!?そしてなんとこのはな村には「アイツ」もいるんです!
なんかベターな話になるかもしれませんが、よろしくお願いします!

女主人公と「アイツ」は、公式名で書いていきますね^^

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Re: もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら ( No.3 )
日時: 2011/06/21 06:36
名前: 柊 (ID: PAXvZ3n.)


#3

「あら、サト。いらっしゃい……って……どうしたの? それ」
リアさんは頭の上の帽子を指差した。
私は『あぁ、うん。ちょとね』と曖昧に答え、一番手前の席に着いた。
「イメチェンか何か?」
「うん、そんなところ。……あ、アップルパイ1つ」
「はいはい」
そう言って、リアさんは微笑み、去っていった。


今はこう『冷静に』見せているが、私の心の中は今、パニック状態になっていた。……他人には見せられないくらい。
え? 見たいの? 
いや、絶対にダメ。いくら『貴方』でも見せられない。
『ネコネコ病』だの『侵略』だの考えてる頭の中を見せられ……て! 私の馬鹿———! もうほぼ言ってるし!


「……でもいい加減に少し落ち着こう」
じゃあ、まずは話(出来事)を整理しよう。
えーっと……朝起きて、いつも通り寝癖を直そうと鏡を見たら、『これ』が生えてて、そのあとはニィちゃんに噛み付かれて、耳は帽子で隠してて、アーシュ君とシェリルちゃんに会って、今は『プティ・ハワード』にいる……こんな感じかな。
何でこんなのが急に生えたんだろう……?
何か変なもの食べたっけ?……いや、それは無いな。
じゃあ『ネコ神様』の祟りとか?
……やっぱり、さっき考えたとおり、『ネコネコ病』という未知の病気とか、この世界のどこかでネコの侵略が始まっていて、全人類をネコにしてしまうとか……!?
うわ……何か頭がぐらぐらする……。
ネコがネコはネコをネコのネコに……ネコ、ネコ、ネコ……。


「はい、お待ちどう様。アップルパイ……あれ? どうしたの?」
リアさんは心配そうに、私の顔を覗き込んだ。
「り、リアさん〜……世界には沢山のネコがいますね〜……」
「え!? ネ、ネコ? ちょっと、本当にどうしちゃったのよ……」
リアさんに肩をゆすられ、私は我に帰った。
うわ! なんてアホなことを言ってるんだ私は!
と、とりあえず……。
「あ、ああ! ネコね! 昨日ネコの夢見てさ、『この世界は我々の物だ』とか言って、侵略してたのよ! あははははは!」
「ははは、何よそれー……」
リアさんはクスクスと笑った。……よし、何とか誤魔化せたか……。
大体、何が『侵略』よ。
そんなのが本当にあったら、私は既にニィちゃんによって洗脳か何かされてるって。
そんなことを考えながら、私はアップルパイを一口食べた。

Re: もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら ( No.4 )
日時: 2011/06/30 17:35
名前: 柊 (ID: PAXvZ3n.)

#4

今日は、朝から色々あった。
色々っていうか……そんなに沢山のことはないけど、私にとっては、無理な仕事を一度に100件くらい強制されたのと同じくらい大変だった。
変なものが頭から生えてたり、ネコに噛み付かれたり、変な妄想ばっかしたり……。

昨日も色々あった。これはいつも通りの『色々』だった。
魚捕ったり、散歩したり、物を出荷したりした。
一昨日も色々あった。
その前の日も、一ヶ月前も、この村にやってきたときも——……


あれ? どうしてこんなこと今考えるんだろう?
どうして——色んなことを……思い出すんだろう……?


もしかして———————これ……が……『———』——————?

前が……視界が……ぼやけてる…………こんなに目……悪かったっけ……?

息が苦しい……温暖化で……ついに二酸化炭素だけになっちゃった……?

体が熱い……体内にマグマが流れてるって言っても良いくらい……。

…………くそ……もう……ダ、メ————————————————


そこで私の意識は途切れた。





……時は数分前に遡る……。

Re: もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら ( No.5 )
日時: 2011/07/21 14:07
名前: 柊 (ID: PAXvZ3n.)

#5


「サトさーん!」
いつものように、牧場で動物たちと遊んでいると、背後から声が聞こえた。
振り返ると、青い服を着た男の子がこちらに向かって走っていた。
「ユーリ君!」
それはこのはな村の牧場主・ユーリ君だった。こんなところまで一体何の用なんだろう?
「サトさん、これ。掲示板に書いてあったやつ」
そう言って、ユーリ君は小さな箱を突き出してきた。
それを見て、私は掲示板に書いておいた「おつかい」のことを思い出した。
「あぁ、掲示板見てくれたんだ。有難う」
私は箱を受け取り、中身を見た。中には、牛乳が6本入って……ってアレ?
そこで私は書いた内容を思い出す。
内容はこうだった。

『チーズケーキを作ろうと思うけど、肝心の牛乳が足りません! 5本でいいので、誰か譲ってください。お礼は毛糸玉、秋のハチミツ、200Gです』

しかし、この中には6本の牛乳が入っていた。
私はあわてて言った。
「ユーリ君、牛乳1本多いよ! 返……」
「ああ、いいよ、それ」
『返す』の言葉を遮って、ユーリ君は言った。
「ほら、サトさんって、いつも仕事で一生懸命でしょ? その上、『ブルーベル村とこのはな村を仲直りさせたい』なんていうオレの考えに協力してくれてさ……だから、そんな一生懸命なサトさんに、オレからのご褒美!」
ユーリ君はにっと笑った。
一生懸命なんて……私は好きなことを楽しくやってるだけだし、ユーリ君に協力したのも、本気で仲良くなってもらいたいって思ったからなのに。
「……有難う。じゃあ、遠慮なく貰うね。はい、これが……お礼……の………………っっ!」
「ど……どうしたの? 何か顔色悪いよ?」
ユーリ君が覗き込んでくる。
……何か……苦しい……。
『平気だよ。』と言おうとしたとき、私はその場に崩れ落ちた。



今日は、朝から色々あった。
色々っていうか……そんなに沢山のことはないけど、私にとっては、無理な仕事を一度に100件くらい強制されたのと同じくらい大変だった。
変なものが頭から生えてたり、ネコに噛み付かれたり、変な妄想ばっかしたり……。

昨日も色々あった。これはいつも通りの『色々』だった。
魚捕ったり、散歩したり、物を出荷したりした。
一昨日も色々あった。
その前の日も、一ヶ月前も、この村にやってきたときも——……


あれ? どうしてこんなこと今考えるんだろう?
どうして——色んなことを……思い出すんだろう……?


もしかして———————これ……が……『———』——————?

前が……視界が……ぼやけてる…………こんなに目……悪かったっけ……?

息が苦しい……温暖化で……ついに二酸化炭素だけになっちゃった……?

体が熱い……体内にマグマが流れてるって言っても良いくらい……。

…………くそ……もう……ダ、メ————————————————


そこで私の意識は途切れた——————

Re: もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら ( No.6 )
日時: 2011/07/23 17:42
名前: ジュー (ID: PAXvZ3n.)

こんにちわ、ジューです!続きが楽しみです!ガンバってください!

Re: もしブルーベル村の牧場主が花屋の大好きな『ネコ』になったら ( No.7 )
日時: 2011/07/24 07:30
名前: 柊 (ID: PAXvZ3n.)

ジュー様>>>

コメント感謝です!
がんばります!


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