二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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摩訶不思議ネコ・ムスビ 夜空のベール
日時: 2011/12/15 20:18
名前: 夏蜜柑 (ID: 0L0ONGC.)

初めまして。
夏蜜柑でございます。
駄目駄目な小説ですがよかったら見てください。
まずは注意事項

1,荒らし、悪口はお断り。
2,作者のスピードは亀並みに遅い。



です。
追加ありかもです。
登場人物紹介どぞ↓

天目 いつみ(あまのめ いつみ)

小学五年生であだ名はいっちゃん。
心の声を聞く能力がある。
ニキラアイナでの姿は顔周りと耳と首のあたりが白いミルクティー色の毛色の猫。
勾玉の形をした銀色の鈴をつけている。
天猫はムスビ。

ムスビ

沖縄から来たいつみの天猫。
長旅で傷つきぼろぼろになっていたところをいつみに拾われ飼われるようになる。
明るい茶色のトラ模様の猫で、体型は太い。
首に勾玉形の金色の鈴をつけている。
おむすびが好きで自分で握れる。
魚が苦手。

玉之屋瑞穂(たまのやみずほ)

いつみのクラスメートであだ名は玉ちゃん。
太陽遣いの巫女で、未来を視る力を持つ。
大きな目と日本人形のような黒髪が印象的な特徴。
落ち着いた物腰の少女。
ニキラアイナでの姿は、シルバーグレーのシャム猫。
四角い鈴をつけている。
広い敷地に立つ豪邸に父と二人暮らし。
母は他界している。

平坂莉々(ひらさかりり)

いつみの幼馴染で動物が大好き。
太陽使いの巫女で、超運動能力を持つ。
性格はマイペースで直情型ゆえ少しわがままだが優しい心の持ち主。
妖怪等の存在を心の底から信じている。
ニキラアイナでの姿は小さくて愛らしい白猫。
ハート型の鈴をつけている。

ヒカリ

黒とグレーのまじり毛のネコで、瑞穂の天猫。





です!
よかったらコメントください!

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Re: 摩訶不思議ネコ・ムスビ〜もう一人の太陽遣いの巫女〜 ( No.2 )
日時: 2011/12/15 20:16
名前: 夏蜜柑 (ID: 0L0ONGC.)

第一話

ある晴れた夏の日のこと。

「暑〜い…! なにこの異常な暑さ!」

天目いつみこと私。
今現在ムスビと公園にいます。
理由?
それは、莉々と玉ちゃんと遊ぶ約束をしてるから。
いつもならもう皆来てるはずなんだけどなぁ。

『いっちゃん。まだ皆こねえですか?』

「まだ来てないよー…。そうだ…莉々の家行ってみよう」

私はそう言うと立ち上がり、ムスビを抱いて莉々の家に向かった。

ピーンポーン

チャイムを鳴らす。
すると、ドタドタと足音が聞こえてきた。
で、扉が開く。
やっぱりそこにいたのは莉々で、涼しそうな顔をしていた。

「莉ぃ〜々ぃ〜…。なんでこないのよっ!」

私がそう言うと莉々は、

「だって玉ちゃんから「今日遊ぶ予定があったけれど、取り消しになったわ。」って言ったから!」

「…本当でしょうね?」

「本当だよ! 嘘だと思うなら玉ちゃんの家言ってみれば良いじゃん!」

そう言うので、再び暑い中莉々と私は玉ちゃんの家に行くことにした。
行くとき莉々はブーブー文句たれてたけど無視。

*

そうして玉ちゃんの家に着いた。
相変わらず大きいなぁ。
でも…留守みたい。

「ね? 本当でしょ?」

莉々は誇らしげに言う。
あーはい。そうですねー。
と、軽く受け流す。

で、帰ろうとしたらムスビが

『いっちゃん! 冥府遣いの匂いがするです!』

なんていいだした。

「「えぇ!?」」

私と莉々の声が重なった。
でも…ありえなくはないんだよね。
だって玉ちゃんの家ではないけど建物からニキラアイナにつながる道、あったもんね。

「でも…勝手に入るのは…。」

「マズイよねぇ。」

これからどうしよう…。

Re: 摩訶不思議ネコ・ムスビ 夜空のベール ( No.3 )
日時: 2012/01/28 15:10
名前: 夏蜜柑 (ID: acQ6X1OT)

『いっちゃん。匂いがするのはあっちです』

ムスビは、私の手からすり抜けて走っていった。

「あ…ちょっと! ムスビまってよ!」

私と莉々はムスビの後を追いかける。
で…見失った…と思ったらムスビは玉ちゃんの家のすぐ近くにある川でとまっていた。

『ここから匂いがするです。それと…変わった香りがするです』

「変わった匂い?」

私が聞き返すとムスビはコクリとうなずいた。
でも…ここがニキラアイナに繋がっていることは確か。

「いつみ…行こう? 玉ちゃんもいるかもしれない!」

そう言うと莉々は川に飛び込んだ。
出てくる様子も無い。(というより浅いから出てきたら頭を強打したことになる)
私もムスビと顔を合わせてうなずいて、川に飛び込んだ。


(((い…ちゃ……助…て!!)))

そう声が聞こえた気がした——…

*

「…み…いつ……いつみ…いつみ!!」

莉々のうるさい声で目が覚めた。
といってもそこにあるのは人間の顔ではなく、猫の顔。
改めてニキラアイナに来たんだな、と実感する。

「いつみ! やっとおきた。もう私もムスビもずっと呼んでるのに起きないから困ってたんだよ!」

寝起きにその声を聞かされると頭痛がするんだけど。
まぁ…何とか起き上がる。
そこは、毎度のように見慣れた光景……ではなかった。



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