二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- FAIRYTAIL 草の滅竜魔道士と霊媒士
- 日時: 2011/11/05 11:57
- 名前: リン (ID: XEIko/lc)
アニメまたは漫画の「FAIRYTAIL」の番外編(?)みたいな
小説です。オリキャラ2人以外は原作と同じでございます
第一話 滅竜魔道士
ある森に、一人の少年が蹲っていた。髪は濃い緑色、背中を丸めて
何かを食べている。森には鳥たちのさえずりと川のせせらぎの音だけが
響く。……と思った途端、少年の頭上に大きな影ができた。
少年とそれは、ゴンっと頭と頭をぶつけてしまった。
「いっ……てぇ! 何しやがんだテメ……お前、草食べてる!?」
飛んできたのも、また少年だった。緑色の少年は、草を食べていた
のだ。
「あ……見られちゃった。ていうか君、ぶつかってきてなんだよ!」
「うっせーな。オレだって一応被害者だぞ。お前、滅竜魔道士?」
緑色の少年——ライアという——は、呆気にとられた。
オレ以外にも、滅竜魔道士は、いるのか……?
そこに、少女の声が響いた。
「ちょっと〜、僕のこと置いてかないでよ〜!」
- Re: FAIRYTAIL 草の滅竜魔道士と霊媒士 ( No.1 )
- 日時: 2011/11/05 13:13
- 名前: リン (ID: XEIko/lc)
第二話
そう叫んだのは、淡い橙色の髪の少女だった。
ライアの隣にいる桜色の髪の少年が、
「お前、誰だ?」
「僕はレイ。で、となりで草を食べてるのは、ライア。君は?」
レイは、白いマフラーをした少年に問うた。
「オレか? オレは……」途中で、誰かの声が聞こえた。
「おーい、ナツー!」「ナツ、どこ〜!?」
すると、奥から赤い髪の女が現れた。
「ナツ、そこにいたのか! まったく、どこにいっていたんだ!」
ナツと呼ばれた少年は、その人を見るなり青ざめた。
「ぇ、エルザ……! これには、訳が!」
エルザは、側にいる少年たちに気がついた。
「お前たちは? ナツの知り合いか?」
「ううん、今知りあったばっかり! ていうか、この子の名前、ナツって言うんだー」
すると、エルザの後ろからぞろぞろと四人の人が出てきた。
青い髪の女の子、金髪の少女、なぜか上半身裸の少年。
そして青い猫。
「ライア、これからどこ行く?」
「フェアリーテイル、遠いよなぁ」
フェアリーテイル、と聞いて五人は驚いた。
金髪の少女が、
「あなた達、フェアリーテイルに来るの?」
ナツが、
「だったらちょうどいい! 一緒に行こうぜ、フェアリーテイル!」
「ナツ達もフェアリーテイルに入りたいのか?」
「ちげーよ、俺たちはもうフェアリーテイルの一員なの!」
それまで黙っていた上半身裸の少年が言った。
「そうだったんだ、だったら、僕たちも入れてよ!」
そして