二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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『目を背けるな、世界は光で満ちている』 〜臨時短編〜
日時: 2012/02/23 20:21
名前: ミズキュウラ・ドラッテ (ID: 9ySylEp9)

  クリックありがとうございます!!
 読んでくれるだけでもありがたですが、恐れながら感想もお訊きしたい所存です。

 すっごく拙文で駄作ですが、精一杯頑張ります。
 あと更新遅いです。サーセン。

 荒らしはダメだけど、ダメだしや指摘、アドバイスなんかは是非お願いします!!
 
 では本文でお会いしましょう。


 カゲロウデイズ 『始まりの終わり』 >>01 >>02 >>04 >>05 >>06

 うそつきピエロ 序幕【ピエロ】>>18
          第一幕【出会いは奇跡の玉の様】>>19

 背を向けるな、世界は光で満ちている>>21

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Re: 『カゲロウデイズ』  〜終 ( No.3 )
日時: 2011/12/01 08:04
名前: 達也 (ID: LR1GMCO/)

続き楽しみにしてる

頑張れ!

                    『始まりの終わり』 ( No.4 )
日時: 2011/12/03 13:20
名前: ミズキュウラ・ドラッテ (ID: 9ySylEp9)

 うわっ!マイ・ダーリンじゃないっすか!?リンちゃんの『イーガー☆ビリーバー』的な!!
 ウッス!頑張る!!
 
 では、続き。

























 コンビニで働いてるのだそうだ。
 しかしクロの方は、僕から自立を強制した。最も端的に言えば、捨てた。嫌いになったからでも、疎ましいと思ったからでもない。
 ただ、色々事情が重なって、飼っていられなくなった。
 猫にとっては人間の心理なんて理不尽極まりないのかも知れないけれど、それでも決めるのは人間であって猫ではない。
 クロには別れ際何度も謝った。身勝手な飼い主でごめんと。それで赦されるなんて思ってもいないけど、言わないよりはマシだ。
 
 そろそろあのキャットフードも捨てないといけない。そのままにしてたら何時までたっても捨てられないでいそうだから。
 「…明日でいいよな、別に…」
 あまり気にも留めず、僕は自室の扉を開けて部屋に入った。扉が閉まる直前、猫の鳴き声がしたのは…きっと気のせいだ。
















  

            第一話  『真実の先触れ』 ( No.5 )
日時: 2011/12/03 13:50
名前: ミズキュウラ・ドラッテ (ID: 9ySylEp9)







 いつもの公園で、僕は彼女を待っていた。塗装が剥がれたベンチは、今や元の色が判らないほどにボロイ。此処の公園には正式に腰を落ち着かせるところがこのベンチしか無く、必然的に僕は座る羽目になっているのだ。
 
 それにしても、この公園はこんなにも寂れていただろうか。休日なのに、誰もいないなんて…。

 少なくとも僕が知っている限りでは、此処は人気があったはずだ。近くに住む家族連れが多い故に。今では、錆が目立つほどに廃れてしまっている。
 「————待った?」
 「え?」
 突然声をかけられて、僕は間抜けな声を上げた。声の主が誰であるか判っているのだが、近づいてくる気配が無かったので心底一驚する。
 「ごめんね。折角のデートなのに遅れちゃって」
 彼女は申し訳ない笑みを幼い顔に浮かべて、僕の隣に腰を下ろした。…いや、ぼくとしては、こんな寂れてしまった公園の錆びれてしまったベンチに彼女を座らせてしまうのが、申し訳ない。
 「ううん。待ってない待ってない。俺も今来たところだから」
 風の吹く音を聴きながら、僕は彼女を見た。その瞬間。
 ——あれ?
 何かが心に引っかかった。何かが足りないと思った。彼女自身は特別何も変じゃないのに(むしろ可愛いくらいだ)、それが足りないだけで全てに違和感を感じた。…何だ?
 「どうしたの?」
 僕が固まってしまったのに異変を感じたのか、彼女が瞳を覗き込む。そこではた、と僕は気づいた。
 「——…そうだ、猫だよ」
 「へ?猫…?」














              第一話  『真実の先触れ』 ( No.6 )
日時: 2011/12/03 14:10
名前: ミズキュウラ・ドラッテ (ID: 9ySylEp9)

 


 
 何を言われてるのか判らずキョトンとするので、僕は彼女に言った。
 「うん、猫。君はいつも出かけるとき猫を連れるよね? 散歩の次いでと。今日は…違うのかい?」
 「————……っ」
 途端の彼女の表情ったら、なかった。隠してたものを暴かれた、そんな意味が取れる瞳の奥で、僕を見る。
 しかし、それは束の間。彼女は状況を読み込むと、何事も無かったかのように平静を装った。
 「…えっと、今日は…ほら。デートでしょ? だから…連れて来てないの…」
 だめだった?と上目遣いで言外に告げるもんだから、僕は目をそらした。やばい…。今のは効いたぞ。
 「———でも、どうしてそんな事訊くの?」
 そんな事…ね。
 でも、どうしてだろう。僕自身にも意味がわからない。ただ猫が居ないだけで、こうも不自然に移るものなのかと戸惑っている。
 それに対し、彼女が「デートだから」という最もな理由を述べられても、納得していない自分が居るのも確かだ。

 ——どうしてだろう。
 
 猫が居ないだけでこんなにも不安で、それでいて安心なのは何故だ。
 何も変わらないのに——————


 

   


                 『夏は、嫌いかな』





 「は?」
 僕は思わず彼女を振り返った。
 「な、何?」
 唐突の反応に彼女は驚いていたが、僕は構わずに訊く。焦燥感が、胸を突いた。
 「…前にも、さ。こんなやり取り…した?」
 「…っ、し、してないと思う…。デジャヴ…何じゃないかな…?」
 笑いながら必死に誤魔化す彼女。僕はそんな彼女を見ながら確信めいた物が自分の中に生まれた。









                  彼女は、死んだんだ。

















Re: 『カゲロウデイズ』  〜終わり次第他のも〜 ( No.7 )
日時: 2011/12/03 15:20
名前: 生死騎士 (ID: IhKpDlGJ)
参照: 最近本気で液晶画面が邪魔だと思う。

やっほ☆
ひさしぶりだな!生死騎士だよ!
まさかミズキがカゲロウデイズやってたとは・・・
気がつかなかった自分バカ!←
更新頑張って〜


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