二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D・Gray-man 〜銀色ノ死神ハ天ヲ舞ウ〜 コメ募集中!
- 日時: 2012/06/03 19:49
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
****** 重大すぎて見ないと後悔する(かもしれない)お知らせ >>81 ******
#### 書き直すのであまり関係ない文↓↓ ####
まず一番最初に・・・
この小説は1話1話がすっごく長いですが、ちゃんと全部見て下さい(無視してもかまいません)
一番好きなキャラは誰?実施中!! >>52
はじめましての方は、
はじめまして!!月那(ルナ)といいます!来てくださってありがとうございます☆駄文ですがよろしく・・・
知っている方は
お久〜!!来てくれてありがとッ♪
Dグレが大大大好きなので書きました!
ちなみにあたしが一番好きなキャラは、【アレン・ウォーカー】ですッ♪
さて、注意↓
※注意※
・荒らしはそのままUターン!!
・パクリ野郎帰れ!!
・月那が嫌いッ!Dグレが嫌い!!というかたはご退場願います
・オリキャラが主人公です
・ほぼ原作沿いです!
・更新には差があります
・キャラ崩壊あるかも・・・
・駄文です
・誤字・脱字などがありましたらご指摘を
・修正しょっちゅうアリ
感想&アドバイス を書いてくれるとすごくうれしいですッ!!!
☆目次☆
プロローグ >>1
第1夜「少女は『鏡』という名の檻に繋がれて」 >>2
第2夜「そして天使は妖しく笑う」 >>10
番外編「堕ちた天使は永遠の牢獄へと」 >>3
第3夜「黒の教団」 >>36>>37
★オリキャラ紹介★
◇スペシャル◇
参照50突破記念! 「水鏡」スペシャル!! >>17>>18
参照100突破記念! イメージソング!!(的な・・・) >>21
参照150突破記念! 好きなキャラは誰?質問企画!! >>52
返信50突破記念! 考案中・・・
♪訪問者様♪ 【一番好きなキャラ】
*フルーラ 様 【アレン・ウォーカー】
*雛林檎 様 【】
*快李 様 【ロード・キャメロット】
*優蘭 様 【アレン・ウォーカー】
*晶蘭 様 【ラビ】
*千 様 【神田ユウ】
*紫苑 様 【神田ユウ】
*蓮華 様 【アレン・ウォーカー】
*雛苺 様 【ティキ・ミック】
*ほのか 様 【アレン・ウォーカー】
【記録・・・かも】
*スレッド立て 1月6日
*参照50突破!! 1月14日
*参照100突破!! 1月17日
*返信50&参照150突破!! 1月22日
*参照200突破!! 1月24日
*参照250突破!! 1月27日
*参照300突破!! 2月16日
では、駄文ですが・・・コメ求む!!
本文へGO!!
そして少女は異世界の扉を開く。願いを叶えるために———————————————
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- Re: D・Gray-man 〜銀色ノ死神ハ天ヲ舞ウ〜 コメ募集中! ( No.1 )
- 日時: 2012/01/07 13:52
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
プロローグ
「それじゃあ、いってきます」
ここはあまり人が立ち入らない古びた小屋の中。そこであたしは咲姉に別れを告げる。今から別世界へ旅立つ時だった。
「・・・・・・気をつけてね」
心配そうに咲姉は言う。咲姉はこれまでの旅で疲れ切っている。身に付けている巫女装束もボロボロだ。
「・・・・・・大丈夫だよ。樹もいるし」
「そうね。樹、レンをしっかり守るのよ」
「はい、咲夜様。咲夜様の代わりに僕が命を懸けて守ります」
樹は誓いの言葉を言うように力強く言う。こんな大人びた言葉づかいをしているが樹は十〜十一歳だ、たぶん・・・。
「それに・・・・・・この護身刀もあるしね」
あたしは腰に差している、我が家の宝刀———「天吹」を握る。
「・・・・・・ごめんね、レンまで巻き込んでしまって。私が・・・・・・私がいけないのにっ!」
自分を責めるように強く咲姉は言う。あたしそんな咲姉を優しく抱きしめて、
「何言ってるの、お姉ちゃん。あたしもあの時止められなかった・・・・・・。だから、あたしにも責任があるんだよ」
「でも、でも・・・・・・」
咲姉の頬に涙が一筋こぼれ落ちる。
「咲夜様、レン様。・・・そろそろお時間です」
「そうね」
そう言ってあたしは出発しようと樹の側へと向かう。
「待って」
咲姉があたしの肩を掴み、呼び戻す。
「これを」
そう言ってあたしの手の平にそっと置いたのは、
「これ、お姉ちゃんの結い紐じゃない!」
咲姉がいつも髪を結ぶために使っている朱色の紐だった。
「お守り。レンが無事に帰って来られるように」
咲姉はおさげに結んでいた髪を片方解いたまま、笑顔で言う。
「ありがとう、お姉ちゃん」
あたしは紐を握りしめ、ふたたび樹のもとへ駆け寄る。あたしは壁に立てかけてある「天吹」と同じ家宝の鏡の方を向く。そして、
「———————————————!」
別世界へ行くための呪文を唱えた。すると鏡は眩しいほどに金色に光り輝く。
「行ってくるね。必ず、必ず帰って来るから」
そう言ってあたしと樹は壁に立てかけてある鏡の中へ飛び出していった。
・・・ごめんね、咲姉。
咲姉は、きっとあたしが別世界へ行くのはあの目的のためだと思ってる。
でも、違うんだ。
たしかにあの目的のためもあるけど、あたしには違う目的もあるんだ・・・
ごめんね。あたし卑怯で・・・
ごめんね。「必ず帰ってくる」なんて言ったけど・・・
帰らないかもしれない。
ごめん・・・ごめんね。
〆 1月6日
- Re: D・Gray-man 〜銀色ノ死神ハ天ヲ舞ウ〜 コメ募集中! ( No.2 )
- 日時: 2012/01/07 15:08
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
第一夜 「少女は『鏡』という名の檻に繋がれて」
「ここ、・・・どこーーー!?」
少女はただただ果てしなく続く真っ白な空間を目にし、絶叫する。
「・・・(まいったなあ。鏡の中に入ったら、すぐ向こう側の世界へ行けると思ってたのに・・・)はぁ・・・」
予想外の出来事に途方に暮れ、思わずため息をつく少女。少女の名前は逢生蓮華。今年で十三になったばかりだった蓮華—————通称レンはある目的のために、自分のいる場所とは異なる世界・・・別世界へ向かった、・・・はずだった。
そして今の状況にいたる。レンは混乱し、その場を動き回るがどこを見渡しても何も無いことが分かり、だんだん慌て始めるレン。
「どうしたらいいのよぉ〜!・・・でも、どうにかなるか!」
何事も前向きに、というか自分に都合の悪いことは無視する性格のレンは笑顔で言う。
すると後ろに音も無く、鎖で結ばれたガラスケースが現れた。レンは息を呑み、恐る恐る傍へと近づく。よく見ると中には人が入っていた。五、六歳ぐらいの少女だ。少女はは胸の前で手を組み、静かに眠っている。その姿はまるで死人のようで、ガラスケースも柩に見えてくる。
「(こ、この子生きてるの?)」
レンはそっと手を伸ばし、柩に触れる。すると、
——————バキンッ
「えっ?」
柩を結んでいた鎖が断ち切られ、蓋がゆっくりと開き、少女の姿が顕わになる。
「(この子・・・なんかお母さんに似てる)」
少女はレンの母に少し似ていた。薄紅の布に蝶が描かれた着物を身に纏い、長い黒髪の少女は、まるで日本人形のような可愛らしさがあった。ふと、その刹那、ゆっくりと少女の瞼が開かれ漆黒の瞳が顕わになる。そして起き上がる。レンはビクッと驚き二、三歩柩から離れる。少女は急にレンの方に顔を向け、口を開き、
「ふ、ふわわあああぁぁぁぁ」
大きな欠伸をしながら、伸びをした。少女のその動作に思わず、レンは転けてしまう。少女は眠たそうに言う。
「・・・なぜ妾は目覚めたのだ?確か水仙に封印され、永い眠りについたはずだが?」
ふわああ、眠い眠い。
少女は目をこすりながら、宙に浮かんでいく。そこで、驚きのあまり口をあんぐりと大きく開け、呆けていたレンの存在に気づく。
「そなたは誰だ」
「・・・あんたこそ誰よ」
レンも負けじと少女に問う。少女はレンを馬鹿にしたような目で、
「あのなあ、人に名前を聞くときはまず、自分から名乗るものだぞ?」
そんなことも知らんのか。やれやれ。
少女に馬鹿にされたような口を利かれ、レンは怒りを込めて言う。
「〜〜ッ!あ、あたしは逢生蓮華よ!」
「んん?逢生・・・だと?」
「ええそうよ!それがどうかした?」
ちらっとレンは少女の方を見る。すると少女は目をキラキラと輝かせ、レンの顔面すれすれに近づいて来た。
「なんとっ!あの逢生となっ!?そうか・・・ならばそなたは水仙の娘か?孫か?」
「えっ、え〜と、孫・・・だけど・・・」
『水仙』とは聞き覚えがある。それはお祖母ちゃんの本名だとレンは思った。
「ふむ・・・そうか。なら、封印を解いたのはそなたか?どれ・・・」
そう言うと少女はレンの顔を自分の顔に寄せつけ、額と額を合わせ目を閉じた。
「?」
レンは思わず?マークを浮かべるが、しばらくおとなしくしていた。すると、
————————キィィィイイン
急に耳鳴りがしたがレンはしばらく我慢した。すると、少女は額を離し、宙へと浮かぶ。そして足を組む。そして右肘をつき、考え込んだ。
「なるほど・・・な。そなたは確かに水仙の血を引いているが、それほど力はない。いや、無に等しいか」 それを聞き、レンは思わず拳を強く握る。
「(なんでここまで来て言われなくちゃいけないのっ!!)」
少女はレンの怒りを感じていたが話を続ける。
「しかし、そなたはまた違う力を持っているようだな。・・・おもしろい。」
少女はニヤリと妖しく笑う。レンは驚愕した。そして思わず口を開く。
「ここはどこッ!?あんたは誰ッ!?どうしてその力のことを知ってるのよッ!!(・・・あたしとお姉ちゃんしか知らないはずなのにッ!!)」
突然大声を出し、息が乱れたレンは呼吸を整える。しかしそれに動揺せず、少女は静かに答える。
「・・・ここは異世界同士を繋ぐ空間。・・・いわば異世界へ向かう門の手前といったところだな。妾か?妾はこの空間の主だ」
「はっはい?What?」
レンは分けが分からないといったように言う。少女は呆れたようにため息をつき、
「まあ、いい。続けるぞ。そなたの力のことを知っているのは、妾が・・・鏡だからだ」
「えっ、どういう事? 鏡?」
「そうだ。そなたに分かりやすくいうと、鏡の精、といったところだな。だから妾には姿が無い」
「でっでも姿あるじゃん!あたしには見えるよ。はっ!もしかして幽霊?幽霊なの?」
レンは少女を指差しながら言う。少女は少し怒ったように大声で言う。
「だ〜か〜ら〜!鏡の精だと言っているだろう!この姿は幼き日の水仙の姿だ!」
「じゃあ、なんであんたは・・・あんたって言いにくいわね。ねえ、名前は?」
「名か?妾に名は無い。しかしここへ来た者たちはいろいろな名を付けたぞ。『門の番人』『白き天使』とな・・・」
「じゃあお祖母ちゃんは?お祖母ちゃんはあんたをなんて呼んだの?」
レンは宙に浮かび、悲しそうに目を俯く日本人形のような少女を見上げ、大声で聞く。
「・・・水仙か?水仙は・・・、ちょうどよい。ひとつそなたに昔話を聞かせてやろう」
「えっ、なんで?」
「いいから黙って聞くがよい」
そう言って少女は穏やかな口調で、しかし悲しみの混じった声で話し始めた。
昔々、それはある遠き日のことでした
〆 1月7日
- Re: D・Gray-man 〜銀色ノ死神ハ天ヲ舞ウ〜 コメ募集中! ( No.3 )
- 日時: 2012/01/10 16:47
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
番外編 「堕ちた天使は永遠の牢獄へと」
むかしむかし、それはある遠き日のことでした。
少女は娘に出会いました
それは日本人形のような可愛らしい娘でした
娘の名は『逢生 水仙』といいました
娘は少女にここへ迷い込んできたと話しました
そしてその日を境に、少女と娘は友達になりました
娘は名も無き少女に『水鏡』という名を与えました
しかし少女はこの空間から出てはいけませんでした
空間は異世界同士を繋ぐ大切な場所でした
少女は掟を破り外の世界へ、娘の元へと行きました
少女と娘は毎日楽しく遊びました。少女は毎日がとても幸せでした
しかしその幸せは長くは続きませんでした
少女は禁忌を犯したのです
人間—————その世界の住民を殺したのです
それは娘を救うためでした
しかし禁忌を犯した代償のため、少女は空間から二度と出られなくなりました
そして少女は娘に頼みました
———————二度とこの空間へ誰も来られないようにしてくれ、と
娘は少女の願いを聞き入れ、自身の持つ特別な力———巫女の力———で、少女のいる空間へと繋がる鏡を封印しました
そして少女は娘と永遠の別離となり、孤独となりました
こうして少女は一人、永遠の眠りについたのです。
〆 1月10日
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