二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 碧硝子の月虹 [inzm]
- 日時: 2012/07/01 13:50
- 名前: 蒼炎 (ID: FJEHCo6X)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=23384
(その世界は、青く、蒼く、碧く見えた)
*
ハイ、前回の『今以上、これ以上、[inzm]』の立て直しです。
え?何でかって?したいからしたんでs((ry
-matters to be attended to-
・荒らし、パクリ、中傷、宣伝だけしてやるぜヒャッハー!
・蒼炎の駄文なんか読みたくねぇよ!
・オリキャラ出るって?表出ろ
・誤字、脱字多いだと・・・?消えろ
・亀を超えたナマケモノ更新だと!?あり得ん!!
以上で当てはまった人は、超次元の速さで逃げてください。
おk!な人はそのまま直行して下さい。
-index-
>>1 作者の自己紹介
>>2 夢主紹介
>>3 皆様の夢主
>>4 用語
宣戦布告
>>5
第一節 開発途中の魔術師達
>>6 >>7 >>8 >>9 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18
状況報告 1>>19
第二節 平穏と戦争の交差地点
>>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30 >>31
状況報告 2>>32
第三節 展開される本来の闇と悪
>>34 >>35 >>38 >>42 >>43 >>46 >>49 >>53 >>61
〜番外編〜
参照100突破記念 紹介的な何か >>40
どーでもいいお知らせ >>60
■柄風教えてくれバトン■ 憎しみの黒い糸で結ばれた者達 >>57
誕生日企画用テンプレ >>41
番外編 中学校生活2週間での出来事 >>62
-visiter-
・伊莉寿様『〜続・イナイレ*最強姉弟参上?!*〜』『イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜』
友達ですの!小説大会で賞をとったメチャクチャ凄い人です!流星姉弟マジかわええ^p^
・姫佳様『イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫』
俺の大親友!色々気が合うんですのよ!ラティア姫のククーデレ可愛過ぎて禿げ萌えた (*´д`*)
・水野ミミ様『螺鈿細工の黒十字 (inzm)』
友達ですの!ミミの小説にオリキャラ出させて貰ってます!シオンちゃん可愛いよシオンちゃん(^q^)
それではどうぞ。
死と暴力という簡単な方法で、世界の終焉を迎えようとしている世界へと。
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- 状況報告 1 ( No.19 )
- 日時: 2012/02/16 19:29
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
11月24日、エルフォード標準時刻 12:00。
(エルフォードのとある店前、防犯カメラにて)
ざざざ・・・とノイズが走る。
防犯カメラのレンズには、蜂蜜色の髪の少女と薄い水色髪の少年が何かを言っていた。
『ただの自己暗示型術式だろう。そんな物で私達に勝てるとでも?』
『これは警告。今は足の骨を縮ませているだけで済ませているが、これからはどうなると思う?それに私の術式は『ガラスの靴の悲惨劇』だけではない』
蜂蜜色の髪の少女は微笑して何かを言う。
『ようこそ。狂ってしまい、相手を憎んでしまう程楽しい舞踏会へと』
(ルシフェニアのとある人間のビデオカメラにて)
少年3人は楽しそうに、とは言いがたい雰囲気の中で話していた。
『「月虹刀夜」と「夢月夜行」との時差は2時間。あっちの方が日の出は遅い。まぁ今は昼だし開店はしてるよ』
『・・・なら俺の座標移動で移動すれば良くね?」
『何で今更?』
彼らは特に言い争っている訳ではなかった。
瞬間に、彼らは消える。
カメラには風景しか映らない。
ルシフェニアからの宣戦布告への応答まで、残り12時間。
- 第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.20 )
- 日時: 2012/02/16 19:33
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
貝塚白夜の魔術『座標移動』は三次元を無視して移動するため、その衝動で気持ち悪くなる場合がある。
いわば乗り物酔いの様な物だ。
白夜は完璧酔った吹雪をおぶり、ヒロトに付いて行く。
吹雪は足をだらんとさせ、自分をおぶっている白夜に言う。
吹「か・・・いづかくん、『夢月夜行』に着いたらパフェみたいなのおごって・・・?」
白「パフェが有るかは知らねぇが、おごってもらうなら自力で歩け」
吹「う、ううぇ〜!だったら自力で歩くよ!貝塚君の馬鹿!男の娘め!」
白「お前一生座標移動させて死ぬ程酔わせてやるよぉぉぉぉぉおお!!」
背中でドタバタしている吹雪に強制的におぶるのを辞めようとする白夜。
すると今まで忘れ去られたヒロトは、
ヒ「ほらほら2人共、もう着いたよ」
白「いててて髪引張るな馬鹿吹雪!・・・あぁ、もう着いたのか」
彼らの目の前に有った店には、こう書いてある。
『夢月夜行』、と。
*
早速ヒロトは店に入る。
白夜は夢月夜行の入口に入ろうとしたが、有る事を思い出す。
白「・・・吹雪、せめて入る時は降りようか」
吹「えー・・・まいっか」
彼は白夜の背中から降り、てくてくと店の中に入る。
吹雪は白夜に向けて手招きをしたので、白夜も入った。
店の中には、茶髪で赤い瞳の少年が居た。
?「いらっしゃいま・・・・・・吹雪とヒロトと・・・後ろの人は誰だ?」
- 第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.21 )
- 日時: 2012/02/16 19:41
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
ガガガガダダダダッッ!!と銃弾が連射される様な音が響く。
カ「魔法使いさん」
カーナ=ウィネスは歌声にも近い清らかな声で言う。
カ「カボチャの馬車を準備して下さいな。北方向に100m、北極星の方向へと」
瞬間、
ギギギギギィィッ!!と道路に深さ30㎝の2つの溝が彼らの足下を通る。
カ「そろそろあの術式、四大天使『神の水(ガブリエル)』の力を・・・」
カーナは右手を上に差し出し、瞳を閉じる。
先程とは裏腹に、無機質な声で告げる。
カ「ーーー世界を構築する偉大なる始まりの水よ」
まるで、というか本当に呪文の様に言葉を放つ。
カーナは囁く様に、でもはっきりと続ける。
カ「それは生命を育む恵みの光にして、邪気を罰する裁きの光となり。
それはささやかな幸福を満たすと同時、冷たき悪を滅する不幸なり。
その名は水、その役は矛(ほこ)。
君臨せよ、我が身を食らいて力と為せーーーーーーーーーーーーーッ!」
瞬間。
彼女の背中から、水流の様な翼が異常なペースで生える。
- 第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.22 )
- 日時: 2012/02/16 19:47
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
?「ああ、あの『月虹刀夜』の店長か」
茶髪で赤い瞳の少年はカウンター席の椅子に腰掛ける。
吹雪は未だにメニューをまじまじとみていた。
吹雪はメニューを見たまま、
吹「うん。『月虹刀夜』の三代目、貝塚白夜君だよ・・・・おお!何これ美味しそう!」
白「貝塚白夜だ。よろしくな」
?「俺は天咲奏始。よろしく」
するとヒロトはコーヒーを口に含み、
ヒ「あ、そう言えばもう1人居なかったっけ?」
天「ああ、結祈ならサボりだ。まぁ俺がここ離れる訳にはいかないから放置してるけどな」
白「放置って・・・」
ヒロト、奏始、白夜が話している間に、吹雪の注文は全く決まらぬまま、彼はポツリと呟く。
吹「・・・何か嫌な予感がする」
*
少女はルシフェニアの中央部分に居た。
肩を少しこす程度の黒髪で緋色の瞳。身長は157cmと結構小柄。
服装は制服の様だが、ルシフェニアの誰もが見た事が無いと言いそうな制服だった。
腰には、下半身と同じ長さの日本刀がぶら下がっていた。
正確には、西洋のカウボーイ等が身につけている、拳銃を入れる革製のホルスターの大きさを日本刀に合わせた様な物だった。
少女は通話専用のカード型霊装を耳に当てながら、
?「『月虹刀夜』の店長?ああ、第三位か。そんな順位に興味は無い」
?2『ほぉ。だったら興味が出ない前にに殺しちまいなよ。こっちはすばしっこい師走に手ぇやいてんだ。頼んだよ、「神の炎(ミカエル)」』
?「解ってるさ。『神の風(ウリエル)』」
少女は通話専用霊装を投げ捨てる。
瞬間に、少女は何の前触れも無く消える。
- 第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.23 )
- 日時: 2012/02/16 19:49
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
ドドドド・・・と津波の様な音がする。
カーナの背中から生えた水流の翼からの音だった。
彼女の瞳は先程までの空色の瞳では無く青く、碧く、蒼い、アイアンブルーと化していた。
カーナは華奢な左手を前へ伸ばす。
指先からは莫大な量の水が、光線の様に赤い髪の少年の腹へと突き刺さる。
幸い水の為、傷口から腹わたが溢れ出る訳では無い。
?2「ぐっ・・・」
真「おい、大丈夫かよ!?」
茶髪の少女は彼の方へと寄り、背中を支えて身体を起こす。
すると、アリステルは何か思い浮かんだ様な表情をし、いきなり
ア「哀れな少女、カーナ=ウィネスさん」
アリステルは、カーナと同じ様に歌う様に彼女に言う。
カーナは『?』と言う表情をした。
まるで、カーナがシンデレラ、アリステルが魔法使いかの様に。
ア「私は貴女を救いたい。でも制限時間(リミット)はもう終わり。王子様との夢の様な舞踏会も良いですが、
、、、、、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、
ーーーーーーー夢に溺れているだけの人間なら、夢を掴む権利なんて無いよ。」
ガゴォンッ!!と衝撃波がエルフォード中に響く。
カーナの背中の莫大な水流の翼が根元からもぎ取られ、地面にビッシャァッ!とバケツに入った水を勢い良くひっくり返すように水が落ちる。
カ「ああァァぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!」
パタリ、と蜂蜜色の髪の少女は倒れる。
話術だけで敵を倒した小学生の少女に、薄い水色の髪の少年が問う。
?1「何故、話術だけで倒せた?晴矢を一回で倒した魔術師相手に。何故話術だけで君は・・・?」
ア「あの人は自己暗示型の魔術師。シンデレラは、良く言えば『夢を叶えた幸福な少女』。悪く言えば『夢に溺れた現実逃避しすぎの少女』。だから私は言ったの。『夢を叶えた幸福な少女』にじゃなくて、『夢に溺れた現実逃避しすぎの少女』に」
?1「・・・・」
ア「多分あの人はヌワラエスの人。今のヌワラエスは夜中12時くらい。・・・ほら、シンデレラに残された制限時間(リミット)はもう残ってないの」
薄い水色の髪の少年は、はー全く小学生に負けた自分は何なんだと言う感じで額に手を当てる。
水流の翼だった水は、ゆっくりと蒸発していた。
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