二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎
- 日時: 2012/04/20 18:57
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: rzJe41w6)
初めまして、レッドです。この度、初コラボ小説を書くことになりました。
イナズマイレブンGOからは立向居勇気が登場、日本からロンドンに留学してくるという設定です。勇気の活躍に期待してください。
レイトン教授シリーズでお馴染みのルーク・トライトンが登場するぞ!
ルークの他に幼馴染のケイティ、孤児のジャック、弟のラサーク、エリックが登場します。
あらすじ:ルークが大学3年生になった秋、グレッセンヘラーカレッジでは日本から留学してきた生徒を迎えるというイベントがあった。その中に立向居勇気がいた。しかし、同級生がある場所で幽霊を目撃したと言ったのを聞いたジャックは幼馴染のリンダを連れて行くことにしたが・・・そこで見たものとは?
ホラー×ミステリーを交えた謎解きアドベンチャー!
応援よろしくお願いします!
- Re: ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/22 15:04
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: iEydDqYB)
何なんだ、ケイティが首を傾げるなんて珍しいな。
「何かあったのか?」
「日本から来る留学生、もしかしたら・・・あいつかな?」
「あいつ?」
ケイティの話によれば、小学生のとき、日本に住んでいた頃に知り合った同級生がいたという。男子で素直な性格だけど、優しそうな子だったそうだ。
「なるほどな」
「でも、私のこと覚えてるのかなぁ・・・」
「同級生ならとっくに覚えてんじゃね?」
僕はケイティを見て思わず苦笑した。その時、授業が終わった。
「終わった・・・昼飯を食べに行こうぜ」
「うん・・・」
その時、レイトン先生がケイティを呼び止めた。
「ケイティ、後で私のところに来なさい」
レイトン先生がケイティを呼び出すなんて珍しいな。
「はっ、はい・・・じゃあ、ルークは先に行ってて」
「うん・・・食堂にいるから」
そう言って別れた僕は食堂に行った。
いつものように、昼飯をゆっくり食べていた僕は同級生のミーナに声をかけられた。
「ルーク、久しぶり・・・そこに座ってもいい?」
「うん、良いよ」
幼馴染だからか、腐れ縁という関係だけど・・・ミーナはいつも調子に乗りやすい。
- Re: ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎 ( No.4 )
- 日時: 2012/04/23 09:28
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 4XxGQWAt)
こんな感じで会話していることが多い僕は思わず苦笑した。
「おまえがここに来るなんて珍しいな」
「そう? ルークに会うの久しぶりだからねぇ・・・高校時代以来だっけ?」
ミーナは僕を見て笑いながら答えた。確かに高校時代は一緒によく昼飯を食べたりしたっけなぁ・・・そう思いながら感じていたその時、携帯電話が鳴った。
「はい、もしもし・・・」
『ケイティだけど・・・ルーク、今どこ?』
ケイティからだった。終わったのかな・・・
「食堂だよ。ミーナと一緒にいるけど、来るか?」
『良いの? あ、そうだ・・・ルークたちに紹介したい人がいるからさ。その子も一緒に連れて行ってもいい?』
え、留学生の子?
どんなヤツなのか気になる・・・
「あぁ、いいよ」
『やったー! じゃ、すぐ行くからさ。じゃあね』
「・・・ああ」
そう言って、電話を切った。その様子を見ていたミーナは思わず首を傾げた。
「今の電話、ケイティから?」
「そうだよ」
まぁ、あいつが来るまで話していれば良いかぁ・・・
30分後、ケイティが日本人の青年を連れてきた。
「あっ、いたいた・・・ルーク!」
「よぉ、ケイティ・・・来るの遅かったな」
ケイティを見て、すぐに声をかけた僕は日本人の青年を見た。
こいつがさっき言ってた子かなぁ・・・ふと、気になった僕はケイティに質問した。
「おい、おまえが言ってた子だよね?」
「うん!」
ケイティは頷きながら、思わず苦笑した。
- Re: ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎 ( No.5 )
- 日時: 2012/04/23 09:41
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 4XxGQWAt)
第2章 立向居勇気登場!(前編)・・・ケイティとの再会
時間が遡ること、1時間前・・・レイトン先生の部屋で待っていた1人の青年はティーカップに入った紅茶を飲みながら、ゆっくり寛いでいた。
「うまいなぁ・・・」
さすが、イギリスだな・・・紅茶好きの先生もいるんだな。
俺は立向居勇気、21歳。日本の福岡からやってきた。グレッセンヘラーカレッジでいろいろ勉強するために来た。小学生の時、近所にイギリス人の子が住んでいたので、名前もはっきり覚えている。
「どうしてるのかなぁ・・・」
そう言いながら呟いた瞬間、ドアが開く音がした。
「あっ・・・」
俺はレイトン先生が1人の女性を連れてきた。まさか、この子・・・ケイティなのか?
「ゆ、勇気・・・!?」
俺の名前を呼んだ・・・もしかして、ケイティ・キャンベル!?
「け、ケイティだよね?」
「うわぁ・・・久しぶりー! 勇気、元気だった?」
いきなり抱きついてきた彼女を受け止めて、すぐに苦笑した俺は懐かしさを感じた。
「うん、久しぶりだな・・・何より元気そうで良かったよ」
「勇気がここに来るなんて・・・何かあったの?」
「うん、実は俺・・・ここで勉強するために留学しに来たんだけど、レイトン先生に君のこと話したら、会わせてくれるって言ってくれたんだよ」
ここに来た理由を話すとケイティは納得してくれた。
- Re: ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎 ( No.6 )
- 日時: 2012/04/23 09:52
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 4XxGQWAt)
でも、ここに来たのはそれだけじゃない。サッカー観戦もしたくて来たんだし、彼女に案内してもらうのも良いかなって・・・
「まさか、勇気に会えるなんて思わなかったなぁー」
「えっ、何で?」
幼馴染なのに、わざわざ気にしてんのか?
「だって、手紙もらった時は疑ってたけどさぁ・・・勇気、あんたも留学生歓迎パーティーに出るんでしょ?」
「うん、そうなんだけどさぁ・・・」
俺は思わず苦笑した。数年ぶりに会ったっていうのに、相変わらずだな・・・でも、あの時と変わってなくて安心した。
「ケイティ、君も歓迎会に出たらどうかね?」
レイトン先生がケイティに話しかけてきた。
「えっ・・・でも、私・・・空手部あるし」
「空手?」
その事を聞いた俺はビックリした。
「うん・・・あぁ、勇気は知らないんだっけ」
ケイティは思い出しながら苦笑しつつ、話してくれた。
「小学生の時、父さんの仕事の都合でロンドンに引っ越したでしょ?」
「うん、それで?」
「それでね、転校先の小学校に空手部があったの。その時に入ったんだ」
へぇ・・・それでか、空手やってるんだな。どうりでたくましくなったわけだ。
「なるほどねぇ・・・でも、俺はサッカーやってたからさ。おまえ、俺のこと気にしてたのか?」
「少しね・・・さっき、レイトン先生に呼び出されたときはビックリしたけどさ」
「あはは・・・」
ケイティがおどけながら笑ったのを見た俺は思わず苦笑した。
- Re: ルーク青年×イナズマイレブンGO 恐怖の館の謎 ( No.7 )
- 日時: 2012/04/23 10:07
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 4XxGQWAt)
レイトン先生が紅茶を飲み終えた時に話してくれた。
「ケイティ、ルークに頼み事してもらってもいいかね?」
「ルークに頼み事ですか?」
ルークって・・・ケイティの友達なのか?
「うん、恐怖の館っていう場所をしってるかい?」
「恐怖の館・・・?」
俺は首を傾げながら考え込んだ。確か、その場所って・・・ロンドンの街外れにあったよな。
「あの、俺・・・気になったんですけど、恐怖の館って確か、ロンドンの街外れにある森の中に存在していたんですよね?」
「その通り・・・だが、その館には不可解な謎がいくつかあるみたいなんだ」
不可解な謎・・・?
いったい、どんな謎なんだろうか?
「どんな謎があるんです?」
「チェルミー警部からもらった資料を渡すから、後はルークと一緒に読んでみると良いだろう」
そう言いつつ、先生はケイティに資料を渡してくれた。
「分かりました。とりあえず、ルークに言えば良いんですよね」
「あのさ、ケイティ・・・ルークってのはどんなヤツなの?」
ケイティに聞くと、すぐに答えてくれた。
「私の幼馴染よ。結構、いつも素直で優しいヤツなんだけど・・・授業中に居眠りしてることが多いからな、アイツ・・・」
ケイティは顔をしかめながら呟いた。
「でも、謎解きが趣味で結構、頭の回転が速いから得意なんだよね」
「へぇ・・・ルークに会ってみたいね」
「うん、食堂にいるって聞いたけど・・・電話してみるね」
ケイティは携帯のアドレス帳を開いて電話した。
「もしもし、ケイティだけど・・・」
その間に資料を読みたいのは山々なんだけどなぁ・・・
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