二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ小説】ココロ×キセキ
日時: 2012/05/26 21:47
名前: +noise+ (ID: H/64igmC)

こんばんは+noise+です!
ボカロ大好きです!前作は見ていただけましたでしょうか??

さて、今回挑戦するのは
トラボルタp&ジュンpの超人気楽曲!!!!!!

「ココロ」×「ココロ・キセキ」

です!!

リンのココロ、レンのキセキを描かせていただこうと思ってます!

「お前みたいなじゅっくじゅくの未熟者がやるのはどうなんだ」
と思っている方…すみません。
どうか皆様のご期待に副えるよう頑張ります!

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Re: 【ボカロ小説】ココロ×キセキ ( No.1 )
日時: 2012/05/26 21:50
名前: +noise+ (ID: H/64igmC)

<登場人物>

弐号機 鈴:鏡音リン

博士 蓮:鏡音レン

助手 芽衣子:咲音MEIKO

社長 海斗:始音KAITO

壱号機 未来:初音ミク

参号機 瑠華:巡音ルカ

Re: 【ボカロ小説】ココロ×キセキ ( No.2 )
日時: 2012/05/26 21:53
名前: +noise+ (ID: H/64igmC)

西暦3723年

地球ではロボットの研究が進んでいた

とくに日本では、他国とは比べ様の無いくらいの技術を持っていた

のちに『キセキの科学者』と呼ばれた彼は、

弐号機『鈴』を、「ほぼ」完成させていた




———≪ピ——————……≫

———≪ガガッ≫

———≪ピピピピピピピ≫

『———弐号機、起動シマス』

その声がしたとたん、博士はラボへ走った

息を切らしながら、博士は彼女に言う。

「…おはよう、鈴。自分が解るかい…?」

虚ろな瞳を博士に向け、言った

『…はい』

小さな言葉だった。

でもその言葉を聞いただけで博士は、ほっとした

「良かった…二号機は無事、完成したんだ…!

出来栄えを言うんなら、——…奇跡だ」

笑顔で弐号機を見つめる博士。

≪ガガッ—蓮、完成したようだね≫

「!…海斗社長。はい、少々完成が遅くなりましたが、

 二号機は——鈴は、無事完成……」

言いかけて、博士は口をつぐんだ。

≪………どうした?≫

いきなり黙った博士に、社長は問う。

「…彼女はまだ、未完成なんです。

 彼女はココロを、持ってない」

博士は苦しげな顔で、虚ろな表情の弐号機を見つめる

≪——…『ココロプログラム』は、まだ完成しないのか≫

「………はい」

≪そうか…では一旦通信を切る。弐号機にいろいろ教えてやれ≫

「はい、有難うございます、社長」


弐号機…『鈴』は、目覚めるのが他のロボットより遅かった。

壱号機『未来』に続き、二番目に完成するはずだったが、

先に三号機『瑠華』が目覚めてしまった。

周りの人々は、鈴をハズレ物だと言った。

博士はそれが許せなかった。

だから鈴を、ちゃんと最後まで諦めず造ってあげた………

でも、まだ足りない。



———『ココロプログラム』は、ロボットのためのプログラムだ

100年前から研究され続けてるのに、完成したという報告は未だに無い。

もうすぐ出来るはずなんだ。

鈴の為に、僕が創る。


博士は5年前の記憶に、想いを馳せた


あの時彼は、9歳だった。

双子の姉と、楽しく過ごした日々。

でも、彼女はいなくなった。

流行り病にかかり、この世を去ったのだ。

その双子の姉——鏡味鈴(かがみ りん)を模したロボットが、『鈴』だ。

彼が若くして科学者になったのは、その為であった。

Re: 【ボカロ小説】ココロ×キセキ ( No.3 )
日時: 2012/05/26 21:55
名前: +noise+ (ID: H/64igmC)

『博士。』

くいっ、と鈴が博士の白衣を引っ張る。

「なんだい?鈴」

『<ココロ>ッテ、ナンデスカ?』

ココロを知らない鈴の問いに、博士はふむ、と小さく言った

「ココロ……

 それは素晴らしいもので、つかみ取れないかたちの無いもの。

 それでも求めてしまう、…とても不思議なもの。

 始まりを知らない、キセキ そのもの

 ……っていっても、解んないかな…」

『……??』

教えてあげたい。人の感じる喜びや、悲しみを。

博士は悩み、彼の苦悩は続く。


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