二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- キングダムハーツ 〜輝きの中の闇〜 tairylegend
- 日時: 2013/04/05 16:57
- 名前: ムース (ID: /gz88uq5)
はじめまして、ムースと言います。
他にシエルと言う名前で、少年陰陽師の小説も書いています。良かったら見てください。
・荒しはやめてください。
・駄作になると思います。
・あんまり知らないのに、書こうとしているので、KHキャラの性格が崩壊すると思います。
・更新が、不定期です。
こんな駄作でもいい人はどうぞ見ていってください。(良かったらコメ下さい)
キャラ紹介
主人公
リヤン・クラージュ・エール・テール・フラム・エクラ・クレール・リュヌ・グラン・シャリオ 13歳女
名前がすごく長いので、いつもは『リヤン・クラージュ』と名のっている。十三機関の一人、両親はロクサスとシオン。←(両親がロクサスとシオンだということは、今のところバレていない)
膝辺りまである白髪、青色の瞳
行動派、仲間思い
χブレードに最も近い、キーブレードの持ち主。二刀流の使い手(基本的に一本しか使わない)【永久の絆】と【永遠の無】
シエルのことをナミネに記憶を消されて覚えていない
シエル・ミラージュ 11歳男
ノーバディでリヤンの弟。
ナミネにより、記憶を消され、現在ディスティニーアイランドに住んでいる。(リクの家に居候している)
腰辺りまである金髪に栗毛が混ざった髪。蒼の瞳
活発な性格、6歳より前の記憶が無いを少し気になっているが、基本的にあんまり気にしていない。←どっちだよ
キーブレードが使える。【天空の蜃気楼】
姉に似て、容姿端麗のため、女によく間違えられる。←(一応、男だと言うが、女に間違えられることにあきらめを感じている)
ルナ・ジェミニ 13歳男
リクとナミネの子供
肩よりちょい長めの銀色の髪で、ナミネによく似た蒼とリクによく似た水色のオッドアイ
リクとは反りが会わなくてケンカしている。
冷静な性格だが、切れると一番怖い(リクのことになると言葉使いが悪くなる。)
キーブレード使い【輝く双子の月】
アルミュール・シャイン 13歳男
通称『アル』
ソラとカイリの子供
ツンツン跳ねた栗毛の髪で、透き通る蒼の目
みんなを取りまとめる存在。
キーブレード使い【ルージュフェアリー(深紅の精霊)】
よーし、書くぞー
[序章]
『…全員集まったなあぁ、それではぁ新しいぃ仲間をぉ、紹介するぅ』
『新たな仲間はぁ、No.15、リヤン・クラージュ・エール・テール・フラム・エクラ・リュヌ・グラン・シャリオ、称号は『空と地に瞬きし瞑き光と明るき闇』…だぁっ!!?』
『長過ぎるわボケぇ!!!』
これは…?あ、そうか、私が機関に入った時の話、私の紹介が色々長くて、ナス…じゃなくて、ゼムナス様、殺されそうになったんだっけ…まぁ、ロクサス父さんと、シオン母さんは苦笑してすわってたけど…
ガキィィン
『!!!!?』
『ふぅ…まぁ皆さん、落ち着いて、落ち着いて(笑』
『キーブレード!!?』
んで、私がキーブレードでゼムナス様を助けたんだっけ…
けど、確か6つぐらいの時だったから、受け止めるのも大変だったなぁ……
「ふああ……ん、ここは?…あ、そっかここは機関の中にある私の部屋。…にしてもなんで今さらあんな夢を…?」
〜今、運命は動き始めた〜
第1話 いつもの朝(始まりの日) >>2
第2話 運命の出会い(記憶の欠片) >>3
第3話 自己紹介(それぞれの素性) >>7
第4話 ヘマした火の鳥(キノコパーティー♪) >>9
第5話 休暇がやって来た!!(大切な人の異変) >>12
第6話 新しい仲間(強大な闇の力) >>13
- Re: キングダムハーツ 〜輝きの中の闇〜 tairylegend ( No.11 )
- 日時: 2012/08/27 16:27
- 名前: ムース (ID: 8ENiVmB9)
そろso…
「今までどこいってやがった!!くそ作者がぁ!!!」
ゴフッ き、キーブレードで殴んないで(泣
「んなもん、関係ねぇ」
ひぃいぃっ
「おいおい、そこらへんでやめとけ、これ終わった後に………」
なに、この子達(汗&泣
「しかたないか…」
そ、そうだよ、塾あったし、パソ禁だし
「乗っかんな!!」
ひゃあぁあ……
- Re: キングダムハーツ 〜輝きの中の闇〜 tairylegend ( No.12 )
- 日時: 2013/03/04 19:04
- 名前: ムース (ID: /gz88uq5)
「ねっ、寝過ごしたぁぁああぁぁあぁあぁぁぁぁっ!!!!!!!!サイクスに殺されるっ!!!!」
なにやら、ヤバイことを叫びながら飛び込んだロビーには、【本日休暇】の四文字が……
「……………やったぁっ!!!!」
「………だからといって、寝過ごしてもいい理由にはならないぞ」
「………サイクスぅ…(汗」
休暇だから寝過ごしても大丈夫だった……と、思ったその時後ろからサイクスの冷ややかな声が聞こえ、リヤンは凍りついた。ギシギシと音をたてながら振り向くと案の定、サイクスのこれまた冷ややかな表情が目に入った。
「……まぁ、いい。報告をしろ」
「…………へ?」
「昨日のだ」
「………あっ、あぁ………え〜と、あの島には、キーブレード使いが………6……人で、そのうち三人が、ソラ、リク、カイリ…で、残り三人がその…子供、かな?」
「ほぅ…………」
「……………あのさ………もう、行ってもいい?」
「あぁ、もういいぞ」
報告を終えたリヤンはどこに行こうか考え始めた。そこへ、ロクサスとシオンとアクセルが通りかかった。
「あ、リヤン、俺たち今からトワイライトタウンにシーソルトアイスを食べに行くんだけど、リヤンも行くか?」
「…………………………………………うーん………やめとく、また今度」
「そっか、じゃあ行こう」
「………あっ、やっぱ私も行く」
ロクサスたちは、闇の回廊を開いて行った。そして、リヤンも闇の回廊を開いて飛び込んだ。
リヤンの着いた場所は、デスティニーアイランド、ソラ達が住む島、そして……………
「あっ、リヤン」
「また来たのか」
「まあいいじゃないか」
デスティニーアイランドに着いてからほどなくして、ルナとアル、そしてシエルを見つけることができた。
「アル、ルナ、シエル、シーソルトアイス買ってきたんだ食べる〜」
「もちろん!」
「そりゃまぁ」
「食べる〜!」
「ヤバ、溶けてきてるっ!!」
あわててシーソルトアイスを食べ始めた。
「甘い…けど、しょっぱい」
「でしょ〜」
「おいし〜」
「まあまあだな」
「「「…………………」」」
「なんだよ」
「いや〜リクに似てるなぁ〜って思って」
「どこがっ!!!!」
「素直じゃないとことか」
「確かにねぇ」
「うんうん」
「…………………………………………もう一回言ったら殺すぞ(黒笑」
「「「…………………(汗」」」
「………にしても、これどこで買ってきたんだ」
「…………………………………………トワイライトタウン…………………」
「そう…だけど………なんで…………?」
「……………シエル……?」
行ったことも、ましてや聞いたことすらない筈の街の名前を言い当てたシエルは、どこか様子がおかしかった。目の焦点が合っておらず、ふらふらとどこかへ歩き出そうとしていた。
「…………シエルっ!」
「……………こ…………共に………」
「まてっ!!」
もはや、呼び止める声すら聞こえていないようだった
「くっ」
「待って」
シエルを捕まえようとしたアルとルナの手をリヤンは止めると、シエルの声に耳を傾けるように言った。
「…………哀れなる、人ならざるモノ本体なき影………共に…」
どうやら、シエルは同じ言葉を何度も繰り返しているようだった。
と、突然シエルが倒れた。
「っ、シエルっ………!」
凄まじいスピードでシエルのもとに駆け寄ったリヤンは、シエルの瞳に僅かながら光が戻っているのに気がついた。
「…………………」
何か言っているようだが、うまく聞き取れない、あわてて口元に耳を寄せた。
「……リ…ヤン………………ねえ……………………ちゃ………………………ん」
最後まで言い切らないうちにシエルは目をとじた
「っ、シエルっ!!、シエルっ!!!」
そこへようやくアルとルナが追い付いた。アルはリヤンと同じように狼狽していたが、ルナは冷静にシエルの口元に手を近づけた。
「二人共、大丈夫だ、気を失っているだけだ」
「よかったぁ〜」
「うん、本当によかっ…………」
「「リヤンっ!!!!???」」
何故か急に目の前が暗くなった。そして、薄れていく意識の中アルそルナの声がなんとか聞こえた。
シエルに続き、リヤンまで倒れてしまった。どうしようかと悩んでいると、ソラとリクがこちらに来るのが見えた。
「どうしたんだ?!」
「父さん、リクさん、急にシエルとリヤンが倒れて………」
「………仕方がない、ソラ、お前の家で休ませてやれ」
「ああ、わかってる」
…………全ての運命が集い、また、全ての運命が別れる島
- Re: キングダムハーツ 〜輝きの中の闇〜 tairylegend ( No.13 )
- 日時: 2013/03/05 23:42
- 名前: ムース (ID: /gz88uq5)
「……………………っ………………!?」
次に目を覚ました時、そこは見慣れない天井の家だった。
「ここ、は………?」
リヤンは記憶をたぐり寄せた。
「そっか、シエルが倒れてあわててたら、私も気を失ったんだ………あれ…?」
何か、喪失感がある。それに、この世界に漂う雰囲気が、何だか……………闇に覆われた世界の雰囲気に酷似している気がする。
「………この喪失感は、多分……私が気を失っている時に見たあの……夢…かな、まぁそれが関係してると思うんだけど………」
少しずつその夢が曖昧になってくる。仕方がないので、とりあえず外に出ることにした。
「………あ、リヤンもう大丈夫なのか」
「…うん、大丈夫!心配かけたね」
「…起きたばっかりで悪いが、とりあえずこれを手伝ってくれ」
外に出ると、ソラ、リク、アル、ルナがキーブレードを構え、海の向こうを睨んでいた。アルが一番最初にリヤンに気がつき、声をかけてきた。その次に、ルナの少し焦りが見え隠れする声で、手伝ってくれ、と頼んできた。ソラとリクは、何も言わずに海の向こうを睨んでいた。
皆が見ている方をリヤンもみて唖然とした。海の向こうが真っ黒に染まっていたのだ。そこから放たれる闇の力から、さっきから感じている闇の雰囲気もこのせいか、なら多分ハートレスだろうと思って、更に驚いた。ここはセブンスプリンセスの一人カイリがいる世界なのだ、光が満ち溢れているこの世界に闇のハートレスが現れるなど考えにくい。
「る、ルナ!て、手伝うのはいいけど、これはどういうことなの!!?だってここはセブンスプリンセスのカイリのいる世界なのに」
「カイリさんとナミネ母さんが倒れた………何故かは…わからない」
「……ごめんなさい」
「…別にいいさ、仕方ないし」
セブンスプリンセスであるカイリとそのノーバディーであるナミネが倒れたと聞き驚いたリヤンだったが自分の母が倒れたのだ辛くない筈がない、あわてて謝った。
「……来たぞ!!」
はっとして振り向くと思ったよりも大量のハートレスがこちらにやって来た。
「父さん!ちょっと量が多くないか!?」
「…んなこと言われても!」
魔法で迎撃しているがあまりにも数が多く、どんどんやって来る。
「任せてよ!」
「「「リヤン!?」」」
「……………」
突然、任せて、と言い切り、前に出たリヤンをびっくりして見つめる、ソラ、アル、ルナの三人と成り行きを黙って見ているリクの前でキーブレードをもう一本出して、クロスさせ地面に突き刺した。
「…………………我は、空に瞬く明るき闇と地に輝く瞑き光よりいでしもの…また、それをわが名のひとつとするもの……闇のモノであり光のモノであるものよ、それがしが主…わが命に従い我の敵を葬らん!!」
そして、長い言葉を紡ぎ終わると同時に、真っ黒だった空が、真っ白な光に包まれ、あまりの眩しさに、皆目をかばった。光が収まって目が見えるようになると、キーブレードの代わりに、白を多めに混ぜたきみどり色の肩につかないざんばらな髪で色白の肌、少しつった紫色の瞳をした、10歳になるかならないかぐらいの少年が、こちらを向いて立っているのがわかった。
「あいつ、誰?」
「……うーん、私の守護神的な……まぁ神様じゃないけど(笑」
「久しぶりだなリヤン………つーか俺の平安奪って久しぶりに呼び出したかと思ったら、あんな大量のハートレスやらせるなんて、酷すぎるだろ!」
「ハハ、ごめんよテイル(棒読み」
「テイル?」
「ああ、テイル・エンペラー それが俺の名前だ」
年下にしか見えないのに上から目線でものを言ってくるテイルとルナ&アルはすでにケンカに入ろうとしていたが、次のテイルの一言にその威勢を削がれることとなった。
「お前ら感謝しろよ、この俺があいつら全部やってやったんだからな」
「「は………?」」
「あ、お前ら信じてねぇな!!」
「テイルの言ってることはほんとだよ(苦笑」
あんなに大量にいたハートレスをこのガキんちょがあの一瞬で倒したと思えない。とばかりの顔をしているリク&リヤン&テイル以外の人達は、リヤンがテイルが言ってることが本当だ、と言われて更に驚いた。
「んじゃ俺、もう帰るから」
「あ、うん、じゃあね〜」
また、視界が真っ白に染まり、視界が戻った時にはもういなかった。
「なんなんだあいつ」
「ごめん、テイルはああいう性格だから…………そういえば…シエルは?」
「まだ……」
「………………………そっか…………そうだ、もう、帰らなきゃ…恐い人に怒られちゃう……………」
「またね……」
「またこいよな」
「リヤンが来るの楽しみにしてるからな!」
「もう来なくてもいいぞ〜」
「!!………うるさいよ、この……………バカリクがァァァァァァァァ!!!!!(殴&蹴」
「「「………………(汗」」」
「ふぅ………んじゃ今度こそ帰るわ(スッキリ&爽やかな笑み」
「バイバイ」
「またな〜」
ソラたちに見えないところまできたリヤンは、闇の回廊を出して、その中に駆け込んでいった………
それを影がじっと見つめていることに気がつかずに………
やがて影は闇に包まれた。
- 久しぶりに、キャラに殺される………(汗 ( No.14 )
- 日時: 2013/03/14 21:54
- 名前: ムース (ID: /gz88uq5)
ゴソゴソ
「あ、見っけた〜」「本当か」「どれどれ」「ぼくにも見せて〜」
あっ、そ、それは……
「あ〜駄作者じゃんか〜(黒笑&キーブレード装備」
「最近、やっっっっっっっと更新し始めたけど、去年の夏から更新せずに年を越したなんてなぁ(同じく」
「よくもぼくを………(同じく」
「つーことで、ネタ帳拝見させてもらうぜ(黒笑」
だ、だめ……それ、マジでダメなやつ(汗
「おい、ルナお前、この後*****って書いてあるぞ(汗」
「ほぅ………消えろ、作者…………燃え上がれ、煉獄の焔よ……ダークメガフレア!!」
ぎゃああああああぁぁぁ…………
「えっと、シエル……目覚める予定…無し」
「死ね外道(黒笑 ………降り注げ、全てを闇へと塗り替える暗黒の雨よ……ダークレイン!!」
だああああああぁぁぁぁ……
「次は…リヤン……このあと色々ばれる」
「なぜばらす駄作者ぁ!!!!…全てを貫く雷のごとき光よ…ライトニングレイ!!!!!!」
たっ、助けてえええええぇぇぇぇぇ
「最後は俺か……………このクソ作者あああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ゴメンって、マジで悪かったってばぁHELP!! HELP!!!
「全てを呑み込む雷よ!雨の如く降り注げ……消えろ作者あ!!ライトニングレイン!!!!!!!」
……………←すでに死んでいる
「「「「はあ、すっきりした〜」」」」
………ぐっ……次の話です……………
「「「「どうぞ〜!!」」」」
「……………っ………」
「どうしたんだ……リヤン?」
「父、さん………」
ショックを受けて帰って来ると、そこは、ロクサスの部屋で、シオンもいた。
「大丈夫?顔が真っ青よ」
「…母さん…………」
ただ、ロクサスとシオンを見て、呆然と呟くしか出来なかったリヤンは、背後に気配を感じて振り向いた…そこには………
「へぇ〜お前ら家族だったのか〜」
悪戯好きの子供のような顔をしたアクセルが立っていた。
「「「………あ……(汗」」」
「こりゃ、機関員に教えてやんねぇとな」
「………ま、まてアクセルー!!!」
「…待てや、このパイプウニがぁ!!!!!」
「アクセル!!」
「やなこった」
アクセルを捕まえようとするが、逃げられてしまった。
「くそ、あのパイプウニ絶対捕まえる」
「まて、親子関係についてはいつかはばれただろうから、仕方ない。それより、何があったか教えるんだ」
なおも追いかけようとするリヤンを引き留めたロクサスは何があったのか教えろと迫った。
「……な、何もなかった!!」
「……嘘つけ」
「…っ!………じゃあ、逆に聞くけど何でそう思ったの」
「…簡単なことだ、まず、お前は無意識の内に闇の回廊で俺の部屋へやってきた、次に、お前は思っていることがすぐに顔に出て、嘘をつくとのが下手だ。最後に………」
そこで、ロクサスは一旦言葉を切るとゆっくりとリヤンに告げた。
「俺は、お前の父親だ…」
凍りついていたリヤンの心を溶かすのは、これで十分だった。(心ないけど)
「……すごいね、父さん、全部見透かされてるみたいだ………」
「だから、言っただろう、俺はお前の父親だって……何があったんだ?言ってみろ」
ロクサスがゆっくりと諭すように言うと、やっとリヤンが喋り始めた。
「…あのさ、私、最近よく遊びに行ってたでしょ」
「ああ」「ええ」
「私、デスティニーアイランドに行ってたんだ…」
「「え…」」
「そこで会った子供三人…ルナとアルとシエルと友達になったの……でも…」
「でも?」
「任務でデスティニーアイランドに行ってから、時々………忘れてた…記憶……?………みたいなものを視るようになったんだ」
「っ…それは」
「………父さん?母さん?……………何か知ってるの…?……お願い、何か知ってるんだったら、教えて」
「………ひとつ、聞いてもいいか?」
「いいけど、なに?」
「お前が視たものはなんだ」
「……デスティニーアイランドの砂浜で遊んでいるもっと小さい頃の私と…シエル。他には………そうだ、思い出した!私とシエルは姉弟だよね、それで私が機関に入ってから、しばらくして…父さんがシエルを機関に入れないって、直接は言って来なかったけど、私、盗み聞きしちゃったんだ……」
「なぜそこまで思い出したんだ?」
「分かんない…でも、私とシエルの記憶を消したのは、ナミネだよね」
「ええ、そうよ」
「カイリとナミネが倒れたんだ……もしかしてそれが………」
「かもな」
「そうだ………実は…………」
「ん、どうした?」
「………シエルも倒れたの」
「「え、ええぇぇぇぇっ…!!」」
シオンとロクサスの絶叫が機関の城に響きわたった。
「り、リヤン!?なんでシエルが!!?」
「し、知らないよ!私が知りたいくらい!!!」
「ロクサス、リヤン」
「「ハッ………ご、ごめん」」
「とりあえず、ロビーに行こう」
「うん」「わかった」
*ロビー*
「お前ら、親子だったんだなあ」
「今まで気づかなかったな」
「………アクセル〜(黒笑」「………ウニ〜、どこ行った〜(同じく」
「…………………………………………(汗」
「「あ〜、見ーつけた(黒笑」」
「げ………………………………(滝汗&闇の回廊で逃走」
このあとしばらく、アクセルがリヤン達の前に現れなかったのは言うまでもない。
- Re: キングダムハーツ 〜輝きの中の闇〜 tairylegend ( No.15 )
- 日時: 2013/03/16 11:55
- 名前: ムース (ID: /gz88uq5)
コンコン
「ガチャッ はーい、誰ですか〜……ってリヤンじゃないか」
「……ソラ…シエルは……」
「………まだだ」
「…そっか……………」
「リヤン!!」
「ああ、アル、ルナ」
「大丈夫か…?ここ1週間でだいぶやつれた気がするぞ」
シエル達が倒れてから、1週間が過ぎた。未だ、三人とも目覚める兆しが全くない。
「…大丈夫だよ…………心配性だな〜」
「そんなことはない」
なんだか任務に行きたくなくて、サイクスの目を誤魔化して、デスティニーアイランドに度々足を運ぶようになった。
「リヤン!」
「なに?」
「!ああ、あれか」
「そうだよ」
「え、なんのこと?」
「最近、リヤンに元気がないから、きっと元気が出るものを作ったんだ。来て!!」
「行くぜ」
「え、ち、ちょっと待ってよ〜」
☆ちょっとして☆
「はい、どうぞ」
「うわぁ!素敵………アル達も持ってるの?」
アルとルナに突然連れて来られた場所は、あちらこちらにキラキラと輝くものが埋まっていた。そして、アルから手渡されたものは、桜色の桜のチャームだった。
「うん」「持ってるぞ」
アルやルナも持っているらしいので見せてもらうと、ルナは銀色の三日月のチャームで、アルは金色の太陽のチャームだった。あと、なぜかシエルのまで持ってきていて、シエルは両端に雲がついた虹のチャームだった。
「あれ?この窪み何?」
よく見ると何かが嵌まりそうな窪み(大きいのが真ん中に1つと周りに小さいのが3つ)が全部にあって、思わず聞いた。
「ああ、それはな……」
「とにかく、これ触って」
「え…?」
返ってきた答えは、答えと言えず、これを触ってと言われて、頭の上に?を浮かべた。アルが出してきたものは、透明な丸い玉だった。言われるままに、恐る恐る触ってみると…
ピカッ 鋭く玉が光って、玉は透明から、霞がかかったような半透明になり、その中には、オーロラのように様々な色があった。と、玉から光が伸びて、四つのチャームに繋がった。
しばらくして光が途切れると、チャームの窪み(リヤンのは大きい窪みで他のは小さい窪み)にさっき玉の中にあった色の石があった。
*その後同じく*(ちなみに、アルは透き通った黄色の石でルナは、蒼にも藍にも見える透き通った石の中に、星空のような銀色のラメみたいなのが入ってました。)
「そうそうこの玉ってね、人の心を色に表して石にするんだ!」
「ただ、なぜかここから持ち出せない…」
「へぇ〜………って、シエルのどうするの」
「ああ、それが問題なんだ…」
「……………あ!いいこと思いついた!」
「…どうするの?」
「同調する」
「「ええぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!?」」
「まぁ大丈夫よ、任せて任せて」
「だ、ダメだ!下手したら、引きずられて、シエルみたいに目覚めなくなる」
「私はそこまでヤワじゃないよ(伊達に十三機関名乗ってる訳じゃない)」
リヤンは深呼吸をすると、目を閉じて精神統一をした。
「………………『大丈夫…私とシエルは姉弟……』」
「………凄い…少しずつ同調していってる……………ボソッ」
「…………………よし、これでオッケー」
リヤンが玉にペタっと触ると、黄緑の透き通った石がチャームについた。
「ふぅっ………っ!ガクッ」
「「リヤン!!!」」
「だ、大丈夫…………でも、ちょっと同調した時間が長すぎた…かも」
「ったく……無茶しやがって」
「一瞬ヒヤッとしたよ」
ふぅ、と息をつくと、急に膝が砕けてその場に座り込んでしまい、慌てたアルとルナが駆け寄ってきた。
「ち、ちょっと肩貸して、シエルにチャーム届けてあげたい…」
「…ハア……わかった」
「どうせ、俺達がダメだって言っても聞かずに、下手したら這ってでも行くんだろうしね」
「あはは、よくお分かりで………(;・ ・)」
♪ソラの家♪
「シエル、これ…アル達が作ったんだって」
そう言ってリヤンはシエルの枕元に虹のチャームを置いた。
「あっ…ヤバ!帰んないと(一応、任務終了予定時刻だ!)」
「また来てね」「またな!…ってかお前、いつもどこ帰ってるんだ?」
「………(汗 そのうち教えるよ!早く帰らないと、家(十三機関)の人に殺される!!!!!」
「そ、そうなのか」
「うん!(汗&涙 あ、チャームありがと、元気出た!」
ダッシュで機関に帰りました。
*機関の城*
「モグモグ………?どうしたのみんな?」
『いや、最近食欲が無いって言って、ここ一週間あんまりものを食べてなかったお前が、急に元気になってガツガツ食べ始めたら普通驚くだろ』
「そうかな〜」
「…………………………………………う…リヤン……………ねえ……………」
『………見つけた…』
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