二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 完
- 日時: 2013/07/24 12:42
- 名前: 未桜 ◆5vJ2t2Cxzg (ID: foi8YFR4)
ある桜が咲く少し前のこと、クラス替えが行われた新しい教室の隅っこに気休め程度に書いたんだ———。苦しくて、逃げたくて、泣きたくて、
「Dareka tasukete」と、
・・・確か其う書いたはずだ。ローマ字で書くんじゃなかったかな・・・・・
少し後悔した。子供っぽいかなって。まっ、いいかな。
誰も見ることは無いだろうし。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
ハイ!初めまして〜〜〜!!
未桜と申します。いたらぬところは、絶対ある(←此処重要)と思うので温か〜〜い気持ちで見てくれたらな・・・って思ってます。ヨロシクでぇ〜〜す(笑)
コメもできれば(笑)
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- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.78 )
- 日時: 2012/11/23 17:51
- 名前: 未桜 ◆3YqqTJcVP. (ID: 3ZIdEbTb)
標的44 生きている奇跡 ツナside
京子ちゃん達が遠藤さんに呼ばれてからもう五分以上経っていた。
なんでこんな時間に呼んだんだろう?明日でも良いと思うんだけどな・・・
ここからじゃ何も見えないし、聞こえない。何が起こっているのかさえも分からない。
でも、胸騒ぎがずっとしている。そしてそれを決定付ける様に京子ちゃん達の声が聞こえた。
「「綾乃/ちゃん!!!!」」
何かあったのかと思って言ってみると、遠藤さんが倒れていた。
「おい、ツナ急いでシャマルんとこに連れて行くぞ。」
その言葉でオレは知った。今、危険な状態なんだって。
京子ちゃんは金縛りにあったようにその場から動いていなかった。怖かったんだろうな・・・
だからお兄さんが連れて帰る事にした。
急いでシャマルの所に行くと、寝ていたらしく不機嫌そうに扉を開けた。
「誰だよ・・・たっく、言っとくけど俺はヤローは見いないからな」
そう言っていたが遠藤さんを見た途端、
「急いで入れろ」
と言った。
診察中ずっとオレ達は無言でいた。その時間はとても遅い気がしたが、実際余り経っていなかった。
シャマルが出てきた。結果はどうなんだろう・・・なにもなかったら良いのにな。
「・・・こいつ何で生きているんだ・・・ってほどヤベェ」
その言葉を聞くとは思わなかった。
「内臓器官もろくに働いていない。視力も落ちていてあんまり見えていねぇ。・・・今日まで生きているのが奇跡みたいだ。」
嘘だろ・・・?何だよそれ、そんな素振り一切見えなかった。元気そうだった、明日も一緒に遊ぼうって、一緒に弁当食おうって約束したんだ。
何だよ『生きているのが奇跡みたいだ』って、なんでそんなに無理してたんだよ。なんで気が付かなかったんだよ、そんな事になっているって。ファミリーなのに・・・・・・・・・・・・
「どうすればいいんだよ・・・」
途方に暮れて呟くと、
「手なら御座いますよ」
と、幼いけど凛とした声が響いた。
だ、誰なんだ!?
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.79 )
- 日時: 2012/11/24 10:59
- 名前: 未桜 ◆3YqqTJcVP. (ID: 3ZIdEbTb)
標的45 最終手段 山本side
そこにいたのは数名の部下を連れた子供だった。
現代とは違って着物を着ていた。スッゲ〜な♪
「初めまして、私の名前は、神に奈良の奈と書いて神奈と申します。・・・今はですけど」
そう自己紹介してきた神奈。なんでこんなとこに来たんだ?
「えぇっと・・・今はですけどってどういう意味?」
ツナはそうおずおずと聞いた。そういや、そうだな。
「えっと、私は母がいる時は神なんてものは無いと書いて神無・・・読み方は同じですけど性格が変わるんです」
?性格が変わる?意味分かんないのな
「おい、ガキ多重人格ってやつか?」
へぇ〜そうなんだな、マンガみてぇ
「いえ、違います。そうですね・・・私が演じるんです。神に無いと書いた方を」
てことは、コイツ自分のお袋を騙してんのか?
「なんで自分のお袋を騙してんだ?」
オレがそう聞くと、今まで笑顔だった顔は無表情になった。
「母が欲しいのは、自分の言う事だけ聞き、力が強い操り人形です。だからあの人は私に考える事をさせてくれなかった。何もさせてくれなかった。でも私はそんな風にはなりたくないんです。だから母を欺いた、只それだけです。」
そうさらっと言いながら握り拳がどんどんと固く握られていく。
こいつも苦しんでんだな
「・・・それに、母が大っ嫌いなんで」
・・・・さらっとスッゲ—事言いやがった
「・・・・・・・・・んで?方法とは何だ、嬢ちゃん」
シャマルがやっと口いを開いた。そうだった、忘れてたのな
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.80 )
- 日時: 2012/11/30 20:24
- 名前: 未桜 ◆3YqqTJcVP. (ID: 3ZIdEbTb)
標的46 それは旅路の始まり
「・・・・・・!!?」 「・・・・・・」
遠くで声が聞こえる何人かは声を荒げて一人の声は淡々としている。
誰がいるの・・・・・・?
あ、起きなきゃ駄目だよね、今起きるよ。起きれたらの話だけどさ
ゆっくりと眼を開けると、沢田達+αがいた。
「あんたは・・・嗚呼神奈か、おひさ〜元気そうでなにより」
「お久しぶりです、綾乃さん。里帰りしてくれた時失礼な態度をとってしまって申し訳御座いません。」
花の様に笑う神奈。あ〜可愛いなぁ。
「本当、アイツになると、失礼だよね」
冗談っぽく言ってみる。コイツの母は私も嫌いだから何にも言えないけどね。
「・・・で?なにしに来たの?」
神奈という少女は用件を短く言う奴だから無駄話なんてものはしない
「選んでもらおうと思って、自分の運命を」
その時私は声を失った。死ぬしか残されていない道にはもう一つ道があると言う希望が体を支配する。
「どうすればいいの・・・?」
生きたい 生きたい 生きたい 生きたい
死なづにすむ方法を試したい。諦めたくない。
「とある場所に行って頂きます」
そう言って地図を渡してきた。
「ここに書かれている場所は、生命力が溢れている場所です。ここに書かれている場所を全て行き最後に此処へ行って下さい」
「そうしたら何が起こるの・・・?」
「言ノ葉一族の聖なる場所と言われている所があります。もしかしたら色々な生命力と共鳴して伸びるかもしれません。」
あまりお勧めは出来ませんが、そう小さく漏らしていた。
「成功確率は?」
「10%です」
ひっく!!10人中1人の割合かよ。私は・・・
「やってやる」
一人の座を奪ってみせる、絶対に。
地図をもぎ取って見て見ると、イタリアが多かった。
あ、あれか?イタリアには世界遺産が一番多いからか?多いからなのか!?
「つー事で、沢田達、私は行くから。」
そう言って出て行った。沢田達は何か言いたげだったけど、何も言わなかった。
「・・・・・・・・・・・・待っててね。」
小さい声で言うのが精一杯だったから聞こえてないかもしれない。
でもいいか。また会いたいと思える間に行かなくちゃいけないしさ。
さぁ、行ってやりますか!!この地図の場所へ!!
そんで帰る、あいつ等の待っている場所に。
「ただいまっ!!」って元気よく
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.81 )
- 日時: 2012/12/03 18:23
- 名前: 未桜 ◆3YqqTJcVP. (ID: 3ZIdEbTb)
標的47 旅は一人で
今気が付くと可笑しいと思った。
なんで日本に本家(実家)があるのにイタリアに多いんだって事に
日本津々浦々の方がまだ楽しいよ。急にイタリア語を覚えたし通じるかどうか不安だ。
何て幸先不安になりながら今飛行機の中です。引き返してぇ・・・・・・・・・
本場イタリアのご飯はそりゃぁ・・・楽しみだよ!!悪いか!!?
世界遺産も・・・見えるのが嬉しすぎてソワソワするよ!!
でも、ゆっくりしていられないんだよ・・・くそぉ
あ、ヤバ涙出てきた。
一人っきりだし、イタリア語伝わるか分かんないし。不安しかないよ。
まだ時間あるし・・・寝よう。着いたら着いたらで考えればいいし。
そう考えていると次第に瞼が重くなっていった。
暫しお休みなさい。
ハイ、着きました。眠ってからさ程、経ってないと思っていたんですが、時間は経っていたらしく着いたんです。景色全然見えてねぇ・・・
まずは、何処から行ったらいいですかね・・・?
よし聞いてみるかな。
って言えるかぁぁぁぁぁぁ!!恥ずかしいし、第一人見知りなんだよね・・・だから一人で旅行したくなかったんだよ。
トボトボと地図を頼りに歩いてみる、方向音痴なんで慎重に。
おお、此処か。でっかい家だなぁ。誰がいるのかな、こんな広い家に住むなんてどんだけ金持ちなんだろうな・・・気になる、スッゴク
えぇっと、ベル、ベルは何処かな。あ、みっけ。
ピンポーン
と音を鳴らし後悔した。知らん人が出てきたらどうするんだい。といううかそれ決定だろ。
やっちまった————!!!!
留守であります様に!!
「嬢ちゃん、何か用かい?」
ドスのきいた声でイタリア語を喋る、黒いスーツを着たゴツイ人が来た——!!
この人何の職業をしているんだよ!?・・・・・・・・・あ、分かった。
「此処のボスはどなたでしょうか?少々お話をしたいのですが・・・(というかこの屋敷に入らせてくれ)」
「・・・嬢ちゃん、どこのもんだ?」
あ、通じている良かったぁ・・・じゃなくて、
「ボ、ボンゴレ・・・の雪の守護者です。(多分)」
威圧感が凄い。押し潰されそうだ・・・。
「何代目の?」
「じゅ、十代目・・・です(多分)」
「少し待ってろ」そう言われて数分待っていると、フッと殺気+威圧感が消えた。
「綾乃・遠藤だな。確認した。ボスがお会いになるそうだ」
第一関門クリア———!! 良かったぁ
さてさて、ボスとは一体誰の事ですかね?
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.82 )
- 日時: 2012/12/23 12:36
- 名前: 未桜 ◆3YqqTJcVP. (ID: 3ZIdEbTb)
標的48 思い出話
廊下長いなぁ・・・、しかも綺麗だし・・・土足で歩いていいのかな?
「此処だ」
といわれたところには大きすぎる扉があった。すげぇ・・・・・・・・・
「ボス、連れて来ました」
う〜ん、やっぱイタリア語聞くの苦労するなぁ、なんとなくしか分からないし。
「おう、入ってくれ」
若い人がボスみたいだな・・・こりゃ驚いた。
「失礼します・・・」
そう言って入ると、其処にいたのは、ディーノだった。
こいつ、マフィアのボスになったんかい。
「久しぶりだな。元気だったか?綾乃」
「あーうん、多分」
「曖昧だな・・・」と苦笑交じりに言われた。だってこいつがマフィアやってんだよ?驚いて何が悪いんだよ。
しかもボスって・・・・・・・・・・・・立派になっちゃって。
「イタリア語喋れるようになったんだな。あの時は喋れなかったから俺が日本語を覚えて喋ってたんだよな」
「あん時はお世話になりました。でもメンドクサイんで日本語で喋っていいですか?」
「まぁ、良いけどよ・・・なんで敬語?」
だって私が知っているディーノはヘタレでドジなディーノ、しっかりしていて余裕があるディーノなんて知らない、知らないんだ。
さて、皆さま、私、遠藤綾乃は小さい頃イタリアに住んでいました。でもイタリア語なんて覚えられるかぁ!!ていう子供だったんで、日本語とラテン語しか喋れなかったんです。
当然友達はおりませんでした。ディーノと初めて会った時、
「懐かしいな、初めて会った時・・・「自分よりゴツイ人にカツアゲされかけてたあんたを私が助けたんだよね」・・・あん時はサンキュー・・・でもやり過ぎだぞ?あれは。」
そう、自分よりも小さい人に助けられたんです、コイツ・・・・・・やり過ぎかなぁアレ・・・?
で、イタリア語で文句言って来たけど私に分かる訳なく、二人とも「何言っているんだろう、コイツ」と固まったんだよなぁ・・・
懐かしい
作者より
此処から思い出話になっていきます。
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