二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ボカロ小説【猿マネ椅子盗りゲーム】
- 日時: 2012/11/15 18:34
- 名前: 秋(元苺) (ID: V70KaHly)
初めましてor久しぶりです。
元、苺の秋です。
すっかり、前に書いていた小説放置してしまいました
でも、今回はやりきる自身はないですが、応援次第で変わると思います(←え
注意
・悪コメ、中傷、荒らし等、人を傷つけるようなコメント等は絶対に
しないで下さい。
・私の小説は大体意味不ですが、「へたくそ」、「何言ってるか分からない」等はやめてください。分かってますので(アドバイスはOKです!)
・リクは、基本OKにしますが、悪ノシリーズやカゲプロ等、小説が既に発売されてるのは、少し控えてください(すみません;;)
・更新速度は、基本的には遅めですが一気に更新することもあります^^
以上の事が守れる方のみ、お進み下さい!
では、頑張りたいと思います!
【一作目】
《夕焼け蝉日記(ゆうやけせみにっき)》
曲:まふまふ様
歌:IA
#1プロローグ >>1
「嘘吐きな日々に消えていく」>>2
>>3
>>4
>>5
>>6
>>7
「蝉日記」>>8
>>9
>>10
「終わりに気づいて宙ぶらり」>>11
>>12
>>13
>>14
>>15
#最終話「あの子が泣き止むまで、ずっと」>>16
#作者から>>17
【二作目】
『猿マネ椅子盗りゲーム』
曲:150P
唄:IA
- Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.12 )
- 日時: 2012/10/20 20:45
- 名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: ochT2IaH)
初めまして、ARISAといいます!
この曲いいですよね^^私も好きです☆
それを小説に再現できるなんてすごいと思います1
私、解釈とか苦手ですので、そういうの憧れるんですww
がんばってください!
- Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.13 )
- 日時: 2012/10/20 21:00
- 名前: 秋(元苺) (ID: iv9jnC9n)
>ARISAさん
初めまして!
初コメありがとうございます!!
いいですよね!まふまふさん最高です^^
いえいえ!凄くなんてないですよ><
私も実際苦手ですけど、なんとなくこうかなーとか思ったりして
考えたりし、それを小説にあらわしてる感じですのでw
応援有難うございます!頑張ります^^
- Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.14 )
- 日時: 2012/10/20 21:30
- 名前: 秋(元苺) (ID: iv9jnC9n)
次の日
今日は昨日の天気とは全く別で、とてもいい秋空が広がっていた
またいつも通り授業を始めて、いつも通り昼食食べて、いつも通り
清掃して、下校なのだろう
「つまらないなぁ」
そんなことを考えながら僕はまた、廊下側の奥の席を見た
「—……」
彼女がいない
休みかな……?
何故だろうと考えていたら、ふ、と昨日の出来事を思い出す
「—あ」
『明日……私が消えたらさ、君は……笑、って……』
彼女の言っていた言葉。
彼女の冷たく悲しげな表情
彼女が流した無数の涙
その全てを思い出した
一気に心臓がドクンと飛び跳ねる
まさかとは、思うけど。
僕は凄い不安と焦りを感じていた
ガラッと、教室の前のドアが開く
「み、皆さん!きょ……今日は自習とする!」
白髪交じりの教師が慌て気味に言い、教室から直ぐに出て行ってしまった
そして、教師がでていった瞬間
一人のクラスメイトが皆の前で話をし始める
「あいつが何で今日休みか、俺知ってんだー」
一気に教室がザワつき始める
「俺、朝職員室よって、担任に面談とかの手紙を出しに行ったらさ……電話で話してたんだけど—」
「—アイツ、行方不明らしいんだ」
- Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.15 )
- 日時: 2012/10/21 20:18
- 名前: 秋(元苺) (ID: iv9jnC9n)
「—え」
僕は耳を疑った
行方……不明だなんて。
「嘘、だろ」
僕は咄嗟に教室から抜け出した
そして僕は、乱雑に上履きを脱ぎ、靴を履きあの場所へと
向かう
呼吸が苦しくなるほど、足がジンジンと痺れて痛くなるまで
走り続けた
疲れても、止まってはいけない
早く、彼女に会わないと
会って、嘘を吐いていてゴメンって、謝るんだ
「—はぁ……はあ……っ!」
大分、呼吸をするのも追いつかなくなる
「—ぐっ……っぁ!」
僕は石に足を引っ掛けて転ぶ
膝からは赤黒い色をした血が流れている
「い……た」
しかしここで挫けては、いけない
こんな痛み、彼女のココロの痛みなんかよりも全然マシな方だ
「—早く行かないと」
僕は立ち上がり、また走り続けた
- Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.16 )
- 日時: 2012/10/21 20:57
- 名前: 秋(元苺) (ID: iv9jnC9n)
#最終話「あの子が泣き止むまで、ずっと」
僕は小さい頃に彼女と出会った神社に辿り着いた
いつ来ても懐かしく、彼岸花が咲き誇っている
何故だか、彼女がここにいる気がした
「—……」
僕は神社の赤く、少し古びた鳥居を潜り抜けた
そして、彼女と出会ってから、何度も一緒に行ったあの場所へ向かった
キイィィィィッ
ドアはボロボロで開けにくくなっていた
そう。ここは僕と彼女の隠れ家みたいな場所で、神社の裏に有る小さめの建物
久々に来て見たけど、凄く古くなっている
「—……あれ?」
僕は歩く足を止めた
そして、天井を見上げた
……すると
そこにはヒモで首を吊るされている彼女の姿があった
僕は目を疑った
「—あ……っぁぁあ…………!」
言葉が出てこない
彼女の、青白くなった肌。
「—……そん、なっ!」
僕はじわりと、目から涙が溢れてくる
「あぁ……ああぁっ!」
何で彼女が
嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ
何かの間違いだろう
夢であってほしかった
「—こんな……終わり方、なんて」
僕は床に崩れ落ちた
そして泣いて泣いて、泣きじゃくる
僕がもしあの時、君を助けていたら未来はどのように変わっていたか
君は笑っていたかな?
こんな終わり方じゃあ、なかったかな
「ごめん……ごめんよぉっ……」
僕はもう、謝るしかなかった
ひたすら、謝るしか—……
「ゴメン……」
もう、動かない抜け殻(彼女)。
君の声も、笑顔も、一生感じることは出来ない
僕は一生、この罪を背負うことになるのであろう
君が祈る思いで僕に助けを求めたのに、
それを僕は無視して
「大丈夫?」の一言も言えずに
幼い頃交わした約束ですら僕は破ってしまった
こんな醜くて、冷たい、嘘吐きな僕を
……笑って
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