二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 少年陰陽師 隠された姫
- 日時: 2012/11/11 18:01
- 名前: 水仙 (ID: GXT1iSs/)
お久しぶりの方も初めましての方もこんにちは
水仙です
「少年陰陽師 〜金の桜龍〜」もまだ完結していないのに新しいのを作っ
てしまい申し訳ないです・・・
前作も少しずつ更新を再開していきますのでよろしくお願いします
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- Re: 少年陰陽師 隠された姫 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/11 18:14
- 名前: 水仙 (ID: GXT1iSs/)
〜Prologue〜
ある日、安倍家に二つの命が誕生した。
最初に生まれたのは男の子、後に生まれたのは女の子だった。
父も祖父も喜んだ
次の瞬間、女の子から強い邪気が漏れ始めた
その場にいたある者は不調を訴えある者は生死の境を彷徨った
それを察した祖父は女の子に強力なまじないをかけ、離れへと封じました
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- Re: 少年陰陽師 隠された姫 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/12 18:02
- 名前: 水仙 (ID: GXT1iSs/)
数年後・・・
赤ん坊から少女へと成長した翡翠は、籠などを台にして小さい窓から外
を眺めていた。
それは翡翠にとって日常の一部となっていた。
一緒に生まれた兄 昌浩と母 露樹が一緒に遊んでいるところを見る事
は外に縁のない彼女にとっての心の支えだった。
「てんいつ、おかーさまはきょうもしあわせ?」
「はい、幸せですよ。」
そっかぁ、よかったとふにゃっと笑う少女を見て天一は胸が痛んだ。
この子はなぜ外に出れなくても、母に会えなくても、兄が独占していて
も笑えるのだろうか。
「天貴、晴明からの呼び出しだ。…姫、今日も元気か?」
「うん、すざくは?」
「俺もだ。天貴を少し借りるぞ。」
「いってらっしゃい」
扉を閉じると天一は今まで浮かべていた笑みが消え、苦しそうな顔をし
ていた。
「天貴、また姫のことで悩んでいるのか…」
「朱雀、私は姫様がなぜ笑っていられるのかが分からないの」
「…」
これは天一だけでなく、翡翠の存在を知っているものすべてが感じてい
ることだった
「仕方のないことだとは分かっているの、分かっているけれど…」
「お前の気持ちは俺も分かる、だが今は晴明のところへ行こう」
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