二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 宇宙調査隊カービィズⅡ AXIZ(アクシズ) ( No.253 )
- 日時: 2009/04/09 12:58
- 名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)
- 参照: http://happytown.orahoo.com/ninten_yurby/
第20話「サブマリン号登場!」
砂漠での戦いの後、無事に帰還したカービィズ。
そして新たに活躍を始めるバトルアタッチメントたちの整備のために整備室にはいる。
整備室、約80人の整備員が日々エアライドマシン、コピーカードのメンテナンス、修理を行っている。
「じゃ、よろしく頼む」
そういいつつソーブレイダーとジャイロジェットを整備員に預けたシルウェイは、ふと片隅に置かれた大型重機に気が付いた。
「これは・・・?」
「それは『グランドタンク』っていう戦車ですよ。 ビルディさんが作ってくれっていうもんで・・・」
整備員の一人が答える。
「じゃ、こっちの潜水艦のようなのは?」
「そっちは『サブマリン号』。 ボルトさんとエリアスさんが直々に設計開発したんです」
「あいつら勝手にそんなことをしてたのか・・・」
そんなことをつぶやきながらメインルームに戻ったシルウェイ。
モニター前に座り、ハンドPCの電源を入れる。
(・・・しかし、私は水中調査のことを今まで思ってもみなかった。
そう考えるとボルトとエリアスの考えはいいものと言えるだろう)
ふと時計を見る。 デジタル時計は4:44分を示していた。
「444か、なんか不吉だな」
『シルウェイサン、海上保安隊カラ救護要請デス』
XZ300の声が響く。
「海峡保安隊? 一体何が・・・」
『ソレハワカリマセン。 通信ガ途中デ途絶エテシマッタンデス』
「そうか、わかった」
シルウェイはマイクの電源を入れる。
『こちらシルウェイ! カービィズは直ちにメインルームに召集せよ。
整備員たちはそのまま作業を続けてくれ。 通信班は保安隊からの途切れた通信を解析するんだ』
一通り言い終えるとまたハンドPCに目を向ける。
(海か・・・。 さっそくアレの出番が来たようだな)
「カービィズ隊長ラージェル、ただいま到着しました!!
ボルト、エリアス、ビルディ、ライも後ろにいます」
「案外早かったな」
ラージェルらはそれぞれ自分の席に着く。
「見ての通り、海上保安隊から何かの通信があった。 XZ300は救護要請と言っているが詳しい解析は
通信班が行っている。
我々もすぐに現場に向かうつもりだ」
シルウェイが言い終えるとエリアスとボルトが手を上げる。
「はいはいはい! 司令官! ミーとエリアスに任せてほしいんでミー。
いいものを用意し・・・」
「サブマリン号だな、わかっている」
「え、知ってたの?」
「さっき整備室に行ったときに見たんだ」
シルウェイが再びマイクを持った。
『整備班、聴こえるか? ただちにサブマリン号を発進カタパルトにつけてくれ。
エリアスとボルトが現場に向かうから急いでくれ!』
「ちょちょちょっと待てよシルウェイ! 俺たちは出番なしか!?」
ビルディがシルウェイにくいつく。
「サブマリン号はエリアスとボルトがよく知っている。
今回はその2人に任せようと思ったんだ。
エリアス、ボルト。 私が通信でサポートをする。
現場での活動は任せたぞ!」
「「了解!」」
エリアスとボルトはメインルームを出て発進カタパルトへと向かった。
発進カタパルト内には、いつの間にかすぐ近くの川へ通じる水路が作られていた。
「燃料グリーン、通信回路OK!」
『サブマリン号、発進だ!』
グランドベース右側面下部の
ハッチが開き、サブマリン号が出動した。
目指すは、シークレットシー!!
つづく
オマケ
新メカ「サブマリン号」登場!
3人乗りの中型潜水艦で主に深海での活動を行う。
ボディ下部には車輪がついており、地上でも活躍ができる。
武器は魚雷が搭載されている。
もうひとつのメカ「グランドタンク」はまた今度ね。