二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.203 )
- 日時: 2010/06/13 20:47
- 名前: 月芽麻 (ID: HpE/sQXo)
第七十訓【棒読みだと伝わりにくい】
「えっ??土方さん今何て…。」
「斬るって言いやした?」
「あぁ、斬る。」
「件の白髪の侍をか?」
現在、市中回りをしている4人。
普通の市中回りのはずなのに…土方さんはカリカリしていた。
「そりゃぁ、真選組の面子もあるもんな。」
「其れに…隊士の皆さんも、近藤さんの敵を取るて言ってますし…。」
平然と言う友里亜と深刻そうに言う櫻。
「だから、デケーことになる前に俺が始末する。」
「土方さんは、二言めには斬るで困りまさぁ。古来、暗殺で大事をなした人は嫌せんぜ?」
「暗殺じゃねぇ。堂々と行って斬ってくる。」
そう言って、煙草を吹かす土方。
「でも…人を斬るのは…。」
「じゃぁ、如何すればいいんだ?」
「そ、それは…。」
土方の問いかけに、言葉を濁す櫻。
「おい、マヨ方。櫻をあんま苛めんな。」
「友里亜ちゃん。私が口をはさむ事じゃなかったんですよ…?」
苦笑しながら櫻は言う。
「…っ。櫻が良いって言うなら俺は良いけど…。」
そう言って、食い下がる友里亜。
「マジで殺る気ですかぃ?白髪って情報しかこっちにないんですぜぃ?」
「近藤さん負かすぐらいだ。見ればわかる。」
そう言って、修繕工事が行われている、家の前を四人は通りかかった。
「おーい。姉ちゃん、危ないよ。」
「へ?」
「!!。」
ガシャンッ。
「あっ…あぶねぇな。」
咄嗟に、土方は櫻の手を引き上から落ちて来た材木から守った。
「ひ、土方さん…。えっ、あっ…ありがとうございます!!。」
櫻は、慌てて土方から離れる。
「土方さん、街中でいちゃつくのは止めて下せぇ。鳥肌が立ちやす。」
「てか、おい。あぶねえだろうが!!」
友里亜は、材木が落ちて来た屋根の上にむかて言う。
「だから、あぶねぇつったじゃん?」
「もっとテンションあげて言えや!!しかも、櫻じゃなくって、こっちの男を!!」
「ちげえだろが!!俺も当たったらおぉ怪我するから!!」
「うるせ—な。」
そう言って、梯子をつたい…下に木材を落とした男がやって来た。
「他人からテンションの駄目だしされる覚えはねえよ。」
そう言って、男は被っていたヘルメットをとる。
「たくっ…。」
「あ————。」