二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.645 )
- 日時: 2010/10/16 20:16
- 名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)
- 参照: 銀さんの誕生日コロッと忘れてました←だってテストだったんだものォォ!!
—其の参—【ツンとしてしまうけど】
ピーンポーン。
万事屋にチャイムの軽い音が響いた。
「あぁ?誰だ…?家賃なら来月払うって昨日言ったろくそ婆…ったく、次は何だって——。」
そうボヤキながら、入口の戸をあけるとそこに立っていたのは——。
「銀時。今日はお前の誕生日だったな。」
そこに立っていたのは、うんまい棒を食べながら挨拶をするヅラだった。
「…テメ、ヅラ何でこんなとこにいんだ?」
「ヅラじゃない桂だァァ!!お前は一体ソレを言えば気がすむ。」
「で、何だ?」
ヅラの話なんてろくに聞こうともしない銀時。
「だから、今日はお前の誕生日だろ?」
「…違うけどよ?」
「だろう。お前の誕生日だ——え?」
一気に空気が覚めた瞬間であった。
「…さぁ、誕生日会だぞ。」
「だからちげーって言ってるだろコノヤロー!!」
そんな銀時の声を聞かずにズカズカと家に上がり込むヅラ。
「ヅラじゃない!!桂だァァ!!」
こっちに突っ込むなや!!ヅラァァ!!
「てか、ヅラ。よくそんな呑気に歩いてて捕まらなかったな。」
「当たり前だ。俺を誰だと思っている。」
「ヅラだろ?」
「ヅラじゃない!!桂だ。」
はぁ、こいつら本日何回このやり取りすんだ。
「で、誕生日会って何かあんのか?」
「面白い事に、俺がケーキを持って来てやったぞ。」
「たりめぇだろ。普通そうゆうもんだ。」
「が、形は崩れてても文句を言うなよ。」
と言って、取り出した紙袋。
「…ヅラ。何でそんなに砂埃が目立つ?其れに、箱がところどころへこんでるんだ?」
いびつな袋を覗いて、ケーキの入った箱を持ちあげ銀時は言う。
「俺の愛情だ!!」
「誰がこんな歪んだ愛情いるかぁぁ!!」
そう言って、箱に入ったケーキを空に投げる銀時。
そして、投げて3秒後空に投げた箱は大きい音をたてて破裂した…?
「…ヅラ。アレ何が入ってた。」
「もちろん、ケーキと言えば蝋燭だろう。しかし、俺の家にはそんなものは無いからダイナマイトをたて——。」
「お前も一緒に爆発してこいぃぃ!!」
そう言って、銀時は愛用の木刀を桂に振りかざした。
「なぁぁ!!」
其の日、銀時の古き友人は星となった…。
「たく…。でも、まぁコレもありってもんだな…普通は嫌だけどな。」
桂の飛んで言った方を眺め、うっすら笑うと銀時は何処かに出かけて行った。